ファミマTカードの年会費やメリット・デメリットを解説!解約方法や注意点も
ファミマTカードは、ファミリーマートやTSUTAYAを利用する人に、特にメリットが大きいクレジットカードです。どのようなメリットがあるのか、デメリットや注意点などに触れながら紹介します。
- ファミマTカードは自由返済型のクレジットカード
- ファミマTカードの4つのメリット
- ファミマTカードの支払方法を一括払いに変更する2つの方法
- ファミマTカードの3つのデメリット
- ファミマTカードを解約する前に確認すべき4つの注意点
- ファミマTカードのメリット・デメリットを把握し効率的に利用しよう
ファミマTカードは自由返済型のクレジットカード
クレジット決済機能が付いたファミマTカードは、毎月の支払金額を自由に決められる「自由返済型のリボ専用カード」です。
ファミマTカードを使った買い物は、自動的にリボ払いとなり、金額に応じた最小支払金額以上であれば、自由に金額を決められます。
通常のポイント還元率は0.5%と並程度ですが、ファミリーマートの利用時には2%にアップ。日頃からファミリーマートをよく利用する人に、特におすすめのクレジットカードです。
ファミマTカードの4つのメリット
ファミマTカードは、ファミリーマートでの利用に特化しているのが大きな特徴です。
必然的に、ファミリーマートをよく利用する人にメリットがあるクレジットカードですが、その中から注目したい4つのメリットを紹介します。
- ファミリーマートで2%還元
- ファミリーマートで公共料金の支払いも可能
- Tポイント加盟店でTポイント二重取り
- ツアー代金やレンタカー料金が割引
1. ファミリーマートで2%還元
ファミマTカードは、全国のJCB加盟店舗で利用できますが、通常のポイント還元率は0.5%と並程度。
これといってうまみを感じない水準ですが、ファミリーマートでファミマTカードで使うと、ポイント還元率は2%にアップします。
飲料や食品のちょっとした買い物だとしても、毎日コツコツと貯めれば大きなポイントとなるでしょう。
2. ファミリーマートで公共料金の支払いも可能
電気、水道やガスなどの公共料金をコンビニで支払う際、ファミリーマートでファミマTカードを使って支払うと、Tポイントが還元されます。
ポイント還元率は0.5%ですが、毎月発生し金額も大きくなりやすい固定費の支払いは、Tポイントを効率よく貯めるチャンスです。
3. Tポイント加盟店でTポイント二重取り
ファミマTカードは、Tカード機能が備わっているため、Tポイント加盟店でクレジット決済をすればTポイントの二重取りが可能です。
ファミマTカード利用で獲得できるポイント+Tポイント提示で獲得できるのを合わせると、総獲得ポイントは1%〜1.5%になります。
4.ツアー代金やレンタカー料金が割引
ポケットカードトラベルセンター経由で申し込んだツアー代金を、ファミマTカードで支払うと、3~8%の割引特典があります。
また、対象のレンタカー会社利用時に「ポケットカード社発行のクレジットカード優待割引」と伝えるか、Web予約(タイムズカーレンタルのみ)で割引を受けることも可能です。
ファミマTカードは、旅行が好きな人や、レンタカーを借りてお出かけすることが多い人にもおすすめのクレジットカードです。
ファミマTカードの支払方法を一括払いに変更する2つの方法
ファミマTカードは、支払い方法の初期設定がリボ払いとなっていますが、一般的なクレジットカードと同じ一括払いに変更することも可能です。
ここでは、ファミマTカードの支払い方法を一括払いに変更する方法や、注意点について紹介します。
- 会員専用ネットサービスで変更する場合
- ファミマTカードを解約する方法や注意点
ファミマTカードの支払金額を変更する方法は「Web」と「電話」の2種類あります。支払日の前月25日ころまでに設定すると、翌1日の支払いから反映されます。
一括払い(「ずっと全額支払い」)は、月末締めの翌々月払いのため、設定期間は金額確定~25日ころまで約1カ月間設けられています。「ずっと全額支払い」に設定しても、後から「減額支払い」へ変更すれば、返済額の調整が可能です。
1. 会員専用ネットサービスで変更する場合
Webから支払方法を変更する手順は以下のとおりです。特に難しいことはなく、24時間好きなタイミングで手続きができます。
- 「会員専用ネットサービス」にログイン
- 会員メニューから「翌月のお支払金額変更」もしくは「毎月のお支払金額変更」を選択
- 案内に従って手続きを進める
2. 電話で変更する場合
以下のファミマTカードサービスデスクへ電話をかけて、支払方法を変更することも可能です。営業時間が17:30までと早いものの、サポートを受けながら確実に変更できます。
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電話番号:0120-230-553
(携帯電話からは0570-064-230) -
営業時間9:00~17:30(年中無休)
ファミマTカードの3つのデメリット
ここでは、ファミマTカードの以下デメリットについて解説します。
- 支払い方法の初期設定がリボ払い
- ネットから申込むと店頭支払いに設定される
- ファミリーマートやTSUTAYA以外ではあまりメリットがない
ファミマTカードは、ファミリーマートおよびTSUTAYAでのメリットに特化しているため、いずれかで利用しないとうまみが少ないのが大きなデメリットと言えるでしょう。
1. 支払い方法の初期設定がリボ払い
ファミマTカードは、リボ払いが初期設定のため、一括払いへ変更する手間がかかる点がデメリットです。
リボ払いのまま利用してもよいですが、支払金額や回数によっては、一括払いに比べて余計な利息や手数料がかかってしまいます。
2. ネットから申込むと店頭支払いに設定される
ファミマTカードには、「店頭支払いコース」と「口座引落しコース」の2種類がありますが、Webから申し込んだ場合は自動的に店頭支払いコースが選択されます。
店頭支払いコースは、ファミリーマート店頭に設置されているFamiポートから24時間支払える反面、いちいち店頭に足を運ばなければいけないのがデメリット。また、口座引落しコースを希望する場合は変更手続きが必要です。
3. ファミリーマートやTSUTAYA以外ではあまりメリットがない
ファミマTカードのポイント還元率は、ファミリーマートの利用で最大2%と高い水準ながら、基本は0.5%と高くありません。
また、TSUTAYAのレンタルサービス用で作るTカードの年会費も免除されますが、普段からTSUTAYAを利用しない人にとっては、うまみのない特典と言えます。
ファミマTカードを解約する前に確認すべき4つの注意点
ファミマTカードの解約手順と注意点を紹介します。
解約については、ファミマTカード(クレジットカード)は電話受付のみ。以下の手順にそって進めるだけなので難しくはありませんが、Webで完結できない点に注意が必要です。
解約の手続方法は以下の通りです。
- ファミマTカードサービスデスクへ電話(営業時間9:00~17:30/年中無休)
- 0570-064-230(携帯電話から)
- 0120-230-553(携帯電話以外から)
- 06-7635-2699(IP電話/携帯電話のかけ放題プランから)
- 音声ガイダンスに従って番号プッシュ
- ①「2」クレジット会員
- ②「2」各種変更
- ③「9」退会
- クレジットカード番号入力(「3587」からはじまる16桁の番号)
- 暗証番号(4桁)
- オペレーターに繋がるので最終確認
クレジットカード番号や暗証番号がわからない場合は、入力せずに待っていればオペレーターにつながるため、その旨伝えてください。
また、解約に際しては以下の注意点も理解しておきましょう。
- カード内Tポイントは失効する
- Tマネーやレンタル資格も失効する
- 未払い分は完済しておく
- ファミマTカードで支払っていたサービスの設定変更
それぞれについて詳しく解説します。
1. カード内Tポイントは失効する
ファミマTカードを解約すると、紐付いているTポイントも失効します。
そのため、解約する前に使い切るか、以下の方法で別のカードに移行しましょう。
ファミマTカードのTポイントを確認する方法
ファミマTカードで貯まったTポイント数は、Tカードの会員サイト「T-SITE(Tサイト)」または「Tカードサポートセンター」(0570-029-294/9:00~18:00/年中無休)へ問い合わせると確認できます。
また、各種アプリやファミマTカードで買い物をしたレシートでも確認可能です。
ファミマTカードのTポイントを移行する方法
Tポイントの移行はTサイトで行います。ファミマTカード(移動元)とポイントを移行するTカード(移動先)の2つを準備し、事前に移動先TカードをYahoo! JAPAN IDに登録しておくなどの準備が必要です。
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移動元、移動先2枚のTカードを用意
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いずれも必要な情報登録済み、本人名義かどうか確認
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移動先TカードをYahoo! JAPAN IDに登録
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移動元Tカードに登録している電話番号で発信できる電話を用意
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Tサイト「Tカードポイント移動手続き」へアクセスし、移行パターンに応じた「手続き開始」を選択
a. すでにYahoo! JAPAN IDに登録してあるTカードを変更してTポイントを移行する
b. Yahoo! JAPAN IDに登録しているTカードにTポイントを移行する
c. Yahoo! JAPAN IDに未登録のTカードへTポイントを移行する -
Yahoo! JAPAN IDを入力
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移動元(ファミマTカード)のTカード番号を入力
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移動先Tカード番号を入力
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移動元(ファミマTカード)に登録してある電話番号で「Tカード認証ダイヤル」へ発信
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音声ガイダンスに従い「ポイントを移動する」ボタンを押す
ポイントは、移動元に登録されている電話番号で発信すること。登録してある電話番号が違う場合は、事前に現在の電話番号へ変更しておきましょう。
上記手順を完了すればファミマTカードで貯めたTポイントは移行できますが、Tマネーを移行したい場合は別途手続きが必要です。
2. Tマネーやレンタル資格も失効する
ファミマTカードの場合、Tカードにチャージして利用できる電子マネー「Tマネー」の移行はできません。
通常であれば、移行元と移行先のTカードを用意して「Tカードサポートセンター 自動音声サービス」(0570-029294)から手続きできますが、クレジット機能付きTカードは移行対象外。一度チャージしたTマネーは返金もできないので、事前に使い切る必要があります。
また、レンタル資格も失効するため、引き続きTSUTAYAでレンタルを利用する場合は、店頭やアプリから新たにTカード作成が必要です。別のTカードがあればそちらを利用できますが、ファミマTカードのT会員ランクは引き継げません。
Tマネーを移行する方法
Tマネー自体は、以下の手順により移行できます。
- 移行元、移行先のTカードを手元に用意
- 移行元に登録してある電話番号から「Tカードサポートセンター 自動音声サービス」(0570-029294)へ発信
- 音声ガイダンスに従って手続きを完了
移行できるのはTポイント、Tマネー、T会員ランクの3つのみ。
レンタル会員資格やTカードW登録サービスは引き継げないため、再登録手続きが必要です。なお、クレジット機能を含む決済機能が付いているTカードは対象外となります。
3. ファミマTカードでの未払い分は完済しておく
ファミマTカードに限らず、通常クレジットカードを解約する際に未払い(ショッピング、キャッシング)があると一括請求される可能性があります。
突然の高額請求で支払いが滞りクレヒスに傷をつけることのないよう、事前に会員専用ネットサービスやファミリーマート内の「famiポート」で未払い金額の状況を確認しておきましょう。
4. ファミマTカードで支払っていたサービスの設定変更
公共料金や携帯電話料金など、毎月の支払いをファミマTカードに設定していた場合は変更手続きが必要です。
それぞれの支払先ごとに手続きを行い、滞りなく支払いが行われるように設定しましょう。
ファミマTカードのメリット・デメリットを把握し効率的に利用しよう
ファミマTカードは、ファミリーマートやTSUTAYAなどTポイント関係の利用が多い人にとってはメリットが大きいクレジットカードです。
人によってうまみが少ないなどのデメリットもありますが、年会費無料なので保有コストはゼロ。リスクなく特典だけを受けられるので、持っていて損はないでしょう。
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