クレジットカード会社別締め日一覧表|注意点や残高不足の場合の対処法も解説
クレジットカードで買い物をした際に、支払日は認識していても、締め日のことまで意識していない人も多いのではないでしょうか。この記事では、クレジットカードを利用するならチェックしておきたい「締め日」について詳しく解説します。
- クレジットカードの締め日・確定日・支払日の違いと注意点
- 主要クレジットカード会社の締め日一覧
- 引き落としに間に合わなかったときの対処法
- 締め日だけでなく普段からクレジットカードの請求内容をチェックしよう
- クレジットカードは締め日と支払日を把握し、残高不足に注意しよう
クレジットカードの締め日・確定日・支払日の違いと注意点
最初に、クレジットカードの「締め日」「確定日」「支払日」について知っておきましょう。
「締め日」とは、カード会社が月ごとの請求料金を確定する締切日。利用者から見ると、クレジットカードの利用料金が確定する日です。次に「確定日」は、お店からクレジットカード会社に請求が確定した日です。
最後に「支払日」は、クレジットカードの利用料金を支払う日。つまり、銀行口座から引き落とされる日です。このとき、残高不足などで支払日にお金が引き落とせない状況が続くと、個人の信用情報に関わる場合もあるため気をつけましょう。
- 「締め日」「確定日」「支払日」は一律で決まっていない
- クレジットカードの締め日の時間や曜日に関する注意点
- 支払日の時間や曜日に関する注意点
1. 「締め日」「確定日」「支払日」は一律で決まっていない
クレジットカードの締め日と支払日は、カード会社によって異なります。また、お店によってカード会社へ請求処理にかかる期間が異なるため、確定日は買い物をした店によって異なる点に注意しましょう。
店の請求日によっては実際に買い物をした日と、確定日にタイムラグが生じます。タイミングによっては締め日をまたいでしまい、締め日の前に買い物をしたにもかかわらず、翌月分にずれ込むこともあります。
大量に買い物をしたり、海外でクレジットカードを使った際などには、特に発生しやすいことを知っておきましょう。
2.クレジットカードの締め日の時間や曜日に関する注意点
クレジットカードの締め時間は、原則として締め日の24時までです。
また、締め日は曜日や祝日などに影響されません。平日の場合はもちろん、土・日・祝日でも、締め日当日の23時59分までがその月の請求分となります。
例えば、毎月15日が締め日のクレジットカードを利用している場合、15日の23時29分までが締め日当日です。
3.支払日の時間や曜日に関する注意点
銀行が休みの日は引き落としができないため、支払い(銀行口座からの引き落とし)は土・日・祝日には行われません。
引き落とし日が土・日・祝日に重なる場合は、次の営業日に引き落とされることが一般的です。しかし、カード会社によっては前日の金曜に前倒して引き落とされることもあるため、事前に確認しておきましょう。
引き落とし時間は金融機関やカード会社によって異なります。銀行の始業とともに引き落とすカード会社もあるため、残高不足を防ぐために前日までに入金しておきましょう。
主要クレジットカード会社の締め日一覧
国内の主要クレジットカード会社の、締め日と支払い(引き落とし)日を、50音順で一覧にまとめました。
複数枚のクレジットカードを所有している人や、これから新しく申し込みを検討している人は、締め日と支払日のスケジュールしっかり確認しておきましょう。支払い遅延のリスクを避けるために、支払日が給料日の後に設定されているカードを選ぶ方法もありますよ。
※情報は2021年11月時点のものです。詳細は各会社のサイトにてご確認ください。
引き落としに間に合わなかったときの対処法
引き落とし口座に現金を入れるのを忘れてしまったり、入金が間に合わなかったりすると、場合によっては「支払い遅延」と判断され、信用情報に傷がついてしまいます。
そのため、支払日当日に残高不足に気づいたり、手元に現金がなくて入金できなかったりした場合は、早めにクレジットカード会社へ連絡することが大切です。
- 口座残高が足りなかったときの支払い方法と注意点
- クレジットカードの請求額が支払えない場合もカード会社へ連絡を
1.口座残高が足りなかったときの支払い方法と注意点
口座残高が足りなくて引き落としができなかったことに後で気付いた場合、クレジットカード会社に連絡をすると、再支払いの案内があります。
再支払いの方法はクレジットカード会社によって異なります。支払う側の都合ではなく、クレジットカード会社が指定する方法で支払いを行いますが、以下の方法が一般的です。
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カードの引き落とし口座から後日もう一度引き落としの手続きがされます。指定の引き落とし日までに口座に入金しておきましょう。
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カード会社に指定された口座に振り込む方法です。銀行によっては振込手数料が掛かります。
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コンビニなどで支払うための振込用紙が郵送されます。振込用紙が届いたら、指定日までに振り込みましょう。
2.クレジットカードの請求額が支払えない場合もカード会社へ連絡を
思いがけない支出があったり一括払いの支払いが重なったりすると、引き落とし日までに必要なお金が用意できない場合もあるかもしれません。事前にわかっていれば、「支払い遅延」になるのを避けるために、クレジットカード会社に早めに連絡しましょう。
クレジットカード会社に相談すると、締め日を過ぎた後でもリボ払いに変更できるサービスが利用できます。
ただし、手続きには数日間かかったり、カード会社によっては最低金額が決まっていることもあるため、注意が必要です。
締め日だけでなく普段からクレジットカードの請求内容をチェックしよう
カード会社は、毎月何にいくら使ったか分かるように、利用履歴を記載した請求書を発行しています。請求書は毎月1回発行され、締め日の後に郵送、または常時Webサイトで照会できるようになっているのが一般的です。
紙の請求書は、手元での保管には便利ですが、月1回しか発行されないため、反映がWeb明細と比べて遅い点がデメリット。また、カード会社によっては請求書の発行や郵送に、手数料がかかることもあります。
紙の請求書の送付を手配している場合でも、同時にWeb明細に登録してこまめに確認すると使いすぎも防げるでしょう。請求書を見るときには、以下のポイントをチェックするのがおすすめです。
- 請求金額と支払日を把握しておく
- 利用履歴・内容をこまめにチェックする
- 次の支払日までの利用限度額がわかる
1.請求金額と支払日を把握しておく
請求内容を確認するとき、まずチェックするべきポイントは今月の請求金額と支払日です。
確定した請求金額を把握したら、残高が足りなくならないように、引き落とし日よりも前に銀行口座に入金しておきましょう。引き落とし日が月曜日の場合は、金曜日までに入金しておく必要があります。
2.利用履歴・内容をこまめにチェックする
利用履歴とその内容もできるだけこまめにチェックしましょう。カードで大きな買い物をした月はもちろんですが、ほとんどクレジットカードを使わなかった月や、買い物をしていない月も、覚えのない請求がないかを確認しましょう。
明細をしっかり確認しないと、クレジットカードの不正利用や思わぬ出費などがあった場合に気がつけません。
また利用履歴を確認することで、自分がいくら使ったかを客観的に見られます。Web明細なら、請求が確定していない締め日前の利用履歴も確認できるため、カードの使いすぎにも気づけるでしょう。
3.次の支払日までの利用限度額がわかる
Webでも紙でも、クレジットカードの請求書には、利用限度額の残高が記載してあります。
利用限度額は、前月の料金が引き落とされるまでは回復しません。そのため、現時点での利用限度額がわかれば、次の締め日までクレジットカードを計画的に利用できます。
限度額が足りない場合は、クレジットカードの増枠を検討するのもよいでしょう。ただし、継続的な増枠はカード会社による審査があるため、必ずしも申請が通るわけではありません。
クレジットカードは締め日と支払日を把握し、残高不足に注意しよう
クレジットカードで買い物をするときに締め日を意識すると「今月は買いすぎたから、明後日の締め日を過ぎてから買って、来月分に回そう」「来月は大きな買い物の予定があるから、この買い物は締め日がくる前に済ませておこう」などの判断や調整ができるようになります。
クレジットカードの締め日を意識して、支払いに遅延や延滞がないよう計画的に活用しましょう。
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