中学生はクレジットカードではなくプリペイドカード!安全に使える10枚を紹介
中学生はクレジットカードを持てません。代わりに、安全性が高く審査不要で手に入る「プリペイドカード」を持ちましょう!ゲームやアプリの課金に最適なカードから、海外旅行や留学に持っていけるカードまで、10枚ご紹介します。
- 今すぐネット決済できるカードが欲しい中学生は「バンドルカード」
- 中学生がクレジットカードを持てない理由
- 中学生でも持てる「プリペイドカード」5つの特徴を解説
- 【目的別】中学生におすすめのプリペイドカード10選
- 中学生がプリペイドカードを使うときの注意点
- 中学生はクレジットカードではなくプリペイドカードを使おう
今すぐネット決済できるカードが欲しい中学生は「バンドルカード」
今すぐネット決済可能なカードが欲しい中学生のみなさんには、Visaが発行するバンドルカードがおすすめ。専用アプリから申し込めば、最短1分で「バーチャルカード」とよばれるネットショッピング専用のカードが発行されます。
お金はコンビニやネット銀行から気軽にチャージ可能。また、「ポチっとチャージ」機能を利用すれば、翌月末までの好きなタイミングで払い込むことができるので、早急にお金が必要な人にもぴったりです。
今回は、他にも中学生におすすめできるプリペイドカードを目的別に10枚ご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね!
中学生がクレジットカードを持てない理由
「早くクレジットカードを持ちたい!」という中学生も多いと思いますが、残念ながら、中学生はクレジットカードを持てません。その理由は以下の2つ。
- そもそも18歳以下は申し込み不可
- クレジットカードは安定した収入が求められる
それぞれ解説します。
①18歳以下は申し込み不可
クレジットカードを発行するには、カード会社による審査に通過する必要があります。高校を卒業した18歳以上でなければそもそも審査を受ける資格がなく、どんな事情があろうとクレジットカードを発行できません。
②安定した収入も求められる
クレジットカードは、本人の代わりにカード会社が支払い、後でまとめて返済するシステムです。そのためカード会社は「収入が不安定な人にお金を貸すと、踏み倒されるかもしれない」と考え、学生やフリーターのような収入が不安定な人は、審査を通過させません。
中学生が自分名義のカードを持つなら、クレジットカードは一旦諦めてプリペイドカードを持つという選択が現実的です。
中学生でも持てる「プリペイドカード」5つの特徴を解説
プリペイドカードとは、以下の5つの特徴を持ったカードです。
- 前払いチャージ式
- 安全性が高い
- 費用がかからない
- 原則審査なし
- 海外でも使える
クレジットカードと比較しながら、プリペイドカードの特徴や機能を詳しく解説していきます。
①前払いチャージ式
プリペイドカードは、基本的に事前にお金をチャージしておき、なくなるまで使えるというシステムです。うっかり使いすぎたり、後で高額請求が来たりして慌てることなく、最初に決めた金額だけを計画的に利用できます。
「そもそもクレジットカードとプリペイドカードは何が違うの?」と思った方は、カードの種類と支払い方法をチェックしておきましょう!
-
クレジットカード:後払い
一旦カード会社が支払いを肩代わりし、翌月にまとめて返済できる。手持ちが無くても高額な買い物ができるが、返済が滞るとブラックリストに載る。 -
デビットカード:即時払い
銀行口座から直接引き落とされる。銀行口座にある金額分は利用可能で、それ以上は使えない。 -
プリペイドカード:前払い
事前にお金をチャージし、なくなるまで利用できる。なくなったら再チャージできる「チャージ型」と、機能を失う「使い切り型」の2種類がある。
クレジットカードは、毎月数十万の収入がある社会人こそ使いこなせるもの。限られたお小遣いの中でやりくりする中学生にとっては、あまり便利とはいえません。
中高生のうちは、利用額をコントロールできるプリペイドカードのほうが安心して使えるはず。
②安全性が高い
プリペイドカードは安全性が高いことも、中学生におすすめできる理由のひとつです。カードを落としたり不正利用されたりしてもチャージしていた金額以上の損害はないので、比較的安心して使えますね。
またプリペイドカードは、発行するとき住所や学校名などの個人情報を打ち込む必要がありません。万が一トラブルに巻き込まれても、個人情報が漏洩(ろうえい)することはないでしょう。
③費用がかからない
多くのクレジットカードは、持っているだけで数千~数万円もの年会費が必要です。
一方、プリペイドカードは発行手数料・年会費ともに無料。少しでもお金を節約したい学生にぴったりですね。
④原則審査ナシ
ほとんどのプリペイドカードは審査がないため、中学生や高校生でも問題なく発行できます。
そもそもクレジットカードの発行に審査があるのは、カード会社が支払いを踏み倒されてしまうリスクを回避するためです。一時的に支払いを肩代わりするという仕組み上、毎月返済できるだけの支払い能力があるかどうかを、収入や社会的地位から判断する必要があります。
一方、プリペイドカードは前払いなので踏み倒されるリスクがありません。そのため、わざわざ審査を行って会員を減らす必要がないのです。
⑤海外で使える
クレジットカードと同じように、海外旅行先で使えるプリペイドカードもあります。事前にチャージした分が利用できるのはもちろん、家族が日本からチャージすることもできるので、旅先で残金不足になったり金銭トラブルに巻き込まれたりしても、すぐに対応できますね。
海外で使えるプリペイドカードは、次の章でご紹介します。留学や旅行に持っていくカードを探している方は必見です!
【目的別】中学生におすすめのプリペイドカード10選
中学生におすすめのプリペイドカードやデビットカードを、目的別にご紹介します。
- ゲーム課金やネットショッピング向け
- 海外留学・旅行におすすめ
- コンビニで買える使い切り型
- デビットカードにこだわるなら
カードを発行する目的に合わせて、チェックしてみてくださいね。
ゲーム課金やネットショッピングにおすすめのカード
まずは、ゲーム課金やネットショッピングにおすすめのカードを3枚紹介します。今すぐ課金できるカードやネット決済できるプリペイドカードを集めました。
①最短1分で発行!バンドルカード
バンドルカードは、国際ブランドVisaが発行しているプリペイドカードです。アプリをダウンロードすれば最短1分で「バーチャルカード」が発行され、すぐにアプリ課金やネット決済で使えます。
また、バンドルカードはチャージや支払いをするとすぐにアプリに通知が来たり、いつでも利用履歴をチェックできたりと、自己管理のしやすさも抜群。「今月は3000円まで」などと上限を決め、計画的に利用してくださいね。
-
今すぐ決済できるカードが欲しい
-
利用可能店舗の多いカードが欲しい
-
利用履歴はしっかりチェックしたい
②誰でも発行できる!dカード プリペイド
「dカード プリペイド」は、中学生から申し込みできるプリペイドカードです。docomoが発行していますが、docomo以外の携帯を使っている方やスマホを持っていない方でも発行できます。
dカードは、国際ブランドMasetercard(マスターカード)か、iD(アイディ)の支払いに対応している店で利用可能。Amazonや楽天などの大手通販はもちろん全て対応しています。
また、ローソンからもチャージできるのも中学生に嬉しいポイントですね。「チャージする度に親に了承をもらうのはちょっと…」と思う方も安心です。
-
誰でも持てるカードが欲しい
-
コンビニからチャージしたい
-
家族や自分がdポイントを貯めている
③auユーザーなら!au PAYプリペイドカード
自分名義でau携帯を持っており、au IDアカウントがあるなら、「au PAY プリペイドカード」もおすすめ。公式の調査によるとauユーザーの2人に1人が持っているほど普及しているカードで、200円の利用で1Pontaポイントが貯まります。
こちらもアプリやWebのほか、ローソンでもチャージが可能なので、中学生でも問題なく使えますね。また「auじぶん銀行」を開設すれば、足りないときにリアルタイムでチャージできる機能などが使え、さらに便利に。
-
auユーザーである
-
コンビニからチャージしたい
-
リアルタイムチャージ機能を使いたい
海外留学・旅行に持っていくカード
続いては、海外旅行や海外留学におすすめのプリペイドカードを3枚紹介します。国際ブランドが海外対応しており、日本からも遠隔でチャージ可能なカードを集めました。
①海外で使えるプリカの決定版!NEO MONEY
NEO MONEYは、海外旅行・海外留学に行く学生に最もおすすめできるプリペイドカードです。チャージ上限額は最高100万円、年間チャージ可能額は1,500万円と、プリペイドカードの中では非常に高く設定されているため長期間の滞在でも不自由はないはず。
また、NEO MONEY独自のお得な為替レートで両替できます。
▼NEO MONEYの為替レート一覧。
日本で現地の通貨に両替するより断然お得です。特に香港では12%、タイやオーストラリアでは8%もの差があるので、ぜひ海外旅行や海外留学のおともにしてくださいね。
-
海外旅行や留学に行く予定がある
-
利用額に余裕のあるカードが欲しい
-
お得なレートで両替したい
②シェア率No.1のVISA発行!バンドルカード
Visaが発行する「バンドルカード」も、海外旅行や留学に最適です。Visaは国内外の約3,810万店が加盟しており、世界一の普及率を誇るので、対応店舗を気にせず安心して使えます。
ただし、毎月のチャージ上限額が12万円までと低めに設定されているので注意が必要です。長期の旅行や旅行には、利用可能額の高いプリペイドカードやクレジットカードと2枚持ちするのがおすすめ。
▼月間チャージ上限額は基本的に変更できません。
-
高額なカードを持ち歩くのは不安
-
世界中で使えるカードが欲しい
-
短期の旅行や留学に行く予定がある
③両替の手間いらず!GAICA(ガイカ)カード
国際ブランドVisaが発行する「GAICAカード」は、世界200以上の国と地域で利用可能なプリペイドカード。事前に日本円でチャージしておけば、海外のATMから現地の通貨で引き出せます。
さらに、ロンドンの公共交通機関やシンガポールのタクシーなどVisaタッチ決済対応に対応している交通機関なら、GAICAカードを交通系IC代わりに利用可能。
言葉の通じない国で、切符や定期券を購入するのは難しいはずです。旅行先や留学先でVisaタッチ決済可能な公共交通機関が普及しているかチェックし、使えるようならGAICAカードを準備して行くことをおすすめします。
-
面倒な手続きなしで外貨に両替したい
-
世界中で使えるカードが欲しい
-
海外の公共交通機関で利用したい
コンビニで買える使い切り型カード
最後に、中学生でもコンビニで購入できる使い切り型のプリペイドカードを3枚紹介します。保護者の許可なしで、お小遣いから好きな金額分だけ買えるカードを選びました。
①App Store & iTunes ギフトカード
iPhoneやiPadなどのApple製品で利用できる「App Store & iTunes ギフトカード」。1,500円、3,000円、5,000円、10,000円のいずれかを選べる金額固定型カードと、1,500~50,000円までの好きな金額をチャージできるバリアブル型カードがあります。
Apple Musicの支払いや電子書籍、マンガの購入、有料アプリの購入や課金など、iPhoneの様々なサービスで利用可能です。コンビニやスーパーのレジに持っていけば、中学生でも購入できますよ。
-
Apple関連の課金や購入がしたい
-
iPhoneユーザーである
-
コンビニで買えるカードが欲しい
②Google Play ギフトカード
「Google Play ギフトカード」は、androidユーザー向けのプリペイドカード。Google PlayムービーやGoogle Play ミュージック、Google Playゲームなどの購入や課金で利用できます。
コンビニで買えるプリペイドカードは、1,500円、3,000円、5,000円、1万円、2万円の金額固定型カードと、1,500~50,000円までの好きな金額をチャージできるバリアブル型カードの2種類。予算に合わせて購入しましょう。
-
Google play関連の課金や購入がしたい
-
アンドロイドユーザーである
-
コンビニで買えるカードが欲しい
③LINEプリペイドカード
「LINEプリペイドカード」は、LINEスタンプや占い、LINEマンガなどで利用可能なプリペイドカード。金額固定タイプは1,000円分、3,000円分、5,000円分の3種類があり、好きな金額だけチャージできるバリアブルタイプは1,500~50,000円分まで対応しています。
カードのデザインは、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートなど各コンビニで異なるので、お気に入りのデザインを探してみるのもいいですね!
-
LINE スタンプやLINEマンガで利用する
-
コンビニで買えるカードが欲しい
デビットにこだわる中学生におすすめのカード
最後に「プリペイドカードではなくデビットカードにこだわりたい」「銀行から直接引き落としてほしい」と思っている方におすすめのデビットカードを紹介します。クレジットカードの練習にも最適です。
①J-Debit(ジェイデビット)
三井住友銀行が発行するJ-Debit(ジェイデビット)は、三井住友銀行のキャッシュカードを持っていれば誰でも利用可能。年齢制限や審査などが無く、唯一中学生でも持てるデビットカードです。
ただし、J-Debitの利用は国内のみに限られており、海外では使えないので注意してくださいね。留学や海外旅行に持っていくカードを探している方は、別のカードを選びましょう。
-
銀行口座から直接支払いたい
-
海外で使う予定はない
-
クレジットカードの練習がしたい
中学生がプリペイドカードを使うときの注意点
最後に、中学生がプリペイドカードを使う時の注意点を3つ解説します。
- キャリア決済の場合は親に相談を
- 分割払いはできない
- チャージ手数料がかかることも
カードのチャージ額がスマホの料金と一緒に引き落とされる「キャリア決済」の場合、保護者の方と相談して金額を決めておくことが重要。うっかり使い過ぎて、後で高額な請求が来た…なんてことにならないよう、利用履歴もマメに確認してくださいね。
また、チャージの方法によっては手数料がかかることもあります。特にインターネットからのチャージで1回につき200~300円程度かかるケースが多いので、必ず確認してからチャージすべきです。
中学生はクレジットカードではなくプリペイドカードを使おう
中学生はクレジットカードを持てませんが、代わりにプリペイドカードを発行してみましょう!前払い式なので使いすぎることなく、計画的に利用できます。
自分にぴったりのカードを見つけて、キャッシュレス生活の第一歩にしてくださいね。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。