【徹底比較】ANAカード〈学生用〉は全3種類!マイル還元率・特典をわかりやすく解説
ANAマイルが貯まる年会費無料のクレジットカード、ANAカードANAカード〈学生用〉。全3種類を徹底比較し、あなたにぴったりのカードを提案します。卒業後のANA一般カードについても紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
- ANAカード〈学生用〉は年会費無料の学生カード!
- 学生がANAカードを作るメリット
- ANAカード〈学生用〉3種類の違いを解説!
- ANAカード〈学生用〉で貯めたマイルの移行方法
- 卒業後はANAカード〈一般〉に切り替わる!ボーナスマイルも
- ANAカード〈学生用〉でよくあるQ&A
- マイルを貯めたい学生はANAカードがおすすめ
ANAカード〈学生用〉は年会費無料の学生カード!
ANAカードには、右上に描かれた「STUDENT」マークが目印の、学生専用カードがあります。在学中は年会費無料で持つことができ、還元率は1.0%と平均以上なので、年に1回以上は国内旅行に行く学生や、ANAマイルをお得に貯めたい学生には最適なクレジットカードです。
学生がANAカードを作るメリット
ANAが発行する「ANAカード」は、クレジットカードだけで全32種類あります。中でも学生なら断然「ANAカード〈学生用〉」がおすすめ。
そこでまずは、「ANAカード〈学生用〉」を作るメリットを6つご紹介します。
- 在学期間中は年会費無料
- ボーナスマイル10%
- スマートU25 利用時もマイル積算が100%
- 年間100万円までショッピング補償
- 提携ホテルが5%オフ
- マイルを家族と共有できる
- 保険が自動付帯
それぞれ詳しく解説します!
①在学期間中は年会費無料
ANAカード〈学生用〉は、在学期間中なら年会費無料で持てます。
しかも、国内発行のクレジットカードの平均還元率が0.5%程度といわれる中、ANAカード〈学生用〉は還元率1.0%。無料で持てるカードの中では最高水準といえます。
②ボーナスマイル10%
ANAの飛行機に搭乗する際、ANAカード〈学生用〉で支払えば、フライトボーナスマイルとして【基本フライトマイルの10%】が加算されます。
基本フライトマイルは、移動距離が長く、座席のクラスが高いほどアップするので、海外留学や海外旅行で長距離フライトの予定がある方は、特に作っておくべきです。
③スマートU25 利用時もマイル積算が100%
12~25歳の若者が、搭乗日に限り格安で航空券を購入できる「スマート25」。購入するチケットによるものの、平均で55~60%オフという破格の安さに割り引かれる人気のサービスです。
「スマート25」を利用する唯一のデメリットは、フライトでもらえるマイルが50%にダウンすることでした。しかし、ANAカード〈学生用〉で航空券を購入すると、きっかり100%分のマイルがもらえるんです。
④年間100万円までショピング補償
クレジットカードで購入した商品が破損・盗難にあった場合、年間100万円まで補償してくれる「ショッピング保険」が付帯しています。
年間100万円という上限額は、学生カードのみならず、他社の一般カードと比べても見劣りしない金額。普段使いなら十分ですね。
⑤提携ホテルが5%オフ
ANAカード〈学生用〉を持っていると、ホテルの宿泊料金もお得に。ANAが提携する『インターコンチネンタル ホテルズ グループ(IHG®)』、ANAの共同ブランドホテル、ANAホテルでは、ベストフレキシブル料金からさらに5%OFFで宿泊できます。
ベストフレキシブル料金とは、予約日や滞在の日程によって料金が変動するお得な宿泊料金プランのこと。宿泊費を少しでも節約するために、料金の安い日を狙って予約する学生も多いでしょうが、最安値からさらに割引が適用されるのは嬉しいポイントです。
⑥ANAカードファミリーマイルでマイルを家族と共有
ANAカード〈学生用〉を持つと、「ANAカード ファミリーマイル」に参加できます。これは、家族がそれぞれ貯めたマイルを、特典交換に必要な数だけ合算して利用できるサービスです。
「マイルと航空券を交換したいのに、微妙に足りない!」なんてときも、家族間で移行できると非常に便利。家族でマイルを貯めている方は、ぜひ申し込んでおきましょう!
⑦保険が自動付帯
旅行先で死亡・後遺障害の事故に遭ったとき、最高1000万円まで海外旅行損害保険が下ります。嬉しい自動付帯なので、旅先でANAカードを利用していなくても大丈夫。
ただし、死亡事故の保険金額としてはかなり安めに設定されているため、ANAカード〈学生用〉1枚では正直不十分です。海外旅行や留学に行くなら、別途専用の保険に加入するか、保険金額の高いクレジットカードとの2枚持ちを検討しましょう。
ANAカード〈学生用〉3種類の違いを解説!
ここまで、ANAカード〈学生用〉に共通するメリットを見てきました。しかし実は、国際ブランド「Visa・Mastercard」と「JCB」のどちらを選ぶかで、還元率や手数料などが変わってきます。
JCB発行のカードは機能が異なる
VisaとMastercardブランドは三井住友カード、JCBブランドはJCBが発行しています。前者2枚は同じ会社が発行しているだけあってスペックはほぼ変わらないので、自分の好みで選んでOKです。
一方、JCBを選ぶと、以下の5点が異なります。
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世界中で使うならVISAかMastercard
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安くお得にマイルを貯めるならJCB
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ネットショッピングはどちらもお得
三井住友カードが発行するVisaとMastercard、JCBカードが発行するJCBに分けて、それぞれの項目を詳しく見ていきましょう!
VISA/Mastercard発行カードの特徴
- 【シェア率】世界中で使える
- 【手数料】毎年6,600円の手数料がかかる
- 【独自特典】正直おすすめできない
- 【ネットショッピング】還元率大幅UP
- 【プリペイド】無料チャージ可能
上記の5項目を踏まえ、VisaやMastercardの特徴をひとつずつ見ていきましょう。
①【シェア率】世界中で利用可能!
現在、クレジットカードにおける知名度・シェア率No.1の国際ブランドはVisa、2位がMastercardです。
「旅行中にクレジットカードを使おうと思ったら、国際ブランドが対応していなかった!」と焦るのは困りますよね。日本国内で使うならJCBでも全く問題ありませんが、海外旅行や海外留学で使用する予定があるなら、VisaかMastercardを選ぶのが無難です。
②【手数料】毎年6,600円の手数料がかかる
Visa・Mastercardが発行するANAカード〈学生用〉では、税込み200円の利用につき1Vポイントが付与されます。1Vポイントの交換レートは以下の2種類から選択できますが、「10マイルコース」とよばれる還元率1.0%のコースを選ぶと、なんと手数料が毎年6,600円もかかるんです。
5マイルコースと10マイルコースは、1000円の買い物で5マイル(=10円分程度)の差が生まれます。つまり、年会費6,600円の10マイルコースを選んでお得になるのは、年間66万円の買い物をする方のみ。
ファーストクラスにアップグレードするなどして、マイルの価値をアップさせる方法もありますが、学生には非現実的ですよね。無難に5マイルコースを選択するのがおすすめです。
③【独自特典】正直おすすめできない
三井住友カードが発行するカードは、「マイ・ペイすリボ」の利用でマイル付与率が+0.3%になるという独自特典があります。「マイ・ペイすリボ」とは、自分が設定した上限額を超えると自動的にリボ払いになるサービスです。
ただし、リボ払いは金利手数料が15%と非常に高額なので、管理が不安な方には絶対におすすめできません。0.3%のマイル目当てでリボ払いを選ぶと結局赤字になる可能性大なので、学生のうちはリボ払いに手を出さないでおきましょう。
④【ネットショッピング】還元率大幅UP
ネットショッピングをする際、「ポイントUPモール」を経由するだけで、還元率が最大で9.5%加算されます。「そんなにお得なんて怪しい…」と思うかもしれませんが、通販サイトとカード会社が提携して行っている宣伝の一種であり、客側には何の影響もないので安心してくださいね。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、PayPayモールなどの大手ネットショッピングサイトは網羅しているので、ネットショッピングをするときは必ずポイントUPモールを経由することをおすすめします。
⑤【プリペイド】カードを無料で発行可能
Visaが発行するANAカード〈学生用〉なら、「ANA Visaプリペイドカード」を無料で発行できます。月々の総合利用金額に応じて、還元率0.5%でANAマイルが貯まるカードです。
クレジットカードを持つ以上、あえてプリペイドカードを持つ必要はないという方も多いでしょうが、プリペイドカードとしては優秀な還元率なので、作っておいて損はありませんよ。
JCB発行ANAカード〈学生用〉の特徴
- 【シェア率】海外で使えない可能性も
- 【手数料】還元率1%コースでも無料
- 【独自機能】不正検知システムを導入
- 【ネットショッピング】還元率大幅UP
- 【プリペイド】カード発行可能
以上の5項目を踏まえて、JCB発行カードの特徴をひとつずつ見ていきましょう。
①【シェア率】海外では対応していない可能性も
JCBとは、Japan Credit Bureau(日本クレジットビューロー)の略で、名前の通り日本のクレジットカード会社。日本国内で使うには問題ありませんが、海外では対応していない場合もあるため、旅行に持っていくには少し心配です。
とはいえ、盗難や紛失のリスクを考えると、海外に行く際は2~3枚のクレジットカードを携帯しておくのが普通。VisaやMastercardのクレジットカードを既に持っているなら、ANAカードはJCBを選んでも問題ありません。
②【手数料】還元率1%コースでも無料
JCB発行のANAカード〈学生用〉なら、なんと還元率1.0%コースでも移行手数料が不要。VisaやMastercardは6,600円かかることを考えると、日々の生活でお得にマイルを貯めたい方は、JCB発行のANAカード〈学生用〉がおすすめです。
③【独自機能】不正検知システムを導入
紛失や盗難による不正利用を心配する方も多いはず。そんな方のために、JCBが発行するカードは、不正検知システムを導入しています。
不正使用を24時間365日体制でチェックしており、紛失届けを出した日から60日以内の損害額を補償してもらえる、安心の仕組みです。
④【ネットショッピング】還元率大幅UP
JCBカードを使ってネットショッピングをするなら、Oki Dokiランドを経由しましょう!
amazon、楽天市場、ヤフーショッピングなどの大手通販サイトが揃っており、ポイント還元率が2~20倍へと大幅にアップします。
⑤【プリペイド】無料カードを発行可能
学生用ANAカードを持つと、お得な「ANA JCB プリペイドカード」を無料発行・無料チャージできます。「ANA JCB プリペイドカード」で支払うと、以下のいずれかの特典が受けられるので、クレジットカードとあわせて利用してみましょう。
▼2種類のコースから選択可能。マイルコースの方がお得です。
ANAカード〈学生用〉で貯めたマイルの移行方法
クレジットカードの利用で貯めたポイントをマイルに移行する際、都度移行と自動移行の二択から選択できます。VisaやMastercardなら都度移行、JCBなら自動移行がおすすめです。
VISA/Mastercardなら都度移行がおすすめ
先ほど伝えたように、「10マイルコース」は移行手数料として6,600円かかるため、毎年ポイントがマイルに移行される「自動移行コース」を選ぶとかなりの痛手になります。
ポイントの有効期限が2年なので、失効ギリギリまでポイントを貯め、2年に1回マイルに移行するのが賢い選択。費用を実質半額に抑えられます。
JCBカードなら自動移行が便利
JCB発行のANAカード〈学生用〉の場合は、ポイントからマイルへの移行費用がかからないので、自動移行コースでOKです。「気づいたらポイントの有効期限が切れていた…」なんてことにならないためにも、自動移行コースを選びましょう。
卒業後はANAカード〈一般〉に切り替わる!ボーナスマイルも
ANAカード〈学生用〉は、名前の通り在学中しか持てません。卒業するとANAカード〈一般〉に自動で切り替わり、卒業ボーナスとして2,000マイル付与されます。
2年目以降の年会費が2,200円発生してしまうものの、ANAカード〈学生用〉同様オトクにマイルを貯め続けられます。なお、大学院の進学や留年などで卒業予定年以降も学生でいる場合、カード会社に連絡し、学生カードに再度申し込んでくださいね。
ANAカード〈学生用〉でよくあるQ&A
最後に、 ANAカード〈学生用〉に関する疑問を3つまとめました。疑問点はいまのうちに解消し、安心して申し込みましょう!
Q1.空港ラウンジは使える?
A.使えません。
残念ながら、空港ラウンジは「ANAカード〈学生用〉」「 ANAカード〈一般〉」などのステータスでは利用不可。アメックス発行のANAカードか、ゴールドランク以上のANAカードを作る必要があります。
Q2.楽天EdyとQUICPayの両方使えるの?
A.両方使えます。
楽天EdyとQUICPayの両方を利用可能です。ただし、クレジットカードから楽天Edyにチャージしてもマイルは貯まらないので注意してくださいね。
Q3.既に持っているマイレージ口座と統一できる?
A.口座は統合できます。
既にマイレージ口座を持っている方もいるはず。複数口座を持つと管理が大変ですよね。マイル口座統合の手続きから統合可能です。
マイルを貯めたい学生はANAカードがおすすめ
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ANAマイルを貯めたい学生に最適
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海外で使うならVISAかMastercard
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国内でお得にマイルを貯めるならJCB
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卒業後は一般カードに自動切り換え
年会費無料で特典も充実した、学生専用ならではのお得なカードです。ANAカード〈学生用〉を発行し、日々の生活やフライトを通してANAマイルを貯めましょう!
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。