【プロ監修】学生のクレジットカードの利用限度額の上限や引き上げ方法を徹底解説!
学生向けのクレジットカードはいろいろありますが、利用限度額が低いものが多いのがデメリット。使いたいときに限度額を超えていて使えないのでは意味がありません。今回は、学生のクレジットカードの限度額や引き上げる方法などを紹介します。
- 学生のクレジットカードの限度額の上限は30万程度
- 学生のクレジットカード限度額の上限を引き上げる4つの方法
- 学生でも作れる!限度額が高いおすすめクレジットカード
- デビットカードなら学生でも発行可能
- 学生でもクレジットカード限度額の上限を上げられる
学生のクレジットカードの限度額の上限は30万程度
クレジットカードの限度額は、審査の段階でその人の年収や職業などによって決められる場合といくつかの設定金額から選べる場合があります。学生向けのクレジットカードは、もともとの利用限度額が低く設定されているものが多く、最高で30万円までのカードがほとんどです。
クレジットカードの利用可能額は、利用限度額から現在利用している金額を引いたものになります。例えば、5万円カードで買い物をして返済が済んでいない場合は、利用限度額が10万円でも、5万円分の利用しかできません。
学生のクレジットカードは、ときには限度額が低くて使いづらいこともあります。
学生向けクレジットカードの限度額が低い理由
学生向けのクレジットカードの限度額が低い理由は、まだ信用力が十分に評価されていないからです。
ほとんどの学生は初めてクレジットカードを作るため、これまでの利用実績がなく、クレジットカード会社も慎重に限度額を設定します。
また、学生の場合、収入はアルバイトなどで不安定なことが多く、返済能力に対するリスクも考慮されています。そのため、最初は安全な範囲内で、限度額を低く設定されるのが一般的です。
限度額はショッピング枠とキャッシング枠で決まる
クレジットカードの限度額は、お買い物で利用できる「ショッピング枠」と、現金を借りられる「キャッシング枠」の2つで構成されています。この2つを別々に利用できるわけではなく、合計の利用額が設定された限度額を超えないように管理されます。
たとえば、キャッシング枠がゼロでショッピング枠が30万円の場合は、そのまま30万円までお買い物が可能です。しかし、キャッシング枠20万円とショッピング枠30万円が設定されている場合でも、限度額は30万円が上限となります。このため、キャッシングで10万円を利用すると、ショッピングで利用できる金額は残り20万円となります。
キャッシング機能を付けると、ショッピング枠と合わせた限度額内で利用する形になるため、管理をしっかり行うことが大切です。
学生のクレジットカード限度額の上限を引き上げる4つの方法
学生のクレジットカードの利用限度額を引き上げる方法を3つ紹介します。よく限度額を超えてしまって、カードが使えなくなってしまう人は、以下の方法を試してみてください。
順番に説明していきます。
①カード会社に上限引き上げを申請する
利用限度額を引き上げたい場合、カード会社に限度額の引き上げを申請すると、利用可能額を変更してもらえます。カードの名義人が学生と未成年の場合は、親権者の同意が必須。必要な申請書に記入して、親権者の自筆の同意も記入してもらい書面を提出しましょう。
旅行に行く際などは一時的に限度額を増額してもらうことも可能です。一時的な増額の場合、カード会社によっては審査なしで増額してくれることも。
普段のカード利用を問題なく行えているなら、一時的な増額を申し込むのがおすすめです。申請方法はカード会社によって違い、書面やオンライン、電話などがあります。
②カードをコツコツ使い続ける
カードを使ってこまめに買い物や支払いをしていると、限度額が増える場合があります。カード会社が利用限度額を決めるときに参考にする情報は、職業や年収などのほかに過去のクレジットカード利用履歴などがあります。
カードを定期的に利用して滞りなく支払いを続けていると信用度が上がるため、カード会社がカードの限度額を上げてくれることがあるのです。
カード会社は、クレジットカード保有者の利用履歴をチェックしながら限度額の見直しをするため、同じカードをコツコツと使い続けることが限度額アップへの近道。毎日のコンビニやファストフードでの買い物、携帯電話の支払い、ガソリンスタンドなどどんどん利用しましょう。
③収入を増やす
カード会社は申請者の収入状況を基に限度額を設定するため、収入が安定しているほど、限度額の引き上げが期待できます。
学生でもアルバイトや副業で収入アップした際は、利用限度額引き上げの増額申請をしてみると良いでしょう。ただし、学業に支障をきたさない範囲で取り組める方法が理想的です。
④クレジットカードを2枚作り限度額を合計する
クレジットカードの利用限度額をすぐに増やしたい場合、もう1枚クレジットカードを新たに作成する方法があります。たとえば、現在お持ちのクレジットカードの限度額が10万円である場合、同じ限度額のカードをもう1枚発行すれば、合計で20万円まで利用可能になります。
現在使用中のカードに延滞などの問題がなければ、新しいクレジットカードを発行するのは比較的簡単です。ただし、この方法で利用可能枠を増やすとカードの枚数分、管理が大変になってしまいます。特に支払い期日を忘れないよう、しっかりと管理しましょう。
学生でも作れる!限度額が高いおすすめクレジットカード
学生が作れて限度額の高いおすすめのクレジットカードを4枚紹介します。これらのカードは、限度額が高いだけでなく、年会費が安い、ポイント還元率が高い、使い勝手が良いなど、学生にとって魅力的な条件が揃っています。
メインカードとしてもサブカードとしても活用できるため、支払いの選択肢が広がり、より安心して使うことができます。
順番に説明していきます。
①JCB CARD W
JCB CARD Wは、JCBのカードの中でもポイント還元率が高いと人気のカードです。
ポイント還元率は、JCBオリジナルシリーズパートナーを利用することでいつでも2倍になります。ネットショッピングでは最大20倍。セキュリティ対策も万全で、万が一カードを紛失した場合、届けた日から60日前にさかのぼって補償してくれます。
39歳までに申し込みをすれば40歳以降も年会費が無料になるので、早めに持っておくとお得に使えます。
②楽天カード
楽天モバイルを使っている人や楽天市場でよく買い物をする人なら楽天カードがおすすめです。
ポイント還元率は100円で1ポイントですが、楽天市場の支払いを楽天カードにすると15.5ポイントに。また、楽天トラベルはポイント2倍や楽天カード優待店では1.5倍と、ざくざくポイントが貯まります。
利用限度額が最高で100万円なので、安心のサブカードとして利用できます。
③エポスカード
最短即日で発行できるエポスカード。Visaの加盟店ならばどこでも使えるので、あると安心です。
ポイントは、ネットショップやポイントアップサイトを通した買い物で2倍~最大30倍貯まります。貯まったポイントは、店舗やマルイのネットショッピングの支払いや、マイル、商品券、プリペイドカードとして使えます。
④三井住友カード デビュープラス
現在、申し込みを停止しています
三井住友カードの中でも、18〜25歳だけがもてる、若者向けのクレジットカードです。
初年度の年会費は無料で、2年目以降は1,375円(税込)です。しかし、2年目以降も年に1回でもカードを利用すれば年会費無料!実質、年会費は無料となります。
デビュープラスは、他の三井住友系カードの2倍のポイントが還元される点も魅力的。年会費実質無料と高還元率を兼ね備えてカードです。
デビットカードなら学生でも発行可能
デビットカードは、利用した分だけが銀行口座の残高から引き落とされる仕組みです。クレジットカードのように信用力を審査されることがありません。そのため、収入が安定していない学生でも比較的簡単に発行できます。
基本的に18歳以上であれば発行できるものが多いですが、一部のカードは16歳以上でも発行できる場合があります。計画的にお金を使いたい学生には、デビットカードも選択肢の一つとして考えて良いでしょう。使いすぎを防ぎやすいのも特徴です。
学生でもクレジットカード限度額の上限を上げられる
この記事では学生がクレジットカード利用限度額を上げる方法を紹介しました。学生向けのクレジットカードは限度額が低いので、サブカードを発行するのも1つの方法です。
年会費無料で作れるカードはたくさんあるので、普段の買い物や生活でよく利用する店舗などでお得にポイントが貯まるカードを作っておきましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。