大学生(未成年)ならクレジットカード審査に親の同意が必要|反対された場合の対処法
一人暮らしを始める大学生や海外旅行をする大学生に、欠かせないクレジットカード。大学生でもクレジットカードを持てますが、未成年は親の同意が必要です。クレジットカードの他に、デビットカードやキャッシュカードも紹介していきます。
- 大学生(未成年)のクレジットカード審査には親の同意が必要
- 大学生におすすめのクレジットカード2選
- 親に反対された!未成年の大学生でも同意なしで使えるカード
- 大学生がクレジットカードを発行するときは親に話しておこう
大学生(未成年)のクレジットカード審査には親の同意が必要
クレジットカードは高校生を除く、18歳以上の方が申し込みできます。すなわち、大学生はクレジットカードの発行が可能です。しかし、未成年がクレジットカードを作るには、親の同意が必要です。
現在の民法では成年年齢は20歳ですが、2022年4月1日に「民法の一部を改正する法律」が施行されると成年年齢が18歳に引き下げられます。現在とは異なり、18〜19歳の大学生も親の同意なしにクレジットカードが作れるようになります。
未成年の学生は親の同意が必要
未成年の学生は、親の同意がないとクレジットカードが作れません。なぜなら民法の成年年齢は20歳で、それ未満の方は自分だけで有効な契約はできないからです。
法務省のホームページには「民法の成年年齢には、一人で有効な契約をすることができる年齢という意味と、父母の親権に服さなくなる年齢という意味があります。」(法務省の民法(成年年齢関係)改正Q&Aより引用)と書かれています。
成人済みの学生は基本的に不要
成人済みの学生は、親の同意なしに契約が可能です。たとえば一人暮らしをするための賃貸住宅や、自分用のスマートフォン契約などが該当します。
成人していれば、学生でもクレジットカードの作成も自分だけでできます。ただしクレジットカードを持てるようになるためには、審査に通過する必要があります。
大学生におすすめのクレジットカード2選
学生専用もしくは若年層向けのクレジットカードなら、大学生でも審査に通過しやすいためおすすめです。大学生向きのクレジットカードは、ショッピングや海外旅行などのカード利用でポイントが貯まり、お得に活用できるタイプが中心です。
- JCBカードW
- 学生専用ライフカード
大学生におすすめのクレジットカードを、一つずつ詳しく説明していきます。
①JCBカードW
JCBカードWは、JCBカードの中でも18歳以上の大学生が申し込めるクレジットカード。年会費は無料で、家族カードとETC、QUICPayも無料で追加可能です。
通常のJCBカードの2倍のポイントが貯まってお得です。さらに「JCBオリジナルシリーズパートナー」店舗のショッピングに利用すると最大で11倍、JCBのポイント優待サイト「Oki Doki ランド」を経由したネットショッピングなら最大20倍のポイントが貯まります。
ネットショッピングの不正利用を防止する「本人認証サービス」や不審なカード利用がないかを24時間365日監視する「不正検知システム」があるので、セキュリティ面で安心です。
②学生専用ライフカード
学生専用ライフカードは、18歳以上の大学と大学院、短期大学、専門学校に在学中の方が申し込めるクレジットカードです。ブランドはVisa・Mastercard・JCBから選べて、ライフETCカードを無料で追加できます。
最高2,000万円までの「海外旅行傷害保険」と、海外でのカード利用合計額の4%をキャッシュバック(年間最大額10万円)、携帯代金の料金決済で500円分のAmazonギフト券が毎月抽選で当たるチャンスもあります。学生専用ライフカードならではのお得な特典です。
年会費は無料で、新規入会キャンペーンでは、なんと最大1万5000円のキャッシュバックがもらえます。
親に反対された!未成年の大学生でも同意なしで使えるカード
万一クレジットカードを持つことを親に反対されてしまった場合でも、キャッシュレス生活を諦めたくない未成年大学生の皆さん!デビットカードやプリペイドカードも、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
それぞれの特徴と、おすすめのカードを紹介します。
- デビットカード
- プリペイドカード
①デビットカード
デビットカードとは、カードの利用と同時に自分の銀行口座から利用代金を引き落とすカード。銀行口座からお金を引き出さずに買い物できます。銀行口座の残高以上にはお金を使えないので、クレジットカードのように使いすぎる心配もありません。
デビットカードは、中学生を除く15歳以上の方ならどなたでも申し込み可能。未成年の大学生でも親の同意は不要です。ポイント付与やポイント利用のサービスも同等に受けられます。
おすすめデビットカード「楽天銀行デビットカード」
楽天銀行デビットカードは、楽天ポイントを貯められるのが特徴。Visa・Mastercard・JCBのブランドを問わず、ご利用金額100円につき楽天ポイントが1ポイント付与されます。(楽天会員リンク登録が必要)
楽天ポイントはほかの楽天グループのサービス利用でも貯められ、貯まったポイントは楽天銀行デビットカードの決済代金に充てられます。「楽天銀行アプリ」を使うと、いつでも利用状況が確認できます。
②プリペイドカード
プリペイドカードとは、事前にチャージしたお金から利用するタイプのカード。チャージ金額以上には使えないので、無駄遣いのが心配はありませんね。
発行対象の制限はないので、未成年の大学生でも問題なく利用できます。プリペイドカードによっては、ポイント還元を受けられるものもあります。
おすすめプリペイドカード「Kyash」
Kyashとは、Visaプリペイドカードとスマホアプリを連携させた便利なサービスです。書類や審査は不要で、アプリをダウンロードして会員登録をすれば無料で使えるようになります。
Visaプリペイドカードは国内外の3800万店以上の加盟店で利用可能で、銀行口座やコンビニからあらかじめ入金した分だけ使えます。そしてKyashアプリにGoogle PayまたはApple Payを設定すれば、スマホ決済も可能。
本人確認が済んでいれば、入金したお金を決済のほか送金や出金にも利用できます。合わせて1%のポイント還元も受けられますよ。
大学生がクレジットカードを発行するときは親に話しておこう
クレジットカードを作る大学生は、親に話しておきましょう。なぜなら、20歳未満の未成年は申し込みに親の同意が必要だからです。
学生専用や若年層向けのクレジットカードは、大学生でも審査に通りやすいのでおすすめ。クレジットカードを作る際には、本人確認書類と学生証、銀行口座、電話番号とメールアドレスを用意しておきましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。