【プロ解説】フリーローンとは|カードローンとの違いやメリット・厳選5社を徹底解剖
「フリーローンって何?カードローンとどう違うの?」こう思ったことはありませんか。それぞれの特徴を知った上で選択したいですよね。
ずばりフリーローンとは、使い道が自由な個人向けのローンのことをいいます。
本記事では、フリーローンのメリットやカードローンとの違いを解説します。編集部が厳選したおすすめフリーローン&カードローン5社も紹介しますので、ぜひご覧ください。
- フリーローンとは使い道に制限がない個人向けローン
- おすすめのフリーローン5選
- フリーローンとカードローンの違いとは?3つの特徴を解説
- おすすめのカードローン5選
- フリーローンのメリット3選
- フリーローンのデメリット3選
- フリーローンが向いているケースとは?カードローンとの選び方を紹介
- フリーローンの審査の基準
- フリーローンとは目的が自由なローン!カードローンと使い分けよう
フリーローンとは使い道に制限がない個人向けローン
フリーローンとは、使い道が自由な個人向けのローンを言います。個人向けローンというと「住宅ローン」や「教育ローン」などがありますが、これらは特定の目的だけに使えるものです。
その点、フリーローンは使い道が自由なので、好きな名目で借り入れできます。ただし、事業目的や投資目的での借り入れは不可な点に注意が必要です。
おすすめのフリーローン5選
おすすめのフリーローン商品を5つ紹介します。
- イオン銀行フリーローン|ずっと金利が変わらない固定金利
- みずほ銀行多目的ローン|借入金利を変動金利と固定金利から選べる
- 三井住友銀行フリーローン|住宅ローンとセットで3.0%の金利優遇が受けられる
- 住信SBIネット銀行 フリーローン|借入額上限1000万円
- りそな銀行 フリーローン|手続きがWebで完結
それぞれの特徴を紹介するので、ご自身に合うフリーローンを選択してみてください。
①イオン銀行フリーローン|ずっと金利が変わらない固定金利
イオン銀行フリーローンは、最長8年で700万円まで借り入れが可能です。ネット銀行のため、来店不要で手続きできるのもメリットの1つ。
また、イオン銀行には、目的別ローンも揃っています。例えば、
- 自動車ローン
- 教育ローン
- 住宅ローン
- リフォームローン
- ペットローン
- デンタルローン
など、借り入れの目的が上記のものに対応する場合は、目的別ローンの利用がおすすめです。
②みずほ銀行多目的ローン|借入金利を変動金利と固定金利から選べる
みずほ銀行多目的ローンは、最長7年300万円までの借り入れが可能です。「みずほ銀行で現在証書貸付ローンをご利用中または、過去にご利用いただいた方」は、金利が年0.1%引き下げになります。
ただし、利用できる条件に、
- 勤続年数(自営の方は営業年数)2年以上の方
- 前年度税込年収(個人事業主の方は申告所得)が200万円以上で安定かつ継続した収入の見込める方
と定められています。それほど厳しい条件ではないので、該当する方は申し込みを検討してみてください。
みずほ銀行多目的ローン 公式サイト
③三井住友銀行フリーローン|住宅ローンとセットで3.0%の金利優遇が受けられる
三井住友銀行フリーローンは、無担保型のフリーローンです。住宅ローンを利用している方に年3.0%の借り入れ利率引き下げが適用されます。
なお、無担保型は300万円までですが、300万円を超える融資を希望する場合はフリーローン(有担保型)の用意もあります。
申し込みは、24時間受付のWeb利用が便利です。SMBCダイレクトで三井住友銀行あてに振込をすれば、手数料は無料です。
三井住友銀行フリーローン 公式サイト
④住信SBIネット銀行 フリーローン|借入額上限1000万円
住信SBIネット銀行のフリーローンは金利が年3.775%~12.0%と、他社と比べて低い水準です。さらに、住信SBIネット銀行 のカードローン利用や住宅ローン残高があれば最大年1%金利が低くなります。
また50万円までは年収証明が不要なので、書類の準備の手間もかかりません。
⑤りそな銀行 フリーローン|手続きがwebで完結
りそな銀行のフリーローンは、返済期間10年まで、借り入れ可能額は500万円のフリーローンです。用途は自由で、他社からの借り換えにも利用可能です。
また手続きがWebで完結でき、申し込みから契約まで来店不要です。申し込みは24時間365日可能で、忙しい人でも手軽で柔軟に利用できますね。
りそな銀行フリーローン 公式サイト
フリーローンとカードローンの違いとは?3つの特徴を解説
フリーローンとカードローンの違いを3つに分けて解説します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
①借り入れ回数や用途・審査
フリーローンとカードローンは、借り入れ回数や用途・審査が異なります。フリーローンの場合、原則として借り入れできるのは1回のみ。2回目以降の借り入れには審査が必要です。
使い道は自由ですが、用途は申告する必要があるケースが多いでしょう。一方カードローンは、借り入れ限度額が設定されて、限度額内なら何度でも借り入れ可能です。カードローンも使い道は自由で、用途を申告する必要はありません。
②返済期間
フリーローンの場合、返済期間が設けられていることがあります。一方カードローンの場合は、借入金に対して決まった返済額を毎月支払います。
カードローンはフリーローンのように、一括での返済期間がないケースがほとんどです。
③返済スケジュールの立てやすさ
フリーローンは原則借り入れが1回のみ。追加の借り入れ金は発生しないため、返済スケジュールを立てやすいのが特徴です。
一方カードローンの場合、限度額の範囲で何度でも借り入れが可能です。返済額をしっかり把握しておかないと、現在の借り入れ金額や毎月の支払額がわからなくなるリスクが高まります。
おすすめのカードローン5選
ここで、おすすめのカードローンも5つ紹介します。おすすめ順にみていきましょう。
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貸付利率
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4.5%~17.8% |
3%~18% |
3.0%~18.0% |
3.0%~18.0% |
4.5%~18.0% |
最短審査時間 |
最短3分 |
最短18分
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最短20分 |
最短15分 |
最短15秒 |
無利息期間 |
30日間 |
30日間 |
初回契約30日間 |
なし |
Web申し込みなら、60日間
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申し込み可能年齢 |
18歳以上74歳以下※ |
満20歳以上69歳以下 |
20歳以上 |
満20歳以上74歳以下 |
満20歳以上70歳以下 |
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○ 学生 |
ー 学生 |
○ 学生 |
ー 学生 |
ー 学生 |
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○ 主婦 |
ー 主婦 |
○ 主婦 |
ー 主婦 |
ー 主婦 |
申し込みはこちら |
プロミス
プロミスなら、最短3分の当日融資も可能で、スピード重視の人にはうってつけ。さらに、審査通過率は42.3%(2023年4月時点)と大手5社のなかで最も高い数字を誇ります。
また、多くのカードローンが最高金利「18.0%」のところ、プロミスは0.2%低い「17.8%」。たった0.2%ですが、長期間借りることを考えると大きな差になってきます。少しでもお得に借り入れたい人には最適です。
プロミス 公式サイト
アイフル
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
アイフルは大手消費者金融のなかでもとくに融資が早く、最短18分※でお金を借りられるため、今すぐにお金が必要な人に最適な消費者金融です。
なお、申し込み後にフリーダイヤルで早く融資を受けたい旨を伝えると、優先的に審査を受けられます。ただ、即日融資を受けるには9~21時の間の申し込みが必須なので注意してください。
アイフル 公式サイト
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
アコム
※2023 年 3 月期(2022 年 4 月~ 2023 年 3 月)における消費者向無担保貸付 / 消費者金融業態において(当社調べ)
アコムも同じく審査通過率が高い※ため、審査が不安な人におすすめです。
アコムの強みは、分かりやすさ。申込時の入力項目も少なく、店舗には自動契約機(むじんくん)が設置されており初心者に優しいつくりとなっています。
アコム 公式サイト
SMBCモビット
SMBCモビットは、Web完結で申し込めるので来店や郵送物の必要がなく、借り入れが職場や家族にバレる心配がないことが魅力的です。
審査時間は最短15分、来店不要で即日融資も可能。少ない入力項目でカード申し込みができ、コールセンターに繋ぐとすぐに審査ができます。
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
SMBCモビット 公式サイト
レイク
レイクの最大の強みは、無利息期間の長さです。他社大手が用意しているのは、最大でも1か月程度の無利息期間。レイクでは初回利用で全額の最大60日間、または借入額のうち5万円を最大180日間無利息にできます。
利息は返済が長引けば長引くほど肥大化するもの。最長、約半年も利息が0円になると、返済の負担もぐっと下がります。
レイク 公式サイト
フリーローンのメリット3選
フリーローンを選ぶメリットを3つ紹介します。それぞれ詳しく解説します。
①カードローンより金利が低い傾向にある
フリーローンはカードローンよりも金利が低い傾向です。
- フリーローン:金利2.0~15.0%程度
- カードローン:金利3.0%~18.0%程度
金融機関にもよりますが、フリーローンのほうが上限金利が低い傾向です。金利は総支払額に影響するため、なるべく低いフリーローンを選ぶのがおすすめです。
②使い道に制限がない
フリーローンは、使い道が制限されていません。たとえば引っ越しや冠婚葬祭など、まとまったお金が必要なときに用途を気にせず利用できます。
ローンのなかには「目的別」といい、車や住宅にしか使えないものも存在します。目的別ローンに比べると、使い道に制限がないため、好きな用途で借り入れ可能な点はメリットです。
②借り入れが1回切りなので過剰な借り入れを防げる
フリーローンは借り入れ回数が原則1回のみ。一方カードローンの場合、限度額内で何度も借り入れできるため、結果的に必要以上に借りてしまうリスクが高まります。
たとえば、引っ越し費用や医療費などローンの使用用途が決まっている場合、借り入れ金額は1回で済むはずです。借り入れに枠があるとつい借りてしまう方は、フリーローンで必要経費を1回のみ借り入れしたほうが安心です。
フリーローンのデメリット3選
フリーローンのデメリットを3つ紹介します。
①追加で借り入れができない
フリーローンは、借り入れできるのが原則1回のみ。もし追加で融資を受けたい場合は、再度借り入れを申し込む必要があります。
すぐに借り入れしたいときでも、追加融資を希望する場合はまた審査を受ける必要があり、時間がかかってしまいます。
②カードローンに比べると自由度が低い
フリーローンは、使い道は自由ですが申し込み時に用途を伝える必要があります。原則、申告した目的以外の用途には使えません。
また、フリーローンは全額返済してからでないと追加融資は不可です。カードローンのように、限度額内で自由に借り入れできないため、自由度は低いといえます。
③審査時間が長い
フリーローンは、審査時間が長い傾向です。カードローンの場合、即日融資が可能なところがあります。しかし、フリーローンは1週間以上かかることもあり、すぐに借り入れするのは難しいでしょう。
また、フリーローンカードローンに比べると金利が低めの傾向なので、審査もより厳しい目で見られる可能性が高まります。
フリーローンが向いているケースとは?カードローンとの選び方を紹介
フリーローンとカードローン、どちらが向いているのか迷ってしまう方もいるでしょう。そこでこちらでは、フリーローンが向いているケースと、カードローンが向いているケースに分けて解説します。
フリーローンが向いているケース
フリーローンが向いている方のケースを2つのパターンで紹介します。
- 借りすぎの不安がある
- 金利を抑えたい
それぞれ詳しく見てみましょう。
①借りすぎの不安がある
お金を借りられる環境にいると借りすぎの不安がある方は、フリーローンがおすすめです。フリーローンは、原則1回しか借り入れできません。
カードローンのように何度も借り入れできないので、借り入れ枠があるとつい借りすぎてしまう方はフリーローンを選んだほうが安心です。
②金利を抑えたい
カードローンよりもフリーローンのほうが金利が低い傾向です。金利が低いカードローンを選んだほうが、トータルコストを抑えられます。
借り入れ用途が1つしかなく、なるべく支払い額を抑えたい方はフリーローンがおすすめです。
みずほ銀行カードローン 公式サイト
カードローンが向いているケース
カードローンのほうが向いている方の特徴も見てみましょう。
- なるべく早く借り入れしたい
- 何度も借り入れしたい
それぞれ詳しく見てみましょう。
①なるべく早く借り入れしたい
なるべく早くお金を借りたいなら、カードローンがおすすめです。とくに消費者金融のカードローンは、最短で即日融資が可能です。
銀行や信販会社が提供するフリーローンの場合、審査に時間がかかります。最短翌日という早いところもありますが、場合によっては1週間ほどかかることも。融資を急ぐなら、即日融資が可能なカードローンを選んだほうが良いでしょう。
②何度も借り入れしたい
何度も借り入れする予定があるなら、カードローンがおすすめです。フリーローンは1回きりの借り入れなのに対し、カードローンは利用限度額の内では何度でも借り入れできます。
いざという時の出費に備えたい方は、カードローンを選択するのが良いでしょう。
フリーローンの審査の基準
フリーローンの審査基準として、主に下記2つのポイントが挙げられます。
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申込者の生活状況
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申込者の信用情報(過去の金融履歴)
申込者の生活状況
申込者本人の返済能力の有無を確認するため、経歴・バックグラウンドが精査されます。具体的には、勤務先や住まいの情報、現在の収入や転職履歴などです。
審査に通過するには、これら生活状況の情報を嘘偽りなく正直に記入することが大切。虚偽の記載が見つかれば、信用するに足りないとして審査が否決されてしまいます。
申込者の信用情報(過去の金融履歴)
申込者本人の金融的なバックグラウンドも重要な審査基準のひとつです。具体的には、過去・現在の借入履歴や延滞経験の有無など。とくに自己破産を経験した人が審査に通ることは不可能に近いといえます。
借入先が複数あると、お金に困った人とみなされ融資には消極的になるでしょう。おまとめローンに申し込み、債務を一本化するのがおすすめです。
借入希望額が非常に高い(年収の1/3以上)と、総量規制に抵触するため審査に通ることはできません。必要最低限の額を申請しましょう。
フリーローンとは目的が自由なローン!カードローンと使い分けよう
フリーローンは、目的が自由なローンです。カードローンよりも金利が低い傾向なので、支払い金額を抑えたい方におすすめです。
借り入れは原則1回のみなので、利用目的が決まっている場合や、複数回の借り入れをしない場合などは量を検討してみてください。
意図的でなくとも、情報のズレは審査に大きく響きます。勤務先や年収に誤字誤記がないか、入念にチェックしてください。