電車内でスマホ「撮られているかも」違和感を動画で表現 声優・山寺宏一さんが1人4役
- J-CAST ニュース |

ソフトバンク(東京都港区)は2025年12月16日、ウェブ動画「撮られてるかもミュージカル」編を公開した。
動画は、電車内で、擬人化されたスマホキャラクターが男性に向かってミュージカル調で語りかける内容だ。スマホの声は、声優の山寺宏一さんが1人4役を演じ分けている。
日常の中で生まれやすい違和感
動画のストーリーは、こうだ。
電車内で席に座っている男性は、お笑いタレントの上田航平さん。向かいに立っている乗客が手にした、擬人化されたスマホキャラクターが語りかける。
「お兄さん、もしかしてこう思ってる? 僕、撮られてるかもって...」
あぜんとする上田さんを尻目に、スマホたちによるミュージカルがスタート。スマホのカメラが相手に向いているとき、写真を撮っているのか撮っていないのか分からない。スマホたちが「僕らは悪いスマホじゃない!信じてくれよ~!」。
山寺宏一さんが、性格の異なるスマホキャラクターを1人で演じ分けている。動画は、「撮られているかもしれない」「自分の操作が誤解されているかもしれない」といった双方のモヤモヤを、笑いと音楽を通じて前向きな気づきへと転換し、日常の中で生まれやすい違和感に軽やかに寄り添う内容に仕立てられた。
調査では約4人に1人が「不安」
ソフトバンクは2025年11月25~26日、15~69歳の男女500人にインターネット調査を実施した。バスや電車・地下鉄を週に1回以上利用する1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)と2府2県(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県)在住者が対象だ。
このうち、電車やバス内で他人のスマホのカメラが自分に向いているように感じた経験のある人が35.4%。車内で向かい側にいる人のスマホのカメラに対して「撮られているかもしれない」と不安や不快さを感じた人が28.0%に上った。
逆に、自身が車内でスマホを操作する際に「他人を勝手に撮っていると誤解されているかもしれない」と感じた人は24.6%だった。
「撮られているかも」「撮っていると誤解されているかも」と感じている人が、いずれも約4人に1人という結果となった。
今回公開した動画では、こうした背景を踏まえ、公共空間でのスマホ利用に潜む違和感をユーモラスに可視化し、「誰もが少しだけ気をつければ、みんながより気持ちよく過ごせる」というメッセージにしたという。<J-CASTトレンド>
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