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路線バスで東京を観光!? 運賃無料も“忙しい人向け”もある「コスパ良」の都内3路線

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期間限定のはずが延長中、JR竹芝水素バス

 東京の都心部には観光名所が数多くあります。同じように路線バスも数多く設定されていますが、その中には複数の観光名所を通る路線も存在。そこで今回は、普段のバスに乗りながらお手軽に東京観光ができてしまう路線を三つ紹介します。

Large figure1 gallery7東京駅丸の内南口を発着するJR竹芝水素バス(柴田東吾撮影)

 JR竹芝水素バスは、JR東日本の複合施設「ウォーターズ竹芝」(東京都港区)と東京駅を結ぶ運賃無料のバスです。水上バスが発着する日の出ふ頭を経由するほか、2022年3月から一部の便が東京タワー経由に、さらに2025年9月から高輪ゲートウェイ駅への乗り入れも始まり、無料で東京の車窓観光ができる路線になりました。

 バスは東京駅丸の内南口を起点とし、「ウォーターズ竹芝」→日の出ふ頭→高輪ゲートウェイ駅→東京タワー(一部は通過)→東京駅のように一方向に一周して戻って来ます。

 2020年10月に運行を開始した当初は水素バスの実証運行の意味合いもあり、期間限定の路線でした。しかし、運行期間の延長を繰り返して今に至ります。一周の所要時間は当初50分程度でしたが、「寄り道」が増えたため現在は70?75分程度です。

 日の出ふ頭付近で海が一瞬見えるほか、浜松町駅付近で東海道新幹線や山手線などの線路をくぐって大門交差点で左折する際、右手に増上寺の大門と東京タワーの組み合わせが一瞬だけ見えます。

 高輪ゲートウェイ駅では、バスは2025年3月にオープンした交通広場に乗り入れます。この付近は、複合施設の高輪ゲートウェイシティに関連した施設の建設・開業が相次ぎ、訪れるたびに景観が変化しています。

 東京タワーから東京駅へ戻る道中では、左手に日比谷公園や皇居のお濠も見られます。

 筆者(柴田東吾:鉄道趣味ライター)が乗車したときは三連休中だったこともあり、立席の乗客が出るほど利用されていました。

忙しい人のための東京観光路線? 都営バス「都03」

 都営バスの「都03」系統は、JR中央線の四ツ谷駅から半蔵門を通り、皇居の南側や銀座、勝鬨(かちどき)橋を経由して2020東京オリンピックの選手村跡地付近の晴海五丁目ターミナルに至る路線です。

 四ツ谷から半蔵門までは、京王バスの030系統(永福町駅~バスターミナル東京八重洲)も走る区間で、030系統が皇居の北側を走る一方で、都03は皇居の南側を走ります。晴海五丁目ターミナル行きに乗ると、左手に皇居のお濠が、右手に国立劇場・最高裁判所・警視庁本部などの建物が続き、車窓を追うのが忙しい区間もあります。

 皇居のお濠から離れ、山手線などが走るガードをくぐる辺りが有楽町です。さらに進むと数寄屋橋や、銀座の和光の時計塔、歌舞伎座など、東京で有名な場所が立て続けに見られます。その先、大勢の外国人観光客でにぎわう築地場外市場を右手に見ると、ほどなくして勝鬨橋を渡ります。

 都03は日中毎時1本程度の運行ですが、有楽町から勝どき付近にかけては他路線と重複しているためか、座席が埋まるほどの利用がありました。地元の乗客に加え、有楽町付近では外国人観光客の姿もありましたが、終点の晴海五丁目ターミナルまでの乗客は筆者1人だけでした。

 晴海五丁目ターミナルの周辺は、先の通り東京五輪の選手村として整備され、さらに高層マンションとなって商業施設も開業したことで、大変貌を遂げました。晴海の東京国際見本市会場で、東京モーターショーや同人誌即売会のコミックマーケットが開催されていた時代を覚えていると、この変貌ぶりには唖然とするばかりです。

 四ツ谷から晴海五丁目ターミナルまでの所要時間は35分程度で、「忙しい人のための東京観光」としてはうってつけの路線なのかもしれません。

鉄道のレア風景がチラ見え? スカイツリーシャトル上野・浅草線

 東武バス(東武バスセントラル)が運行している「スカイツリーシャトル上野・浅草線」は、JR上野駅公園口から浅草を経由して東京スカイツリーまでを結んでいます。運行は土休日のみで、日中毎時2本です。

 上野~浅草~東京スカイツリー間は、都営バスや台東区のコミュニティバス「東西めぐりん」などが縦横無尽に走っていますが、「スカイツリーシャトル上野・浅草線」の特徴は観光名所を重点的に巡る観光回遊型であることです。

 東京メトロ銀座線の上を通る浅草通りをはじめ、国際通りや言問通り、浅草通りを、いびつな「∞」の字を描くように走ります。

 車窓の大半は中層のビルが立ち並ぶ下町の市街地ですが、スカイツリー方面行きだと、左手にめずらしい地下鉄(銀座線の車庫)の踏切が一瞬だけ見えます。

 隅田川を渡るところも見どころです。バスが渡る言問橋と吾妻橋の間には東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の橋も架かります。筆者が乗車した際は、浅草を出発した特急「スペーシア」が隅田川をゆっくりと渡り、その後、バスが東京スカイツリーに到着する直前で「スペーシア」が眼の前を通過していく様子が見られました。

 花やしきや浅草寺は、バス停の「浅草ひさご通り・花やしき」や「浅草寺・観音堂裏」からだと路地の先にあり見づらいですが、花やしきの高所アトラクション「スペースショット」はビルの合間から見える時があります。

 上野方面行きは、吾妻橋の東側で金色のオブジェで有名なアサヒグループの本社ビルが見られるほか、川を渡ると東武の浅草駅の建物(松屋)があり、続いて浅草雷門と見どころが続きます。

 このバスは、東京スカイツリーの商業施設「東京ソラマチ」の1階にあるバスのりばを発着しています。本来は、東京スカイツリーから上野を通って戻って来るという循環路線で、運転士の交代も東京スカイツリー側で行われています。

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