沖縄県の牛乳は「1000ml」ではなく「946ml」←なんで? 実は《歴史的な理由》があった
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一般的に販売されている牛乳の内容量は1000ml(ミリリットル)。スーパーやコンビニに並んでいるどの牛乳を見ても、パッケージには「1000ml」と記載されています。しかし、沖縄県で販売されている牛乳のほとんどは「1パック946ml」ということをご存じでしょうか? なぜ、沖縄だけ1000mlではなく946mlという中途半端な内容量なのか、気になる理由を探ってみましょう。
統治時代の名残?
沖縄県の牛乳パックの内容量が「946ml」であるのには、歴史的な理由があります。
戦後、沖縄県はアメリカに統治されていました。アメリカの統治は1945年から、日本に返還される1972年5月まで、約27年間に及びます。
アメリカ統治時代の沖縄では多くの牛乳工場が設立されましたが、導入された機械はすべてアメリカ製であり、単位「ガロン」に対応していました。沖縄の日本返還後も工場や機械はそのまま使用され続けたため、リットル表記に対応できず、一番近い容量である1/4ガロン(=946ml)となったのです。
それではハーフサイズ、500mlの牛乳はどうでしょうか? こちらもガロン換算によって946mlの半分、473mlで販売されていることがほとんど。ミニサイズはガロンに対応した237mlに加え、一般的な180mlも見かけます。
実は、中途半端な内容量は牛乳だけでなく、他の紙パック飲料も同様。946mlや473mlで販売されていることが多いのですが、例外もあります。それが、学校給食用の牛乳。農林水産省では、給食牛乳における一人の1日当たりの供給量は「200ml」が望ましいとしており、沖縄県でも学校給食用の牛乳は200mlで提供されていました。
統治時代の名残によって、946mlで販売されている牛乳。1パックあたりの内容量が若干少ない分、安く売られているのでは? と思うかもしれませんが、実は、沖縄県の牛乳は日本でもトップクラスに高値で販売されています。
大きな要因としては、沖縄の酪農家が減っていること。生産コストの上昇や消費量の減少により経営が難しいことが考えられます。SNSでは「たまに本土に行くと牛乳が安くて驚く」なんて声も聞かれます。
沖縄県が返還されて半世紀以上がたちますが、沖縄県の牛乳は今も946ml。沖縄県を訪れた際は、ぜひ牛乳の量をチェックして歴史を感じてみてください。
オトナンサー編集部
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