なぜ今あえて「機関砲」なのか? 新型対空システム「トリドンMk2」が担う“ミサイルにはない役割”第二次大戦型の砲が大幅進化!
- 乗りものニュース |

機関砲だから有効なケースも多い
イギリスの防衛企業であるBAEシステムズは2026年4月2日、スウェーデン国防資材庁から、防空システム「TRIDON Mk2(トリドンMk2)」に関する1億8000万ドルの契約を受注したと発表しました。
防空システム「TRIDON Mk2(トリドンMk2)」(画像:BAEシステムズ)
トリドンMk2は、トラックに40mm対空砲を搭載した防空システムで、現代戦におけるドローンや巡航ミサイルへの対抗手段として、従来の防空システムの空白を埋めるべく開発された自走対空砲です。この装備により、より脅威度の高い航空機や弾道ミサイルに対応するための対空ミサイルの消耗を抑制します。
搭載された40mm機関砲は、第二次世界大戦期から続くボフォース製対空砲の流れをくむ比較的古典的な設計ですが、レーダーや光学センサーと連動したデジタル射撃管制システムや多目標対応能力、さらに近接信管や空中で炸裂するプログラマブル弾の導入により、現代戦に対応した高い命中精度を実現しています。
すでに2月には、スウェーデン国防装備庁がデンマークからも出資を受けてトリドンMk2を調達し、ウクライナの防空能力強化の一環として同国に供与しました。
トリドンMk2は複数の脅威に迅速に対応可能で、高精度かつコスト効率に優れたシステムとされています。迎撃対象として想定されているのは、自爆ドローンや偵察ドローン、巡航ミサイル、低速の航空機などです。
さらに、装甲車両などの地上脅威にも対応でき、軍部隊だけでなく民間インフラの保護と安全確保にも貢献します。また、モジュール設計により、変化するニーズに適応し、新技術にも対応して進化していくことができます。
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