今日のおふくろの味は英国発祥?!海軍の食卓から生まれたあのレシピ
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「おふくろの味」といえば、やっぱり肉じゃが!家族の食卓に欠かせない、どこか懐かしくて心温まるこの料理に、実は壮大な歴史の物語が隠されているのをご存知でしたか?今回は、日本の家庭料理の定番になった意外な経緯と、当時の国民病を救った健康秘話をご紹介します。
ビーフシチューへの憧れが国民食に!
肉じゃがは、古くから日本の家庭に伝わる伝統料理だと思われがちですが、実はその誕生は明治時代に遡ります。そのきっかけを作ったのは、あの明治海軍の英雄、東郷平八郎だったと言われています。
東郷はイギリスに留学していた際、現地で食べた「ビーフシチュー」の美味しさに感動し、帰国後、日本の海軍の艦上食として再現するよう部下に命じたそうです。しかし、当時の日本では、ビーフシチューに欠かせないドミグラスソースや赤ワインといった食材は手に入りませんでした。
困り果てた料理人が、代わりに醤油と砂糖で味付けをし、ビーフシチューに似た煮込み料理を作り上げたのが、肉じゃがの始まりとされているんです。このエピソードは、単なる歴史秘話ではありません。当時の日本人が西洋の文化を柔軟に取り入れ、日本独自の形で進化させていく「和魂洋才」の精神を象徴する出来事だと言えるでしょう。
「脚気」を救った、食の知恵の結晶
肉じゃがの誕生には、もう一つ、重要な背景がありました。当時の日本では、「江戸患い」とも呼ばれた「脚気」が社会問題となっていたんです。これはビタミン欠乏症の一種で、多くの人々、特に軍人を苦しめていました。脚気の原因を突き止めた軍医の高木兼寛は、タンパク質不足が原因であると考え、海軍の食事を洋食化するよう試みました。
しかし、当時の日本人にとって、バターやデミグラスソースを使った洋食は「バタ臭い」と不評で、なかなか受け入れられませんでした。そんな中、日本の伝統的な調味料である醤油や砂糖で味付けされた肉じゃがは、肉からタンパク質をしっかりと摂りながら、日本人の口に合うという画期的な料理でした!
肉じゃがは、単なる偶然の産物ではなく、国民の健康を守るという壮大な目的のもとに生まれた、まさに「食の知恵」の結晶だったんですね!
基本の肉じゃがの作り方
- じゃがいも、にんじん、玉ねぎを食べやすい大きさに切ります。
- じゃがいもは切った後、水にさらして表面のでんぷん質を洗い流すと、煮崩れしにくくなります。
- 鍋に油を中火で熱し、牛肉を入れて炒めます。肉の色が変わったら、野菜を加えてさらに炒め合わせます。
- 水、みりん、酒、砂糖などの調味料を加えて煮立たせ、アクを取り除きます。
- その後、フタをして弱火で煮込みます。
- じゃがいもがやわらかくなったら醤油を加えて、煮汁を煮絡めたら完成です。
家族の食卓に、歴史の物語を
普段何気なく食べている肉じゃがに、こんなにも壮大な歴史が隠されていたなんて、驚きですよね!今夜は、日本の食文化の歴史に思いを馳せながら、心温まる肉じゃがを作ってみませんか?
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