画期的?「既存ヘリを短時間で最新式に」エアバス成功 ローター換装・飛行システム更新
- 乗りものニュース |

ヘリコプターは性能や役割によってローターブレードの数が異なります。これまでは枚数が異なる新タイプのローターを、旧式の機体に流用することは大掛かりな作業が必要でしたが、これからは短時間でできるようになりそうです。
機体買い替えなくても最新型へ
エアバスは2021年5月25日(火)、中型ヘリコプター「H145」について、メインローターを4枚羽のものから5枚羽のものに交換する改修を行い、換装後の機体の飛行試験にも成功したことを明らかにしました。
これは、旧タイプのEC145 T2(BK117 D-2にあたるタイプ)を、H145(BK117 D-3にあたるタイプ)に準ずる仕様にアップグレードしたものですが、エアバスは今回、この換装を短時間で実施しています。
メインローターを5枚羽のものに換装し、飛び立つDRFルフトレットンのH145ヘリコプター(画像:エアバス)。
交換はローターヘッド部分そのものの換装になるものの、単にローターブレード(羽)が4枚から5枚になるだけでなく、構造そのものが部品点数の少ない「ベアリングレスローター」になるため、飛行中の振動が低減し、安定性や快適性がよくなるほか、メンテナンスの容易な最新のローターシステムになるため、整備期間の短縮や点検項目の削減が図られ、整備性が向上するといいます。
なお、改修に際してはアビオニクス(飛行制御システム)についても更新する必要があり、新たな飛行制御プログラムをインストールする作業をローターシステムの交換とともに行ったそう。
いわば、古くなった機体をまるまる最新型に生まれ変わらせることに成功したわけです。
どんなメリットが?
今回、ローターシステムの換装作業が行われた機体は、ドイツにおいて航空医療サービスを提供している「DRFルフトレットン」が運用する救急ヘリコプター仕様のH145です。
同機は2018年に運用を開始した機体で、従来の4枚ブレードタイプです。ドイツ南部のアルプス山脈にほど近い都市フィリンゲン‐シュウェニンゲンにあるDRFの飛行場に配備されていました。
改良後の機体に乗ったDRFルフトレットンのパイロットは、飛行性能や整備性が向上したことで、おおむね高い評価を与えていました。なお改修作業は、具体的な工数などは明らかにされていませんが、公開された動画を見る限り短時間で終えています。
これがサービスとして提供されるようになれば、従来ならば機体を買い替えるか、もしくは長期間、整備ラインに入れないと性能向上が図れなかったのが、これまでと比べて短時間・低コストで行えるようになるため、既存機の性能向上がやりやすくなるというメリットがあります。
またH145は、エアバスと川崎重工業が共同開発した機体であり、日本国内でもBK-117シリーズとして生産されています。将来、これらの機体にも今回のアップグレードプログラムが、活かされる日が来るのかもしれません。
【まるで1日車検のよう!】着陸→改修作業→離陸までの公式動画
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