「AIで子どもが頭を使わなくなる」はむしろ逆? 日本科学未来館の特別企画で驚きのAI体験!(東京・江東区)
- マイナビウーマン |

家電などにも搭載され、私たちの身近なところで日々利用されているAI(人工知能)。その便利さを実感するいっぽうで、AIに対して「子どもには難しそう」「なんか怖い」「自分の頭を使わなくなりそう」などの不安も多いのでは? かくいう筆者もその1人でした。今回は、そんな筆者のイメージを覆した小3息子とのAI体験をレポートします!
特別企画【AIとえがく? わたしスタイル in 20XX】とは?
先端の科学技術を体験型展示や映像で楽しめ、親子連れに大人気の日本科学未来館(東京・お台場)。
同館では、研究開発の「いま」を見せるシリーズ「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」の第9弾として、特別企画【AIとえがく? わたしスタイル in 20XX】を、2025年5月12日(月)まで開催しています。
会場では、子どもから大人まで誰もが気軽に「生成AI」を使ったコンテンツ制作を体験。AIが浸透したちょっと先の未来で、私たちはどんな暮らしをしているのでしょう?
親子でとっても気になるこの問題を、実際に体験しながら考えられるイベントとなっています。
特別企画「AIとえがく? わたしスタイル in 20XX」基本DATA
■開催日時:2025年5月12日(月)まで
※火曜休館(ただし祝日や春休み期間は開館)
■開催場所:日本科学未来館 3階 常設展示ゾーン(コ・スタジオ横)
■参加費:入館料のみ、大人:630円、小学生~18歳以下:210円 ※毎週土曜日は無料、未就学児:無料
■アクセス:
◎新交通ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」から徒歩約5分/「テレコムセンター駅」から徒歩約4分
◎東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩約15分
■駐車場:あり
■トイレ:あり
■食事:7階にセルフサービス形式の飲食店「CAFETERIA BLUE」あり。また館内の1階・5階・7階に休憩スペースがあり、飲食の持ち込みが可能。
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※以上情報は変更がある場合がありますので、詳しくは公式HP等でご確認ください。
生成AIって何だか難しそう……その印象がガラリと一変!
小3の息子はもちろん、筆者もパパも生成AIの使用経験はゼロ。まったく未知の世界だから親子で学んでみたいなと思い、特別企画【AIとえがく? わたしスタイル in 20XX】に行ってみることにしました。
会場に到着すると、今回の特別企画も担当された日本科学未来館の科学コミュニケーター・瀬戸翔吾さんが出迎えてくださいました。
青い襟の白ベストを着用した「科学コミュニケーター」は、日本科学未来館で展示について分かりやすく解説してくれる頼もしい存在
科学者や研究者というと気難しいイメージがありませんか?
科学コミュニケーターは、そんな科学者や研究者をはじめとする専門家と、一般の人たちを繋いでくれる存在。今回の特別企画でも、瀬戸さんをはじめ何人かの科学コミュニケーターが交代で会場に入り、スムーズなAI体験を助けてくれます。
おっとりとした口調で物腰やわらかく、笑顔の素敵な瀬戸さん。さっそく緊張がほぐれた様子の息子は、瀬戸さんのお話に聞き入っていました。
ビジネス、研究、日常生活においてAIの活用が進む昨今。AI市場規模は、2023年から2030年にかけて約20倍に拡大するという予測データもあるのだとか。子どもたちはどんな職業に就こうとも、AIの知識やスキルを身につけておく必要がありそうです。
そして今回体験できる「生成AI」についても詳しく教えてもらいました。
生成AIとは、大量のデータを事前学習することで、新しいものをつくり出すことができる人工知能のこと。文章や画像のほか、動画や音声など、さまざまなものをつくり出すことができる生成AIが開発されています。
従来のAIはプログラミング言語でコンピュータに指示を出していたのに対し、生成AIは、私たちが普段使っている言葉で指示を出すことができる画期的な仕組み。だから、子どもでも簡単に使いこなせるんですって。
激ムズのイメージがあった生成AIですが、誰でも使えると分かり、密かに抱いていた不安が一気に吹き飛びました。
生成AI体験コーナーでは、4つのユニークなコンテンツに親子でドはまり
予備知識のインプットが終わったら、生成AIを実際に使ってみるコーナーへ。
■AIにお悩み相談
1つ目の体験は、AIへのお悩み相談。果たして、AIはどんな答えを返してくれるのでしょうか……⁉
まずは日常での悩みを50文字以内で投稿します。そういえば息子の悩みってなんだろう? え、聞いたことがないかも!
息子も「えー、何だろう?」という顔をしていましたが、しばらく見守っていました。
体験に使用する端末はタッチパネル式なので、小3の息子も1人でラクラク操作。なお、音声入力も可。
しばらく考えたあとに息子が投稿した内容は、「片付けがきらい」。
ふふっ! 確かに毎日のように息子に「ちゃんと片付けて!」と言ってるし、ときには怒鳴ってしまうこともありますが、まったく堪えていないように見えていたので、息子が悩みだと思っていたことに驚きました。そっかー、ちゃんと自分なりに考えていたんだねとちょっぴり反省する筆者。
そしてAIの回答がこちら。
「あぁ、片付けが苦手なんだね。なんかわかるよ」という言葉から始まり、息子の気持ちに共感する内容になっているのがすごい! まるで人間に相談しているみたい。
子どもに接するときに、親としてこの共感の姿勢が大切だとは分かっていても、忙しかったり心に余裕がなかったりすると、なかなかできないんですよね。わぁー、これは頼もしい!
続けて「片付けがなぜ嫌いなの?」と尋ねるAIに対し、息子は「片付けようと思っているときに、片付けなさいと言われるのが嫌だった」という気持ちも素直に伝えていました。そっかー、そうだよね。
その後、悩みに沿った適切なアドバイスもくれたAI。「片付けをするときに好きな音楽をかけながらとか、ご褒美を用意するとか、小さな範囲から始めてみるのはどうかな?」という内容でした。悩み相談が終わったあとの息子の表情は、どこかスッキリとしているようにも見えましたよ。
家族や身近な人に相談しづらい悩みも、AIになら相談しやすいし、友だちと話すような感覚で気軽に会話できるのがいいなと思いました。
■AIでオリジナルキャラクターをつくろう
2つ目の体験は、AIでのオリジナルキャラクター作成。画像を生成するAIは、言葉による指示のもとにさまざまな画像をつくることができ、実際にそれを体験できるんですって。
つくりたいオリジナルキャラクターの特徴を、10文字以内で3つ挙げます。
息子が入力した特徴は、「ドラゴン」「火をはく」「いうことをきく」。入力が終わると「生成中」の文字が表示され、しばらく待っているとAIが生成したキャラクターが表示されました。
うぉぉぉー、息子の理想像がこれなんですね⁉
「なんでドラゴンにしたの?」と息子に尋ねたら、「ドラクエに出てくるドラゴンみたいにしたかった」とのことでした。そういうことねー(笑)。
続いて、自分の思い描くイメージにより近づくように、先ほどの3つの特徴のうち1つだけ選んで修正します。息子は「火をはく」というワードを「4本脚」に修正。
そして生成されたキャラクターがこちら。筆者にはよく分からなかったのですが、最初に生成されたドラゴンよりもよりドラクエのドラゴンらしくなったとのことで、とても満足そうでした。
自分のイメージに近づけるために、どんなワードに修正すべきかあれこれ悩んでいた息子。AIを使うと子どもが頭を使わなくなるとも聞いたことがありますが、この体験を通して、むしろその逆のように感じました。
■AIで自分のキャッチコピーをつくろう
3つ目の体験は、AIで自分のキャッチコピーづくり。生成AIを使うことで、自分では思いつかないような文章をつくることができ、それを体験することができます。どんなキャッチコピーが出来上がるのかワクワクしながら挑戦。
まずは、自分を表すキーワードを3つ入力。
就活中の学生ならすぐに自分を表すキーワードが出てきそうですが、小3の息子にはちょっと難関だった様子。筆者とパパもいっしょに考えました。
最終的に息子が入力したキーワードは「おちゃらけている」「前向き」「LEGOが好き」の3つ。すると生成されたのは……
「ブロックで笑顔の魔法」「未来が楽しむ積み木」「笑いを築く職人先生」という3つ。想像もしなかったキザな内容に、家族で大爆笑でした!
奥ゆかしさを美徳とする日本人は、外国人のように堂々と自己アピールをするのが苦手と言われますが、この生成AIに頼れば上手にできそうだなと思いました。
■10年後の暮らしをスナップ写真にしよう
10年後の未来、自分がどんな暮らしをしていて、AIとどう関わっているでしょうか。4つ目の体験は、自分の思い描く10年後を写したスナップ写真をつくります。
「10年後、あなたはどんな暮らしをしていますか?」というAIの質問に、簡単な文章で答えます。「うーん、10年後は大学生かぁ。何してるんだろう?」とあれこれ悩み始める息子。ここは息子に続き、筆者もパパも同時に体験してみます。普段10年後のことってあまり考えないから、これは悩む~‼
そして息子が入力した文章をもとに、AIが生成してくれたスナップ写真がこちらです。
自然いっぱいの大学のキャンパスで、大好きなゲームを楽しんでいる光景のようです。10年後の未来が、こんな穏やかな日常だといいなぁ。
AIが生成したスナップ写真は、すぐ隣にある大画面に次々と写し出されるので、いっしょに来場した家族と見せ合って楽しめます。
「これいいね!」とコメントし合ったり、「どんな文章を入れたの?」と聞き合ったりすると、家族の隠れた心理も垣間見えて面白いですよ。AIの活用が増えていく中で、人と人の関係が希薄になっていくイメージがあったのですが、むしろその逆で、AIを通して新たなコミュニケーションが生まれるのが新鮮でした。
“こども記者”として取材体験もしてきました!
ところで今回、実は息子はもう1つ特別な体験をすることができました。
マイナビ子育て編集部が運営している「とっておき体験部!」の活動の一環という形で、編集部といっしょに、こども記者として取材体験もしてきたんです!
瀬戸さんとのご挨拶では、編集部が用意してくれた名刺を使って名刺交換に挑戦。
先日参加したJAF主催のイベントのダイハツのお仕事体験の中で教わった名刺の渡し方を覚えていたようで、相手が読みやすい向きに名刺を持ち、両手で丁寧に渡すことができました。わぁー、成長ですね!
取材前に「今回はこども記者として瀬戸さんに質問もできるんだって」と息子に伝えたところ、「質問するのは無理。ママが代わりにやって」との答え。今回は質問はダメかーと思っていたのですが、瀬戸さんの気さくで話しやすいお人柄もあり、取材が和やかなムードで進んだおかげで、自分の気になっていたことをしっかり質問をすることができましたよ。
取材ライターを生業としている筆者からすると、これを機に取材する楽しさに気づいてくれたら嬉しい限りです(笑)。
まとめ
今、急速に進化を遂げているAI。その最前線を親子で気軽に体験できるのが、特別企画【AIとえがく? わたしスタイル in 20XX】の魅力です。
家族や友だちには言いづらい悩みを気軽に相談できたり、自分自身を見直す機会をもらったり、家族と将来のことを話すきっかけになったり……。AIを活用することで、人生がより豊かになる未来が見えてきたのが面白かったです。
AIの使われ方が紹介されている街のイラストを眺めながら、自分とAIとの関わり方のイメージをふくらませられる展示。将来なりたい職業に使われているかな?
体験後に「ママはとても楽しかったけど、どうだった?」と息子に尋ねると、「うん、僕も楽しかった!」との答え。小3の息子にはちょっと難しい内容かもしれないとも思いましたが、思い切って体験させてみて良かったです。
今回は、取材ということで、本展の企画者である瀬戸さんに直接その想いを伺いながら体験。普段はなかなかできない体験で、より楽しい思い出となりました。
日本科学未来館には、本展以外にも見どころがいっぱい。一つ一つの展示を丁寧に見て体験して回ろうとすると、1日では時間が足りないかもしれません。事前に絶対外せないスポットを親子で話し合って、出かけるのがおすすめですよ。
(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)
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