アメリカで「アメリカンドッグください」と注文しても食べられない! 何て言えばいい?
- マイナビウーマン |

縁日やイベントで欠かせない「アメリカンドッグ」。子どもも大好きですよね。アメリカンというだけあって、当然アメリカで通じる言葉だと思ってしまいますが、実はアメリカでは別の言葉で呼ばれています。いったいなんと呼ばれているのでしょう。お子さんと一緒に考えてみてくださいね。
「アメリカンドッグ」は海外で通じない和製英語
考えてみたら、アメリカの人が「アメリカン」というのもおかしい話ですよね。日本人が「日本風お味噌汁」というようなものですもんね。しかも直訳したら「アメリカの犬」?
ということで、「アメリカンドッグ」は通じません。そのまんまアメリカで注文したら、びっくりされるかも知れませんね。
では「アメリカンドッグ」はアメリカで何て言うの?
アメリカでは「corn dog」(コーンドッグ)と言います。
「corn」はトウモロコシのことですが、ここでは乾燥したトウモロコシを粉にしたものを意味します。
アメリカでは小麦粉ではなくてこのトウモロコシの粉を使って作るのです。この粉は「corn meal」(コーンミール)と言って、さらに細かいものを「corn flour」(コーンフラワー)と呼んでいます。
一部の説では、日本では当時「corn meal」(コーンミール)の入手が難しく、小麦粉やホットケーキミックス粉を使用して生地を作ったとのこと。そのため「アメリカのコーンドッグもどき」=「アメリカンドッグ」の名で定着したようです。
なぜ「ドッグ」というの?
アメリカンドッグの「ドッグ」とは何を意味するのでしょう。一度は疑問に思ったことがある方も多いかも知れませんね。
アメリカでのアメリカンドッグの呼び方である「コーンドッグ」、この「ドッグ」は、ホットドッグから来ています。
もともとパンに長いソーセージを包んで食べる食べ物は、ドイツ由来。
それがアメリカに浸透してきたとき、その長いソーセージで犬のダックスフントを想像したことから、最初は「ホット・ダックスフント・ソーセージ」と呼ばれていたようです。
それが元となって、ホットドッグと言われだしたそう。
このホットドッグの「ドッグ」が、コーンドッグにも使われたというわけです。
まとめ
名前からしてアメリカをイメージする「アメリカンドッグ」が英語圏では通じなかったとは、驚きですね。
このように、お子さんの身近にある食べ物でも、和製英語のものは多くあります。
これを機会に親子で調べてみるのも楽しいかもしれませんね。
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