「水分取らずに就寝」は危険…夜間、早朝にかかりやすくなる“病気”とは?【医師解説】
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日中だけでなく、朝晩も気温が高い日が増えつつあります。就寝前に水分を摂取する人もいれば、就寝中にトイレに行きたくなって目が覚めるという理由で、水をできるだけ飲まずに寝る人もいるようです。もし就寝前に水分を摂取しなかった場合、体にどのようなリスクが生じる可能性があるのでしょうか。美容外科「SOグレイスクリニック」(東京都品川区)院長で美容外科医、脳神経外科専門医、医学博士の近藤惣一郎さんに聞きました。
水の摂取量はコップ1杯程度でOK
Q.就寝中にトイレに行きたくなるという理由で、寝る前に水を飲まない人もいます。そもそも、就寝前に水分を摂取した方がよいのでしょうか。
近藤さん「寝る前はコップ1杯程度の水分を摂取してください。特に気温が高い時期は必ず水分を取ってから寝ましょう。なぜなら暑い夏場は、日中も発汗が多く、脱水気味であることが多い上に、寝ている間も発汗で体の水分が失われるからです。
体が脱水状態になった場合、血液が濃く固まりやすくなることで脳梗塞や脳血栓が生じるリスクが高まります。脳神経外科医としての経験から、脳梗塞は夏の夜間や早朝に起こりやすいのです。そのため、就寝前はもちろん起床時も水を飲みましょう。また寝ているときに目が覚めた場合も、意識的に水分を摂取してください」
Q.就寝前に水を飲むと、病気の予防以外にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
近藤さん「適切な水分摂取は体温を適切に保つ上で重要であり、特に夏の寝苦しい夜には水分補給が効果的です。また、深部体温が下がるときに『メラトニン』という睡眠を促すホルモンが分泌されます。つまり、就寝前に水分を摂取することで、発汗による体温調整を助け、深い睡眠を促す効果が期待できます」
Q.夏のような気温が高い時期に水分を摂取せずに寝た場合、脳梗塞や脳血栓以外にはどのような病気のリスクが高まるのでしょうか。
近藤さん「心臓や血管内にできた血栓が血液に乗って脳の血管に詰まる『脳塞栓(そくせん)』のほか、腸閉塞(イレウス)や心筋梗塞など、血液の流れが悪くなったり、血液が固まりやすくなったりすることで生じるさまざまな疾患の発症につながります」
Q.夏の就寝中に水分を補給するコツについて、教えてください。
近藤さん「ペットボトルの水をベッドや布団の脇に置いておき、目が覚めるごとに一口か二口飲みましょう。お茶やコーヒーなどカフェインが含まれている飲み物は眠りを妨げるだけでなく利尿作用があり、水分補給としては不向きです。
高齢で就寝前に水分を摂取すると、寝ているときにトイレに行きたくなって目が覚めてしまうという場合、尿瓶やポータブルトイレなどを利用するとよいでしょう」
オトナンサー編集部
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