鼻詰まり続くのは花粉症ではなく「がん」かも…片側だけの症状は要注意 耳鼻科医が教える“見落とし厳禁”のサイン
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鼻詰まりが長引くとがんの可能性?(画像はイメージ)
がんは体のさまざまな部位に生じることがあり、例えば、鼻腔(びくう)がんや副鼻腔がんなど、鼻にできるがんがあります。もし鼻詰まりが長く続く場合、がんの可能性を疑った方がよいのでしょうか。わしお耳鼻咽喉科(兵庫県西宮市)の鷲尾有司(わしお・ゆうし)院長に聞きました。
「単なる鼻炎」と放置するのは危険
Q.そもそも、鼻が詰まる原因について、教えてください。
鷲尾さん「鼻が詰まる原因は大きく2つ考えられます。1つ目は元々ある鼻の正常組織の影響で、鼻腔(鼻の穴)が狭くなった場合です。もう1つは本来、正常の鼻にはないものによって鼻腔が狭くなった場合です。
元々ある組織で起こる鼻詰まりとして、主に鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)と鼻炎が挙げられます。鼻中隔とは、右の鼻と左の鼻を隔てている壁のことです。一般的に多少は右左どちらかに曲がってはいますが、その程度がひどくなると鼻腔が狭くなって鼻詰まりが起こります。また鼻炎では鼻の粘膜が腫れてしまうため、風邪の鼻炎でも、花粉によるアレルギー性の鼻炎でも鼻が詰まってしまいます。
元々、正常の鼻にないものの代表は鼻水です。鼻腔に鼻水がたまってしまうと鼻が詰まります。鼻炎などのサラサラした鼻水でも起こりますが、副鼻腔炎の時などのネバネバした鼻水の方が詰まりやすいです。
その他に考えられるのが、腫瘍です。腫瘍といっても良性と悪性があり、鼻腔の腫瘍で一番多いのは鼻茸といわれる良性腫瘍のポリープで、慢性副鼻腔炎の際に発生します。鼻腔内の悪性腫瘍は非常にまれといってよいでしょう。
鼻詰まりの原因のほとんどは、風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などの良性疾患です。ただし、ごくまれにがんを含む腫瘍が原因となることがあります」
Q.鼻腔や副鼻腔にがんができることはありますか。
鷲尾さん「まれではありますが、鼻腔や副鼻腔にがん(悪性腫瘍)ができることがあります。特に喫煙や職業などで定期的な粉塵の暴露を受ける場合は、発症のリスクがあるといわれています。
また乳頭腫といわれるヒトパピローマウイルス(HPV)による良性腫瘍は、一部で悪性化する可能性が報告されています。メラノーマ(悪性黒色腫)といわれる皮膚がんも、まれではありますが、発生します。いずれも、可能性が低いものになりますが、頭の片隅にはおいておくべき疾患になります」
Q.鼻にがんが生じた場合、どのような症状がみられるのでしょうか。初期症状や見分け方について、教えてください。
鷲尾さん「『片側だけ鼻詰まりが続く』『血の混じった鼻水が出る』『痛みがある』などの症状があれば、がんを疑う必要があります。特に一方の鼻にのみ症状が起きれば、耳鼻科医は1カ月以上続く場合は鑑別診断をする必要性があると考えます。
そういった意味では、『いつもの鼻炎、花粉症だから鼻が詰まりやすい』と考える人は見落としやすいとも言えます。こういった人は一度、耳鼻咽喉科でよく似た別の病気の可能性を診察や検査で除外する『除外診断』を受けておいた方がよいでしょう。症状が持続する場合も定期的に耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
さらに、『顔の腫れやしびれ、痛みがある』『目の見えづらさがある』『首のリンパ節の腫れ』などの症状が加われば、悪性疾患を疑う度合いを増やす必要があります。まれな疾患を見逃さないためには、『いつもと同じ』という考え方に落とし穴があることを忘れないことです。鼻詰まりの多くは心配不要の病気です。
もし『いつもと違う』『症状が片側だけ続く』『血が混じる』といった症状があれば、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。早期発見が重要で、きちんと診察すれば過度に心配する必要はありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず専門医に相談することが大切です」
Q.ちなみに、耳鼻科を受診した際にがんかどうかを見分けてもらうことは可能なのでしょうか。それとも、専用の機器を使用しないと診断が難しいのでしょうか。
鷲尾さん「がんかどうかの前に、腫瘍病変があるかを診断することがスタートになります。この場合、視診、主に内視鏡にて鼻腔内を詳しく観察します。腫瘍病変が認められた場合、悪性の可能性がないかどうかを判断します。両方の鼻に腫瘍病変が認められれば、鼻茸である可能性が極めて高くなります。
一方、内視鏡所見で少しでも悪性の可能性が疑われる場合は、レントゲン、CT(コンピューター断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像法)などの画像検査を行います。それでも悪性の可能性が除外できない場合は組織検査で確定診断を行います。いずれの検査もクリニックレベルで可能な検査とそうでない検査があり、必要に応じて、大学病院や総合病院クラスの耳鼻咽喉科、頭頸部外科での診察が必要になります」
Q.もし鼻腔がんや副鼻腔がんになった場合、耳鼻科ではどのような治療を行うのでしょうか。場合によっては、他の科の受診も必要になるのでしょうか。
鷲尾さん「基本的には他の部位に生じる悪性腫瘍の治療と同様の考え方になります。すなわち手術、化学療法、放射線治療を中心とした治療です。まずは組織検査により腫瘍の特性、全身検索により広がりを判断し、治療法を選択します。状況や必要に応じて、耳鼻咽喉科以外の専門医とタッグを組んで治療する場合もあります」
オトナンサー編集部
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