「肩こり」を放置すると頭痛、腕のしびれも マッサージで症状を改善できる? 整形外科医に聞く
- オトナンサー |
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デスクワークやスマホの操作などで、肩こりに悩まされる人は多いと思います。その際、マッサージで肩こりを改善できるのか気になったことはありませんか。肩こりの原因や対処法などについて、整形外科医の長田夏哉さんに教えていただきました。
肩以外の部分に症状が広がっている場合は受診の検討を
Q.肩こりになる原因について、教えてください。加齢も影響しているのでしょうか。
長田さん「肩こりは、主に肩やその周辺の筋肉が過度の緊張を起こして血流が悪くなり、痛みが生じることで起こります。また、筋肉が緊張状態になってしまう原因としては、姿勢不良や同じ姿勢で長時間過ごすといった生活習慣によるもの、運動不足、ストレスなどによる自律神経の乱れなどがあります。
加齢による原因としては、筋肉量が減少したり、筋肉そのものの弾力性が失われ、硬くなりやすくなったりということが考えられますね」
Q.では、肩こりがあるときに、マッサージの施術を受けたりマッサージチェアを使ったりしても問題はないでしょうか。
長田さん「医療機関ではないサロンのマッサージ施術やマッサージチェアは、軽度の凝りであったり、一時的であれば症状の緩和や改善が期待できるかもしれません。優しい力で筋肉をほぐすことでリラックスできる効果もありますね。
ただし、継続的に効果があるかと言われるとそうではないことがほとんどで、根本的な肩こりの改善にはつながらないことが多いでしょう。施術直後は筋肉がほぐされて血流が良くなるため、凝りや痛みが軽減されたように感じますが、時間がたつにつれ、元の状態に戻ってしまいます。
また、凝りよりも痛みが強い場合、炎症している部分を刺激することでさらに痛みが強くなってしまうリスクもあります」
Q.肩こりを放置した場合、どのようなリスクが生じる可能性がありますか。医療機関を受診する目安も含めて教えてください。
長田さん「肩や首、肩甲骨周辺の筋肉が硬くなり、血流が悪くなった状態が長く続くと、まず痛みや凝りが慢性化してしまいます。さらに悪化すると、脳への血流にも影響が出てしまい、頭痛や吐き気など他の部位の症状も引き起こしてしまうことがあります。腕のしびれや冷え、四十肩・五十肩などを訴える人もいらっしゃいます。全身の症状としては、倦怠(けんたい)感や集中力の低下、睡眠の質の悪化なども考えられるでしょう。
肩や首回りには、人間のさまざまな部位をつかさどる重要な神経や血管が通っている場所ですから、こういった箇所の血流が悪くなったり圧迫されたりしてしまうと、思わぬ不調が出てくる可能性は十分に考えられるんです。
このように、日常生活に支障を来すほど痛みがある人や、肩以外の部分に症状が広がってしまっている人は医療機関の受診を検討してみてくださいね」
* * *
「肩こりで病院なんて…」と思われるかもしれませんが、実は慢性的な要因でさまざまな部位に支障が出ている可能性もあるんですね。もしも症状に覚えがある場合は、肩こりが原因になっているかもしれません。医療機関の受診を検討してみてはいかがでしょうか。
オトナンサー編集部
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