野鳥のヒナが巣から地面に落ちていても助けてはいけない。どうするのが正解?
- マイナビウーマン |

自宅の玄関先で巣から落ちたヒナを見つけ、助けてあげようと家に持ち帰った——そんな優しい行動も、じつは法律に触れてしまうことがあるんです。
\現役弁護士が監修! 子どもあるある✖️法律/
「それ、じつはアウトかも!?」
子どもたちの何気ない行動の中に、じつは社会のルールや法律に触れてしまうものがあるかもしれません。
書籍『ハンディ版 それ犯罪かもしれない図鑑』(金の星社)には、大人でも「知らなかった!」と驚く発見が満載です。
今回はその中から、身近な場所で起こる意外な“違反行為”を一部抜粋してご紹介します。

巣から落ちているヒナをつかまえて、持って帰ると、鳥獣保護管理法違反になる。
※鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
「鳥獣保護管理法」では、勝手に野鳥をつかまえたり、いじめたり、飼ったりすると、罪になると決められているよ。
野鳥は飼ってはいけません
鳥を飼っている人がいますが、それらの多くは、ペットにするために育てられた鳥たちです。一方、外にいるような、人に飼われていない鳥を「野鳥」といいます。人間が許可なくつかまえてけがを負わせたり、死なせてしまったりすると罪になります。飼うことも法律で禁じられています。
わたしたちが暮らす自然環境の中には、野鳥をふくめ他の動物たちも暮らしています。それぞれが、自分たちの力でエサを探して生きていて、えいきょうをあたえ合うことで、この環境が成り立っています。人間の勝手で野鳥たちの生活を変えてはいけません。それを考えるための法律なのです。
野鳥のヒナが落ちていたら?
時々、野鳥のヒナが、うまく飛べずに地面に落ちていることがあります。かわいそうに感じるかもしれませんが、親鳥が近くにかくれていることもあるので、近づかずにそっとしておいてあげましょう。車が通るなど危ない場所のときだけ、近くのしげみなどに移してあげるとよいでしょう。

※以上、『ハンディ版 それ犯罪かもしれない図鑑』<監修:小島洋祐 、絵:小豆だるま、藤本けいこ/金の星社>本文より抜粋しました。
続きは書籍でお楽しみください。

※本記事は、『ハンディ版 それ犯罪かもしれない図鑑』<監修:小島洋祐 、絵:小豆だるま、藤本けいこ/金の星社>より抜粋・再編集して作成しました。
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