子どもがもうすぐ小学生に 入学までに「昼寝なし」へ移行しないと学習に支障も…睡眠のリズムを整えるコツ
- オトナンサー |

子どもが小学校に入学するまでに昼寝をやめさせた方がよい理由とは?(画像はイメージ)
保育園では昼食後にお昼寝の時間がありますが、小学校に上がるとその習慣はなくなります。
3月まで午後の睡眠が当たり前だった子どもが、4月から急に給食後の眠気を抑えて授業に集中するというのは、なかなかハードルが高いかもしれません。授業中にうとうとしてしまいます。
保育園では、子どもが寝ている時間は保育士が事務作業や制作準備、休憩を取るための大切な時間という側面もあります。ただ、そのお昼寝が、小学校生活のリズムづくりの面では少し影響する可能性があります。
なぜかというと…小学校では午前8時ごろから午後3時ごろまで、ほぼ途切れず学習活動が続きます。給食後に保育園時代の“お昼寝の習慣”から眠気が出てしまうと、午後の授業の内容が十分に入ってこない、ということもあり得ます。
悪循環が生まれやすい理由
年長児でも、保育園で午後1時から午後3時までの2時間しっかり眠る生活が続くと、家庭に帰ってから早い時間に眠ることが難しくなる傾向があります。そのため、午後8時、午後9時に布団に入っても寝つけず、日付が変わっても起きているケースもあります。布団に入ってもスムーズに眠れず、結果として睡眠の質が下がることも。
それでも翌朝は親の出勤時間に合わせて午前6時、7時に起きるため、夜の睡眠が非常に短くなり、朝からぼんやりしやすくなります。そして午後はまた熟睡……という流れが続くと、どうしても悪循環に入りやすくなります。
「30分以内のお昼寝なら、夜の睡眠への影響は比較的少ない」といわれています。最近は年長児の午睡をなくす園も増えていますが、そうでない場合には、「30分ほどで起こしていただけると助かります。夜なかなか寝つけず、本人もしんどそうで……」といったように、柔らかく担任に伝えてみるのも一つの方法です。
幼稚園児も例外ではない
幼稚園には決まった午睡タイムはありませんが、日中の遊び疲れで帰宅後の午後5時ごろに眠ってしまうと、夜の就寝時刻にずれが出やすくなります。その結果、夜の睡眠時間が短くなり、また翌日も夕方に寝てしまう……という流れになることもあります。
眠そうな子を起こすのは心が痛むところですが、夜の睡眠リズムを整えるためには、声をかけて起こした方が後々ラクになる場合もあります。
昼寝をしていなくても寝ないパターン
やっと寝かけたタイミングで父親が帰宅し、うれしくて興奮してしまい、目がさえてしまうこともよくあります。
子どもが布団に入っているときは、そっとトントンしたり絵本を読んだりして、「今は寝る時間だよ」という雰囲気を守ってあげることがポイントです。夜におもちゃ遊びや高い高いなど、刺激の強い関わりをしてしまうと完全に目が覚めてしまい、就寝が遅くなりがちです。その影響は翌朝まで響いてしまいます。
眠りやすい環境づくり
隣の部屋の明かりがまぶしかったり、テレビの音が聞こえたりすると、子どもはなかなか寝つけません。深く眠りに入るまではテレビを消し、部屋の明かりは少し落としておくとよさそうです。
大人も一緒に横になるくらいの気持ちで、“寝やすい空気”をつくってあげるとスムーズです。
週末の“寝だめ”はリズムを崩しやすい
大人は「休日だから」と夜更かし、寝だめをしがちですが、子どもも同じようにすると月曜の朝がかなりつらくなることがあります。
「明日は休みだから遅くまで起きていてもいいよ」「朝は好きなだけ寝てていいよ」という対応は、昼寝がなくても就寝時刻がずれ込んでしまい、生活リズムを乱す原因になります。
休日もできるだけ平日と同じタイムテーブルで過ごすのが理想で、ずれたとしても30分以内にとどめておくとリズムが乱れにくいようです。
もし小学生になってからもたっぷり昼寝をさせ、翌朝もギリギリまで寝かせた場合、朝食を食べる時間もなく、排便のリズムもつくれないまま登校させることになります。その結果、子どもは午前の1〜2時間目からあくびが出やすくなります。こうなると授業に集中するのが難しくなり、学習面にも影響が出る可能性があります。
成長の段階に合わせて昼寝の時間を見直していくことは、小学校生活へ無理なく移行するための大事な準備ではないでしょうか。
子育て本著者・講演家 立石美津子
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