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「警察です」にだまされない…本物そっくりの“ニセ警察官”見破る3つのポイント【元刑事が伝授】

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ニセ警察官を見破る方法は?(画像はイメージ)
ニセ警察官を見破る方法は?(画像はイメージ)

ニセ警察官を見破る方法は?(画像はイメージ)ニセ警察官を見破る方法は?(画像はイメージ)

「警察です」という声とともに玄関のチャイムが鳴ったため、驚いてドアを開けると、本当に警察官の制服を着た人物が立っていた――。こんな状況に直面したとき、どれほど冷静でいられるでしょうか。警察官をかたった人物による詐欺事件が急増しているため、注意が必要です。

 近年、中国のネット通販サイトを中心に、日本の警察や自衛隊の制服と、見た目ではほとんど区別がつかない精巧な模倣品が流通していることが、複数の報道によって明らかになっています。

 制服に対する信頼が社会に深く根付いているからこそ、確認の手順を誤れば、誰でも被害者になり得ます。だからこそ、自宅に警察を名乗る人物が訪ねてきた際、何を確認し、どう行動すればよいのかのポイントを、元警視庁刑事の立場から解説します。

疑う前に人の思考を止めてしまう「制服」が持つ力

 警察庁が2月13日に公表したデータ(暫定値)によると、2025年の特殊詐欺の認知件数は2万7758件、被害額は1414億2000万円と、共に過去最多だったということです。

 このうち、電話や対面で警察官を名乗り、「資産を保護する」「口座を調査する」などと言って、現金をだまし取ったり、振り込ませたりするニセ警察詐欺による被害が顕著で、同年の認知件数は1万936件、被害額は985億4000万円に上ったといいます。

 もし自宅に警察を名乗る人物が訪ねてきたら、多くの人は、「本物かどうか」を判断する前に、まず相手の説明を聞いてしまうはずです。それは、判断力が低いからでも、防犯意識が欠けているからでもありません。警察官の制服には、人の思考を一段階飛ばしてしまう力があるからです。

 私たちは日常生活の中で、警察官の制服を見た瞬間に、無意識のうちに「この人は安全な存在だ」「正当な理由があって来ている」と判断しています。この反応は、理屈ではなく条件反射に近いものです。

・学校で教えられてきたこと
・ニュースやドラマで繰り返し見てきた光景
・実生活での経験

 こうした積み重ねによって、「制服=公的=信頼できる」という回路が、私たちの中に出来上がっています。そのため、制服を着た人物が現れると、人は「疑う」という工程を省略しやすくなります。

元刑事も驚く偽制服の精巧さ

 近年、中国のネット通販サイトを中心に、日本の警察や自衛隊の制服と見た目ではほとんど区別がつかない精巧な模倣品が流通していることが、複数の報道で明らかになりました。

 報道によると、警視庁で採用されている耐刃防護衣を模した商品が、日本円で1000円台から販売されているケースも確認されています。シャツ、ベスト、エンブレムに至るまで、写真だけでは元警察官の私でも即断できないほどの再現度です。

 誰でも、特別な知識や身分がなくても、警察官らしい外見を手に入れられる環境が整いつつあります。実際に海外の安全保障・テロ研究分野では、警察官のなりすましが、単なる犯罪手口ではなく、国家安全保障上のリスクを高める要因になっているという指摘が相次いでいます。

 例えば、米国の安全保障専門メディアに掲載された論考、「Deceptive Badges: Why Police Impersonation Is Increasing National Security Risk」(欺瞞(ぎまん)のバッジ・なぜ警察のなりすましは国家安全保障上のリスクを増大させているのか)では、世界各国で起こった、次のような深刻な事件が例として挙げられています。

【警察官になりすました犯人による主な凶悪事件】
■2011年にノルウェーで発生し、計77人が犠牲となった連続テロ事件では、犯人のアンネシュ・ベーリング・ブレイビクが警察官の制服を着用し、若者たちが集まる現場に疑われることなく接近。

■2012年、アルカイダ系武装勢力が、警察や軍の制服、盗難車両を使って検問所を突破し、イラク各地で同時多発的な攻撃を行った。

■2020年、カナダで同国史上最悪規模の銃乱射事件が発生し、計22人が犠牲となった。容疑者の男は王立カナダ騎馬警察(RCMP)の警官を装っていた。

「日本は治安が良いから大丈夫」という誤解

 こうした事例を聞くと、「日本とは事情が違う」と感じる人もいるでしょう。日本社会は、警察や行政に対する信頼度が非常に高いことで知られています。これは本来、社会の安定を支える大きな強みです。

 しかしその一方で、「相手が本当に警察官なのかを疑ったり、確認したりする前に従ってしまう」という行動パターンも生みやすくなります。

「警察官なら大丈夫だろう」

「まさか偽物だとは思わなかった」

 だからこそ、本物と見分けがつかない制服が流通した場合、日本では、より簡単に犯罪被害者となってしまう可能性があります。実際に、日本国内の特殊詐欺を見ても、「警察官を名乗る」という手口は後を絶ちません。

 犯人は、怒鳴ったり、脅したりしなくても、警察官らしい言葉遣い、警察官らしい態度を取るだけで、相手を従わせてしまいます。そこに制服が加われば、心理的な抵抗はさらに下がってしまいます。

自宅に警察官を名乗る人物が来たときの3つの確認ポイント

 では、実際に自宅に警察官を名乗る人物が訪ねてきた場合、どのように考え、行動すればよいのでしょうか。具体的な確認手順は次の通りです。

【自宅に警察官を名乗る人物が来たときに確認すべきポイント】
(1)所属、氏名、職員番号を確認する

警察官には、一人一人固有の職員番号があります。これは警察組織の中で厳格に管理されている番号です。所属、氏名、職員番号を、落ち着いて確認しましょう。

(2)官用名刺を受け取る
警察官は、官用名刺を常時携帯しています。警察手帳の中に常備しておくことは規則でもあります。名刺を求めることは、失礼でも非常識でもありません。

(3)自分で調べた番号で在籍確認を行う
あらかじめ、自宅を管轄する警察署の代表電話番号をスマホなどに登録しておくと安心です。名刺や職員番号をもとに、必ず自分で調べた番号に電話をかけて確認してください。

 また、相手から次のような反応があった場合は、注意が必要です。迷わず110番通報をしてください。

【要注意ポイント】
・在籍確認を嫌がる
・「管轄外」や「守秘義務」を理由に確認を避けさせる
・特定の電話番号を指定してかけさせようとする

 重要なのは、相手が示す番号を使わないことです。本物の警察官であれば、在籍確認を嫌がる理由はありません。むしろ、確認を促すことすらあります。

 警察官に在籍確認を行うことは、無礼な行為ではありません。それは、自分や家族を守るために当然に行ってよい行動です。そして、確認されるのが当たり前の社会であることが、ニセ警察官にとっては最大の抑止力になります。

 警察官の制服が長い年月をかけて築いてきた信頼を、犯罪に悪用させないために、「もしも」のための知識として、ぜひ心に留めておいてください。

治安戦略アナリスト・危機管理スペシャリスト 小比類巻文隆

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