【子育て漫画】信じてた母に“笑われた”あの日の記憶… 親になった今、息子を絶対に“笑わない”と誓った【作者取材】
- オトナンサー |

幼い日の忘れられない出来事を描いた、漫画家の「南波くわしく」さんの漫画「君を笑わない」が、「X」で話題となっています。
作者が子どものころ、両親の友人が東京から九州に遊びに来ました。テレビの中でしか見たことのない「東京」は作者にとって遠い存在。「東京って外国?」と思い、こっそり母に尋ねてみると、母は大きな声で笑い出し……。当時の作者の思いに、読者からは共感の声が上がっています。
息子との約束は守りたい
「南波くわしく」さんは、Xやnoteで漫画を発表しています。南波くわしくさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつ頃からでしょうか。
南波くわしくさん「小学生の頃から、趣味でノートに描いていました。本格的に描くようになったのは、『現代ビジネスコミックエッセイ大賞』で大賞をいただいてからになります」
Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。
南波くわしくさん「この漫画は3年ほど前に描いた作品で、当時は息子の育児備忘録を投稿していました。しかし、育児をしていく中で、自分の幼い頃を思い出すことが増えたので、『息子には同じ思いをさせたくないな』と考え、戒めのような気持ちで描くに至りました」
Q.ご自身が親になって、あの頃の体験はどのように思い返されましたか。
南波くわしくさん「共感できる気持ちもありつつ、でもやっぱり嫌だったな、という思いが強かったですね」
Q.もし今、お子さんに「内緒にして」と言われたら、どう接したいと思いますか。
南波くわしくさん「もちろん内緒にしたいと思います。ただ内容にも寄りますね。ことによっては夫にだけ話す(相談する)かもしれませんが、できるだけ息子に許可を取ってから話したいとは思っています」
Q.この出来事を漫画にしてみて、改めて感じたことはありますか。
南波くわしくさん「当時は泣きわめきたくなるような気持ちでしたが、漫画にすることで気持ちが整理され、『笑われたこと』より、『約束を破って周囲へ言いふらされたこと』が嫌だったのだと明確になりました。そして、『約束を破ったのは絶対に許せない』という、確固たる気持ちにも気付きました(笑)」
Q.「子どもを笑わないようにしよう」という気持ちと、「かわいいから誰かに伝えたい」という気持ちのバランスはどう取っていますか。
南波くわしくさん「まずデリケートな部分(排泄の話や身体的な部分など)の話は、身内以外に話さないようにしています。あと、漫画にするときは『子どもならではのかわいいこと』を選んで描くようにしていますね。できるだけ、共感から来る『思い出してクスッと笑っちゃう』話を描けたらいいな、と思っています」
Q.今回の作品について、どのような意見が寄せられていますか。
南波くわしくさん「この作品を初めて投稿したとき、育児漫画界隈が少し炎上していたこともあり、『お前も子どもをネタにしているじゃないか』みたいな意見が届きました。一方で、『私も親にされたことがある』という共感の声もたくさん届きました。漫画の出来事は私にとって悲しい思い出でしたが、『自分1人だけじゃなかったんだ』と、孤独感が薄れました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
南波くわしくさん「自分の在り方としては、人の感情の機微をしっかり伝えられる漫画家になりたいと思っています! 今の目標としては、自主連載している『エセ科学で育ちました』も含め、どこかで連載したり書籍化してもらったりすることです。精進いたします」
オトナンサー編集部
実は損している?
ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。
ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。
運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?
簡単無料登録はこちらYOUの気持ち聞かせてよ!
いいね | ![]() |
|
---|---|---|
ムカムカ | ![]() |
|
悲しい | ![]() |
|
ふ〜ん | ![]() |
