「高さ130mの巨大船」上空に海自の飛行艇が出現! 低空で旋回する様子を捉えた珍しい映像が公開
- 乗りものニュース |

日本が誇る空と海の乗り物が出会う
JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)が保有する地球深部探査船「ちきゅう」の運用管理を受託している日本マントル・クエストは2026年2月10日、同船の上空を海上自衛隊のUS-2飛行艇が旋回する様子を捉えた映像を公式Xで公開しました。
地球深部探査船「ちきゅう」。船体中央にそびえたつ巨大な「デリック(掘削やぐら)」が外観上の特徴(画像:PIXTA)
「ちきゅう」は、海底下を掘削して地層を採取し、地震の発生メカニズムなど、様々な分析や研究を行うために建造された船です。大きさは全長210m、幅38m、総トン数は5万7000トン強もあります。
外観の最大の特徴は、船体中央にそびえたつ巨大な「デリック(掘削やぐら)」。これは海底下の掘削ポイントにドリルパイプを降ろすために設けられた設備で、その高さは船底から130mにも達し、30階建ての超高層ビルに匹敵します。
「ちきゅう」は日本最東端の島である南鳥島(東京都小笠原村)周辺海域における国産レアアースの採掘に向け、レアアース泥採鉱システムの接続試験を実施するべく、1月12日に清水港を出港。1月17日に現場海域に到着し、1月30日から採鉱機を海底へ貫入してレアアース泥回収作業を開始していました。2月2日中に作業が終了しており、2月14日に母港の清水港に帰港しました。
US-2は、海難事故の救助活動に使用される水陸両用の飛行艇で、荒海に着水することも想定されており、多くの人命を救ってきた実績を持ちます。公開された映像は、US-2が「ちきゅう」のデリック周辺を旋回する様子を捉えています。今回、US-2が飛来した目的は不明ですが、日本が誇る調査船と飛行艇の異色コラボが実現しました。
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