【漫画】「実家の桐タンス」の“小さな鍵穴”がなぜか苦手　後日、ようやく理由が分かり…オチに「絶対トラウマになる」＜作者取材＞

　小さい穴に恐怖を感じる理由について描いた漫画「あな」（全2話）が、Instagramで合計1400以上のいいねを集めて話題となっています。

　実家にある桐タンスの引き出しに空いた小さな鍵穴。幼い頃から女性はなぜかその穴に恐怖を感じ、引き出しの穴を紙粘土でふさいでしまったこともありました。しかし最近になって妹の証言をきっかけに、彼女が小さな穴を怖がる理由が明らかとなって…。読者からは、「怖過ぎますって（泣）」「これはトラウマになりますね」「あまりの恐怖に記憶を改ざんする防衛本能が働いたのでしょうか…」などの声が上がっています。

当時の出来事が衝撃的過ぎて…

　この漫画を描いたのは、Instagramで漫画を発表している、イラストレーターの「ゆう」さんです。ゆうさんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.今回、漫画「あな」を描いたきっかけを教えてください。

ゆうさん「実家でタンスの鍵穴に貼ってあるカピカピに劣化したテープを見て、『そういえば、こんなこともあったなあ』と思ったからです」

Q.穴に恐怖を感じ始めたのは、何歳ごろのことですか。

ゆうさん「物心がついてすぐです。気付いたときには穴のことが怖くてたまりませんでした」

Q.穴から虫が出てきた記憶は、本当にまったくないのですか。

ゆうさん「その瞬間を、私はまったく覚えていないんです。出てきた物が衝撃的過ぎて、記憶から抹消してしまったんでしょうか…。そのため理由も分からず、穴が怖くなっていました。双子の妹から『私が覚えている記憶と違う』と教えてもらい、母にも確認したところ、妹の記憶が間違いないらしく、『そんなことがあったの！？』ととても驚きました。とにかく、そんなに恐ろしい物が出てきたことを覚えていなくて、私としては本当に良かったです」

Q.指と見間違えたことについて、読者からは「虫で良かったですね」という声もありました。「もし、本当に指だったなら…」と想像したことはありますか。

ゆうさん「私の実家は築70年の古民家で森の中に建っているため、日当たりも悪く、いかにも出そうな雰囲気があるので、本当にありそうで怖いです。『もし指だったなら、その奥にいるのは…』とゾクゾクしますね」

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ゆうさん「2024年の9月からです。Instagramでイラストを投稿し始めました。私はとても不器用で、忘れん坊で、面倒くさがりで、日々いろいろな失敗をしてしまいがちです。ただ、そういった自分が『やらかした記憶』を猫のキャラクターに置き換えるだけで、何だか気持ちが軽くなることを発見して、やらかしの記録として漫画を描くようになりました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。

ゆうさん「今後も皆さんに楽しんでもらえるような『やらかしエピソード』を、漫画を通じて発信したいです。自身のやらかしで笑ってもらえたり、『あるある！』と共感してもらえたりすることがとてもうれしいので」

Q.漫画「あな」について、どのようなコメントが寄せられていますか。

ゆうさん「『私はこういう物が怖い』といった皆さんの怖い物のに関するコメントや、『穴って怖いよね』『分かる！』といった共感の声など、たくさんのコメントを頂きました。『水中にある人工物が怖い』『きれいに整列している物が怖い』という人もいて、『恐怖の対象って、本当にいろいろあるんだなあ』と、とても興味深かったです」

オトナンサー編集部

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