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【夏休みにも直面する壁】4割弱が「小1の壁」を実感、働き方を変えた人も……。「壁」を乗り越えるカギは?

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  • マイナビウーマン
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写真と食の力で子どもの幸せを創ることを目指す総合保育テックサービス「はいチーズ!」を提供する千はこのほど、子育て世代1,223名を対象に「小1の壁に関する意識調査」を実施しました。

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「小1の壁」とは、子どもが小学校へ進学する際に、保護者が直面する生活や働き方の調整、保育・学童の空白時間などに起因する困難を指します。

現在は夏休み期間中ではあるものの、日々の過ごし方や預け先、学童の対応など、小学校生活ならではの悩みが顕在化し「小1の壁」の現実がより鮮明になっています。

今回、小学校入学後の保護者の不安やニーズ、そして課題を探るために同調査が実施されています。

4割弱が「小1の壁を感じた/感じそう」

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4割弱の保護者が「小1の壁を感じた」と回答

小学校入学をきっかけに、仕事と家庭のバランスが一気に崩れる「小1の壁」。今回の調査では、4割弱の保護者がこの“壁”を実感していることが明らかになりました。

保育園時代と比べて早まる下校時間、増える学校行事や宿題、そして「自分のことは自分で」という新たな子どもへの関わり方。こうした日々の変化が、家庭内の役割分担や働き方にも大きく影響を与え、戸惑いや不安を抱える家庭が少なくありません。

最大の課題は「放課後の預け先」

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最大の課題は「放課後の居場所確保」

「小1の壁」に直面する保護者にとって、最も切実な課題は「放課後の居場所の手配・確保」であることが明らかになりました。

対策として必要だと感じる項目を複数回答形式で聞いたところ、最も多くの票を集めたのは「放課後の居場所の手配・確保」(15.9%)でした。次いで「春・夏休みなど長期休暇中の子どもの世話」(14.5%)「子どもの勉強のサポート」(10.9%)が続きました。

働きながら子育てを続ける家庭にとって、学校の終業後や長期休暇中の子どもの過ごし方は、仕事との両立を左右する現実的なハードルとなっています。

また「子どものメンタルケア」や「保護者参加行事」「お弁当・送迎」など、見えにくい負担や心理的プレッシャーを挙げる声も多く、保護者が抱える多方面にわたる負担が浮き彫りになりました。

「小1の壁」で正社員率62.8%から61.1%に減少、パート・離職が微増

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「保育園とのギャップ」に戸惑い “想定外”の負担が保護者を直撃

「小1の壁を感じる」と回答した保護者のうち、小学校入学前は「正社員・契約社員・業務委託」として働く割合は62.8%でした。しかし、入学後にはその割合が61.1%にやや減少しました。

一方で「派遣社員・パート」(15.3%→17.1%)といった、より柔軟性のある働き方が微増する結果となりました。

このわずかな変化には、保護者が働き方を変えざるを得なかった現実が表れています。保育園と異なり、学童の預かり時間や支援体制が十分でない場合、従来の勤務形態では家庭との両立が困難になるケースも少なくありません。

「壁」を乗り越える鍵は、“家庭の協力”と“職場の理解”

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「壁」を乗り越える鍵は、”家庭の協力”と”職場の柔軟性”

「小1の壁」を乗り越えるために必要な要素として、最も多く挙げられたのは「配偶者の理解や協力」(31.0%)でした。次いで「学童保育や放課後の居場所」「柔軟な働き方」「上司や同僚など職場の理解」と続きました。

これらの結果から、制度や支援体制だけでなく、家庭内での協力関係や、子どもが安心して過ごせる環境、働き方の柔軟性や職場の理解が、壁を乗り越える鍵となっていることが示されました。

一方で「家事代行やキッズシッターの活用」は0票という結果に。それらは利便性の高いサービスである一方、コスト面や心理的ハードル、地域差などにより現実的な選択肢として捉えられていない可能性が示唆されます。

現場の声から見える、“小1の壁”のリアル

小学校入学は子どもの成長の節目である一方で、家庭には大きな変化と負担をもたらします。「小1の壁」と呼ばれる状況の正体は、単なる制度上の問題に留まらず、日々の暮らしに潜む“小さな困難”の積み重ねにも要因があります。

小1の壁を「感じた」と回答した人から「小学校進学」のタイミングで苦労したことやエピソードを自由記入で募ったところ、最も多く寄せられたのは「入学準備・名前書き」に関する声でした。

次いで「登下校や学童、仕事との両立」に関する悩みが多く挙がり、保護者にとっては物理的な準備と時間のやりくりの両面で大きな負担となっていることが浮かび上がりました。

【入学準備・学童選びにも“見えない壁”】

・入学前の説明会で必要な物品を知らされましたが、白無地の下敷きなど文房具一つとっても細かな指定が多く、1ヶ月半で全部を揃えるのは正直厳しいです。
・学童の入会申込から決定までに時間がかかり、とてもヤキモキしました。仕事をしていれば1年生は全員入れると言われていましたが、万が一を考えそれ以外の方法を模索するのに神経をすり減らしました。また、学級閉鎖時の預け先がないことに驚愕しました。

【時間との戦い、保護者のサポートが前提の日々】

・宿題のチェックや丸付けなどに、思いのほか時間がかかります。帰宅後は夕食やお風呂で手いっぱいなのに、丸付けや音読の付き添いなど、低学年のうちは子どもが一人でこなせない宿題も多く、毎日が本当に大変です。
・保育園では延長保育を利用しましたが、小学校の学童は18時半までのため、仕事の時間調整がとても大変でした。また、小学校の長期休暇期間中は、学童が朝8時半以降から預かり開始のため、職場の理解がなければ正社員として働き続けることは難しいと、改めて実感しました。周囲からは「正社員として働けなくなった」という話も聞く中で、自分は恵まれていると感じる場面も多く、その分、仕事で精一杯貢献したいという思いも強くなりました。

【子どもの不安定さと、心のケアの難しさ】

・入学後の子どものケアに苦労しました。小学校の先生と合わず、学童も狭い建屋に子ども達がギュウギュウに詰められている状態で、気が休まらなかったようです。仕事を続けながらの子どものケアは難しく、やむなく退職しました。
・学校では120%の頑張りを出して何も問題は起きず「出来る子」として先生からは評価されていましたが、家ではその反動が大きく癇癪がひどく出ていました。「やりたいこと」と「やらなければならないこと」の狭間で、優先順位を立てて物事に取り掛かることが難しく親子で衝突にもなりました。時間と心の余裕が必要でした。

こうした声が示すのは、「小1の壁」が単なる制度の問題ではないということ。家庭の状況や働き方、子どもの個性によって現れ方が異なり“備え”だけでは越えられない“暮らし全体の見直し”が求められている実態が浮かび上がります。

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※保護者から寄せられた自由記述のコメントを集計し、頻出語を可視化したワードクラウド

今回の調査では「小1の壁」が単なる制度の不備ではなく、家庭ごとの状況や子どもの個性に深く根ざした“暮らしの課題”であることが明らかになりました。放課後の預け先、家庭学習のサポート、保護者参加行事への対応など、一つひとつは小さなことでも、それらが積み重なることで家庭の負担は大きくなります。

その“壁”を乗り越える鍵として最も多く挙げられたのは「配偶者との協力」や「職場の理解」でした。制度だけでは解決しきれない現実において、家庭と職場、地域の“チームワーク”が問われています。

子どもの小学校入学は、保護者にとっても働き方や家庭運営を見直す大きな転機です。「家庭まかせ」でも「制度まかせ」でもない。社会全体で子育てを支える視点と仕組みの再構築が必要なのかもしれません。

子育て期に働く理由─「家族のため」、そして「社会とのつながり」も

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子育て中の保護者に聞いた─働く理由は「家族のため」「社会とのつながり」

今回の「小1の壁に関するアンケート」では、全回答者に対し働く意義や目的について質問しました。

最も多かったのは「家計や家族・配偶者を支えるため」(24.7%)。次いで「子どもの教育資金のため」(20.8%)「老後資金や貯金のため」(13.7%)と続き、経済的な責任感が就労意欲の主な理由となっていることがわかりました。こうした傾向は、物価高が続く今の社会状況を背景に、より一層強まっていると考えられます。

一方で、注目すべきは「社会とつながりを持つため」(9.5%)という回答が上位に入ったこと。さらに「自分の成長やスキルアップのため」(7.1%)や「育児・介護から離れた自分の時間を持つため」(6.3%)といった“自分自身のため”の理由も一定数見られ、働くことの意味が「生活のため」だけではない現状が浮かび上がりました。

子育て期に社会との接点を失いやすい保護者にとって、仕事は“役割を持てる場所”であり“つながりを取り戻す手段”でもあります。

家族のために働きつつ個人としての価値や居場所を再確認する、そんな働き方が広がりつつあることが、同調査から見えてきました。

調査概要

調査方法:はいチーズ!会員へのWEBアンケート調査
調査対象者:はいチーズ!会員(※)1,223名
調査期間:2025年2月10日〜2月17日
※はいチーズ!会員=未就学児、園・学校に通う子どもを持つ保護者


https://sencorp.co.jp

(マイナビ子育て編集部)

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