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世界初の「電動過給機」付きオートバイはエポックメイキングとなるのか? かつて登場した“ターボバイク”との違いとは

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  • 乗りものニュース
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大阪、東京、名古屋で開催された各地のモーターサイクルショーで、ホンダが「電動過給機」を搭載したV型3気筒エンジンのコンセプト車両を展示しました。バイクに電動過給機が搭載されるのは世界初だとか。メリットは何でしょうか。

話題騒然のバイク、実際に見てきました

 大阪、東京、名古屋で開催されたモーターサイクルショーで、ホンダは「電動過給機」を搭載したV型3気筒エンジンのコンセプト車両を展示しました。

Large figure1 gallery8電動過給機を搭載したコンセプトモデル「V3 E・COMPRESSOR」(石津祐介撮影)。

 このコンセプト車両は、2024年11月にイタリアのミラノで開催された「EICMA(ミラノモーターサイクルショー)2024」において、世界で初めて公開されています。電動過給機は、すでに4輪車や船舶では導入されていますが、バイクに搭載されるのは世界初です。

 エンジンは、完全新設計のコンパクトでスリムな水冷75度V型3気筒。これに組み合わせられる電動過給機は、エンジンの回転数にかかわらず、任意に過給をコントロールできるのが特徴で、低回転からハイレスポンスを実現できるといいます。また過給機には冷却に使用するインタークーラーが必要ないため、スペースが限られるバイクにおいては、マスの集中と軽量化、エンジの搭載位置の自由度など、様々なメリットがあるそうです。

 今回、筆者(石津祐介:ライター/写真家)は東京モーターサイクルショーで実際に車両を見てきました。EICMA2024のときと同じく「V3 E・COMPRESSOR」のロゴがパネルに書かれ、車両には燃料タンクやカウル、ハンドは装備されていませんでした。リアホイールは片持ち式プロアームで、倒立式のフロントフォークを備え、タイヤはロード用スポーツタイヤ、ピレリのディアブロロッソIVを履き、サイズは前120/70ZR17、後200/55ZR17でした。

 エンジンの排気量は公表されていませんが、ホンダによると「大型二輪車を想定」しているとのことなので、市販モデルはフルカウルのスーパースポーツやスポーツネイキッドになると推察されます。大のストファイファンの筆者としては、ストファイモデルのラインナップを期待しています。

実は色々あったターボバイク

 ホンダのV3エンジンといえば、1983年の「MVX250F」や1985年の「NS400R」以来で、新エンジンとしては実に40年ぶりの登場となります。また、ホンダの過給機付きエンジン搭載バイクは、1981年に登場した「CX500ターボ」以来ではないでしょうか。

Large figure2 gallery9V型3気筒の「NC19E型」エンジンを搭載したNS400R(写真:ホンダ)。

 実は1980年代には国内のバイク4メーカーから、ターボ搭載のバイクが相次いで発売されていました。前出の「CX500ターボ」に続いて、1982年にはヤマハの「XJ650ターボ」、スズキの「NX85ターボ」、1984年にはカワサキの「750ターボ」が登場しています。

 こうして各メーカーから出揃ったターボバイクでしたが、国内では運輸省(現:国土交通省)が認可しませんでした。そのため、日本では逆輸入車として流通したものの、大きなトレンドにはならず、数年で姿を消しています。

 そんな不遇なターボバイクでしたが、2013年の東京モーターショーでは、スズキのターボコンセプト「リカージョン」が登場し、2015年には同社製のターボエンジン「XE7」が発表されました。

 また同年には、カワサキから販車初のスーパーチャージャーを装備した「H2」が発売されるなど、過給機付きバイクがにわかに注目を集めるようになります。そして、今回ついに電動過給機「V3 E・COMPRESSOR」の登場となりました。

電動過給機はメリットしかない!?

 そもそも過給機には大きく分けてターボとスーパーチャージャーがあります。ともに、エンジンにより多くの空気を送り込んでパワーを得るための装置ですが、違いはターボが排出ガスを使ってタービンを回すのに対して、スーパーチャージャーはエンジンそのもののパワーを使う点です。

Large figure3 gallery10ターボエンジンを搭載したホンダの輸出モデル「CX500」(写真:ホンダ)。

 ターボは排気ガスでタービンを回すためエネルギーのロスが少ないですが、パワーが出るまでのタイムラグが大きくなります。一方、スーパーチャージャーは、エンジンから直接回転力を得るのでタイムラグこそないものの、パワーロスが出てしまいます。

 今回ホンダが搭載した電動過給機は、電動にすることでエンジンの回転数に関係なく任意に過給をコントロールできるためターボのようにタイムラグがなく、スーパーチャージャーのようにエンジンのパワーも使いません。またコンピューターによる細やかな制御も可能なので、搭載するバイクのキャラクターによって、エンジンフィーリングを変えることが可能というメリットもあります。

 EICMA2024で新型エンジンが発表されると、SNSでは「いいとこ取りの最強エンジン」「久々のV3エンジンだ」「どんなバイクに搭載するのか?」「MotoGPに合わせたモデル?」などと注目され、話題となりました。

 すでにV3エンジンを搭載したバイクでのテスト走行も行われているので、ひょっとしたら近日中に新情報が出るかもしれません。次は、どのような形で登場するのか、楽しみです。

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