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なぜ年を取ると「マイホーム」に不満感じるのか 若い頃の基準で購入すると後悔する5つの理由

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  • オトナンサー
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年を取るとマイホームに不満を感じる理由は?
年を取るとマイホームに不満を感じる理由は?

年を取るとマイホームに不満を感じる理由は?年を取るとマイホームに不満を感じる理由は?

 誰にとっても住み心地の良い家や環境というものは、ありません。ライフスタイルや家族構成、価値観や趣味、嗜好(しこう)などがそれぞれ異なるからで、同居している家族でも、住み心地は人によって違います。

 高齢者と現役世代とでは、良好な住環境は同じではありません。若い頃から気に入って住んできた家や住み慣れた環境が、年を取るとともに不都合や不満を含んだものに変わっていくのも、そういう理由です。では、高齢者と現役世代で、家や環境に対する考え方や求めるものがどう違うのか、比較しながら考えてみたいと思います。

高齢になると生活インフラとしての家の価値を重視するように

 第一に、現役世代にとって「家は、拠点」であるのに対し、仕事を引退した高齢世代にとって「家は日常。あるいは生活の中心」であるという違いがあります。

 現役世代にとって、生活の中心は基本的に職場など社会(家の外)にあって、家とは、そこに行き、そこでの期待に応えるための準備をする場所です。家にいる時間も、睡眠時間を除けばそんなに長時間ではありません。

 しかし高齢期になると事情は変わります。定年退職し、働いていても週に数日の場合、生活の中心が家になってきます。行動範囲は小さくなり、家と徒歩圏が、その人の生活の多くを占めるようになり、家や周辺環境の意味が現役時代に比べると大きくなってきます。

 第二に、現役世代は家を「資産」として見がちですが、高齢になると家を「生活インフラ」として見るようになってきます。

 現役世代にとって住宅購入は、多くの場合「人生最大の買い物」であり、「人生最大の借金(住宅ローン)」でもあります。家を選ぶ際には住み心地だけでなく、将来売れるか、貸せるか、値崩れしにくいかといった資産価値を意識せざるを得ません。

 高齢期には、持ち家であれ賃貸であれ、買い物や食事など普通の生活を送るのに困らないか、急病など緊急時への備えは大丈夫か、災害に家が耐えられるか、自分は孤立しないかといった点が気になってきます。不動産としての資産価値だけでなく、毎日の暮らしを支えてくれる生活インフラとしての価値が重視されるようになります。

 第三に、現役世代が「右肩上がりのポジティブな将来を前提に、家を考える」のに対して、高齢世代は、「衰えや孤独が待ち受ける将来を前提として、家を考えざるを得ない」という違いです。

 現役世代は、駅が遠くても、坂道や階段が多くても、嫌悪施設があっても、部屋数や広さに不満があっても、多少は目をつむり、頑張って乗り切れると考えます。例えば、通勤時間がすごく長くなるお父さんだけ我慢すればいい、というようなことです。要するに、多少の不便などは受け入れ、我慢や頑張りで乗り切った先にはもっといい未来があるという前提があります。

 高齢者は違います。5年後、10年後がどうなっているか分かりません。今ある不便が、頑張りでは乗り切れない状態になっているかもしれないと考えます。今の体力ではなく、これから衰えていく体を前提に、あるいは、今いる家族ではなく、一人になった時を前提に住まいを考えるようになります。

 第四に、近くにあると便利、うれしい、助かるといったものの種類が、現役世代と高齢期ではかなり異なるという点です。

 現役世代は、することがいろいろあり、忙しいことが多いため、時間の節約につながるものは何でもうれしいと感じるでしょう。駅や学校、そのほかいわゆる利便施設はすべて近くにあった方がよく、実際、利便施設の多さや近さはファミリーを対象とした住宅の資産価値に直結します。

 高齢期になると、この状況が大きく変わります。通勤がなく、電車に乗ってどこかに出かける機会もなければ、駅の価値は大きく下がります。むしろ高齢になると、家からすぐのところに人や車の行き来が多い駅があるより、家の周辺は静かで歩きやすい方がいいと言う人が増えます。また当然ですが、学校が近いのも意味がありません。

 高齢期に近くになければならないのは食料品や日用品が手に入るスーパーです。ちなみに家から500メートル以内にスーパーがないと「買い物弱者」になりやすいとされ、そうなると外出や自炊や会話といった健康維持のために大切な活動が減少する可能性があります。

 第五に、現役世代には、他者と関係を持たなくても困らない環境が好まれますが、高齢期になるとそれは、孤独や孤立のリスクになることです。

 隣や近くに誰が住んでいるか知らないし、すれ違ってもあいさつも立ち話もしない、というような場所が、もはや普通になってしまっていて、若い人たちは、それくらいは気にならない、問題ない、むしろ気楽でいいと考えがちです。

 ところが高齢期には、このような環境で暮らすのはリスクとなります。現在、「高齢者がいる世帯」のうち、約6割が「高齢者だけ」で住んでいます。このような状態で、近隣と何の関係性もなければ、急病や転倒やけが、災害や犯罪といった不慮の事態に上手に対応するのは難しいでしょう。

 高齢期の暮らしは若い頃の延長では決してなく、年を取れば、家を見る視点や住環境に求められるものは大きく変わります。駅に近く、素晴らしい眺望が得られ、ぜいたくな造りを誇るタワーマンションに住み替えた高齢者が、「これは違う」と気付いて退去したいと思うようになるケースが多いのは、これが理由です。郊外の立派な庭付き一戸建てに住む高齢者が、不安や不便に耐えられず、住み替えを検討するようになるのも同じです。

 高齢期に適した住環境というものを理解し、それを早めに整えることは、高齢期を楽しく心豊かに暮らすためにはとても重要な要素であると言えるでしょう。

NPO法人・老いの工学研究所 理事長 川口雅裕

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