寒暖差で冷え、ダルい、頭痛、眠れない… “改善策”をパーソナルトレーナーに聞いた
- オトナンサー |
日中は10℃を上回るのに、朝晩は下回る……。さらに、日照時間も減り、体調や気分が優れないという人も多いのではないでしょか。そんな寒暖差が激しいこの季節に起こりやすい不調を予防する方法や改善策などについて、パーソナルトレーナーの柴雅仁さんに聞いてみました。
体が常に“興奮モード”の人が増加

Q.寒暖差によって起こる、体の不調を教えてください。
柴さん「いつもより疲れやすい・食欲がない・睡眠の質が悪い・頭痛やめまいがする・体の冷えを感じるなどのような症状が表れやすくなります。気温が低いと体が冷え、血行が悪くなって風邪を引きやすくなったり、人によっては冷えによって体のどこかに痛みを感じる場合もあります」
Q.寒暖差による不調を予防する方法を教えてください。
柴さん「朝は交感神経が優位に、夜は副交感神経が優位に働きかせることが予防につながります。
最近は、交感神経が優位に働きすぎてしまっている人が多く、体は常に興奮モードとなって心拍数増加、血圧上昇、筋肉の緊張、消化機能の抑制などが起き、さまざまな不調を引き起こしてしまうのです。
普段から副交感神経を優位にするために、『鼻で4秒間息を吸う』、そして『6秒かけて口から吐く』という呼吸法を実践してみてください。この呼吸方法を就寝前に5分間行うと、リラックスした状態で眠りにつくことができますよ」
Q.寒暖差による不調を感じた場合の改善策も聞かせてください。
柴さん「体の不調を感じたら、『規則正しい生活リズムを身につける』ことが大事です。日中の活動時間帯は交感神経を、夜のリラックスタイムには副交感神経を優位にするリズムを作るため、規則正しい生活と質の高い睡眠が大切です。もちろん、寝る前にスマホを見るのは避けた方がよいです。
次に、『日に当たる時間を確保する』ようにしましょう。朝起きたら、まずは日光を浴びる習慣をつけましょう。体内時計が整い、自律神経の乱れの予防になります。
最後に『体を動かす』ようにしてください。体を一定の温度に保つために、ウオーキングやストレッチ、エクササイズを行って心拍数を上げる運動を心掛けてください」
これから寒さが本格化していきます。効果的な呼吸法や生活習慣を見直すようにして、健康で元気な体作りを目指しましょう!
オトナンサー編集部
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