どうせ読むならポイント貯めない?

交際直後に断られ…お相手との「会話」が命取りになった33歳男性の盲点

23,116 YOU
  • オトナンサー
  • |
交際が続かない理由は…?
交際が続かない理由は…?

「婚活がもう何年もうまくいっていないんです」という人が面談に来ると、決まってこう言います。

「お見合い後に交際になることはあるんです。でも、1度か2度食事をすると、お断りされてしまう」

 なぜ、1、2度の食事で終わってしまうのか。今回は、お見合いの交際が続かない理由について考えてみましょう。

「楽しい」と思っていたのは自分だけ

 先日、工藤真奈美さん(32歳、仮名)が吉本太一さん(33歳、同)とお見合い後に交際に入り、1回目のデートをしました。2人とも私の相談所の会員だったので、デートの後に、まずは太一さんからLINEが入りました。

「とても楽しい時間を過ごすことができました。このまま、いいお付き合いができて、結婚まで進めるといいですね」

 ところが、そこから数分後。真奈美さんからもLINEが入ったのですが、反応はこうでした。

「お見合いのときから感じていたのですが、太一さんとの会話は終始、私が話題を提供しないと続かないんです。お見合いのときは、趣味や仕事などプロフィルにあった話で何とか1時間もったのですが、今回は2時間くらいかけてのお食事だったので本当に疲れました。時間がたつのがとても長く感じられて、後半30分は『一刻も早く帰りたい』と帰る時間ばかりが気になりました」

 私に送られてきた2人のLINEの反応は真逆だったのです。

 これは、お見合いで出会ったカップルの間でよく起こり得ることです。一方は「すごく楽しかった」というのに、もう一方は「とても疲れた」という反応。

 数カ月前には、こんなこともありました。

 大野義昭さん(38歳、仮名)は吉野春香さん(35歳、同)と初めてのデートを終えて、私にLINEを入れてきました。義昭さんは私の会員さん、春香さんは他の相談室の会員さんでした。

「春香さんは聞き上手というのかな。こちらの話をいつもニコニコと楽しそうに聞いてくれる感じのいい女性なんですよ。一緒にいると癒やされるなあ」

 ところが、春香さんの相談室からは、このデートの後に「お断り」が来たのです。春香さんの仲人さんとは親しくさせていただいていたので、お断りの理由を電話で聞いてみました。すると、こんなことを言われました。

「義昭さんはお見合いのときも今回も終始、ご自身の話ばかりを一方的に話されていたみたいです。春香さんは気を使ってニコニコしながら相づちを打っていたけれど、さすがに今回は時間も長かったし、最後は笑顔も引きつってしまったというんですよ」

婚活で男女が出会うということ

 会話をしていて、一方は楽しいと思っているのに、もう一方はそれとは逆の感情になっている――。どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?

「会話はキャッチボール」とはよくいわれています。一方が投げるだけ、もう一方が受け止めるだけでは会話が楽しめないのです。

 真奈美さんと太一さんのケースでは、真奈美さんが質問を投げ、太一さんがそれに答えていました。会話のかじ取りをしていた真奈美さんは、次から次へと質問を繰り出すことにエネルギーを使って疲れてしまった。一方、質問に答えるだけの太一さんは楽だったのでしょう。

 義昭さんと春香さんのケースは義昭さんが自分の話をするのが楽しくて、自分の情報を一方的に送り続けていました。それを笑顔で聞いていた春香さんはもう聞くことにはおなかいっぱいになって、一刻も早く帰りたくなってしまった――。

 会話の基本は「お互いに同じ質問量、同じ答えの量」です。このバランスが崩れると、一方はすごく楽しくても、もう一方にとっては退屈な会話になってしまいます。

 では、ここで婚活の出会いの特徴をもう一度おさらいしておきましょう。

 お見合いは、それまで全く面識のなかった2人が「結婚」という目的のために出会うのです。お互いの大まかな情報はお会いする前にプロフィルで確認していますが、どんなお人柄なのかはまだ分かっていません。

 そのため、お会いしたら、自分のことを一方的に話して情報を伝えるのではなく、「自分のことを話したら相手の話を聞く」ことが大切なのです。

「太一さんの趣味は何ですか?」

「僕は釣りが好きなんですよ」

 例えば、こんなふうに趣味の話を聞かれた場合、「釣り→どこに釣りに行く→これまで釣り上げた大物の話」などと5分くらい釣り話で盛り上がったら、今度は太一さんが真奈美さんに、「ところで、真奈美さんの趣味は何ですか?」と話を聞き返します。

 そのとき、例えば、真奈美さんが「料理です」と答えたとしたら、「どんなものを作りますか?」「どんなところに食材を買いに行くんですか?」などと、釣りの話と同じくらいの質問量と会話の時間を使った方がよいのです。

 そして、ポイントは言葉に感情を乗せることです。

 会話が上手な人と下手な人。その違いは話すときに言葉に感情が乗っているかどうかです。下手な人は淡々と状況説明をします。上手な人は会話の中に自分の感情をうまく入れ込んでいます。

 例えば、釣りで魚がかかったときの話をしたとします。

「この間、釣りに行ったんですが、1時間やって6匹釣れました。まあまあの成果でした」

 こう言っても、女性は「ああ、そうですか」となりますよね。

 ところが、こんなふうに感情を込めて言うと、話が生き生きしてきませんか?

「この間、釣りに行ったら、最初はなかなか魚がかからなかったんですけど、30分くらいしたら手応えを感じたんです。『よっしゃー』と思って引き上げてみたら、手応えを感じたほどの大物ではなくてね。『な~んだ』とリリースしましたよ。でも、そういうときって、『よし、次はもっと大物を釣り上げるぞ!』という気持ちになるんですよ。こういうことの繰り返しが楽しいんですよね」

 つまり、単なる状況説明をするのではなく、そこに「大物がかかったかもしれないドキドキ感」「思ったよりも小物だったがっかり感」「次に期待する気持ち」と感情を乗せていくと、会話が生き生きしてくるのです。

 料理の話をするにしても、「得意料理は和食です。何でも一通り作れますが、得意なのは肉じゃがです」で終わりにしてしまうのではなく、「よく和食を作るんです。得意料理は肉じゃがです。たくさん煮込んで、味が染み込んだ方がおいしいですよね。ホクホクしたジャガイモを食べると幸せな気持ちになりませんか? 私の肉じゃがは家族にも評判なんです。家族がおいしそうに食べているのを見ると幸せな気持ちになります」

 ただ単に「料理を作るのが好き」と伝えるよりも、気持ちを入れることで話が膨らんで抑揚もつきますし、家族のために料理を作る優しい人柄も伝わります。

ネタ帳を作ってみよう

 私の知り合いに、とても女性にモテる男性がいます。ごく普通の会社員ですし、飛び抜けた収入のある実業家や社長さんではありません。既に結婚なさっていますが、結婚後も女性と幾度か恋愛して、それが奥さまにバレて叱られたこともあったそうです。

 今や、芸能人の浮気がマスコミに暴露され、それが人気衰退や仕事を干される原因になっているので、浮気は褒められたことではないですし、大きな代償があります。

 ただ、結婚した後も女性にモテるというのはすごいことですよね。その知人男性に、「昔から、そんなふうにモテたんですか?」と聞いたことがあります。

 すると、彼が言いました。

「中学生くらいになると、女の子を意識しだすじゃないですか。でも、自分は全く女の子から相手にされていなくて、モテるようになるにはどうしたらいいか考えたんですよ。特別ハンサムなわけではないし、『これは面白い話のできる人間になるしかない』と。それで、『ネタ帳を作ったんです』ごく普通の出来事をどうやったら面白く話せるのか、文章で考えた。そのときに、話の最後にクスッと笑えるオチをつけるとよいというのを編み出したんです」

 まさに“モテは一日にして成らず”ですね。

 また、人の話を聞くときに何が一番大事か。それは相手の話に「まずは共感すること」です。

「映画を見ることが好きです」と言ったら、「そうなんですか。映画、良いですねえ。やっぱり、映画館で見る派ですか?」という具合に、最初に共感する相づちを打ちます。

 共感するときに使う「さしすせそ」の相づちをご存じですか。コミュニケーション教室などに行くと、必ず教えられることです。

「さ」さすが~
「し」知らなかった~
「す」すごいですね~
「せ」センスありますね~
「そ」そうなんですか~

 反対に、使ってはいけない「たちつてと」の相づちもあります。

「た」たいしたことないですね
「ち」違いますよ、それ
「つ」つまんないですね
「て」適当でいいんじゃないですか?
「と」とんでもないです

 トークのセンスやコミュニケーション能力は確かに、持って生まれた才能なのかもしれませんが、努力に勝る天才はなし。モテる人は日々研究し、努力をしているのです。

「お見合いの後、なかなか交際につながらない」「交際になっても、1度か2度の食事を終えるとお断りが来てしまう」人はもう一度、ご自身のコミュニケーションの取り方を振り返ってみてくださいね。そして、コミュニケーション能力を上げる努力をしてみてください。

仲人・ライター 鎌田れい

実は損している?

ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。

ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。

運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?

YOUの気持ち聞かせてよ!

いいね いいね
ムカムカ ムカムカ
悲しい 悲しい
ふ〜ん ふ〜ん
NEWS一覧へ
PeXポイントで賞品を当てよう!

ポイント ポイント獲得の流れ

ポイント獲得の流れ

ポイント ルール・注意事項

ポイント獲得!!