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「緊急避妊薬」と「経口中絶薬」どんな薬? 正しく知っておきたい“違い”を産婦人科医に聞く

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「緊急避妊薬」と「経口中絶薬」はどう違う?
「緊急避妊薬」と「経口中絶薬」はどう違う?

 避妊に失敗した可能性のあるときや、性暴力被害に遭ったときなど、“望まない妊娠”を防ぐために用いられる「緊急避妊薬」。一方で、「経口中絶薬」という薬も知られつつありますが、この両者について、「どう違うの?」「飲むタイミングも違う?」「入手する方法は?」など、さまざまな疑問の声が聞かれます。

 正しく知っておきたい「緊急避妊薬」と「経口中絶薬」の具体的な違いについて、産婦人科医の尾西芳子さんに聞きました。

経口中絶薬は「未承認」

Q.まず、「緊急避妊薬」とはどういう薬なのかについて教えてください。

尾西さん「緊急避妊薬とは性交渉後、早期に内服することで排卵を遅らせたり、受精・着床を阻止したりすることで、妊娠するのを防ぐ薬です。

現在、国内で認められている緊急避妊薬は『レボノルゲストレル(ノルレボ)』というホルモンの製剤で、性交渉から72時間以内に内服する必要があります。海外では、性交渉後5日以内と内服期間が少し長く、効果も高い『エラワン』という緊急避妊ピルも販売されていますが、日本国内ではまだ認可されていません。

日本では、処方箋なしで緊急避妊薬を薬局で購入できるようにしようという動きはあるものの、現時点では婦人科などのクリニックでの処方になり、また保険適用とならないため、自費で1万5000~2万円程度(ジェネリック医薬品の場合は8000円程度)かかります。副作用として頭痛や吐き気を催すことがありますが、頻度は多くありません。また、内服後の生理は通常の周期とずれが生じます。

避妊率は、24時間以内の内服で99%、48時間以内で98%、72時間で97%と報告されています。高い避妊率のように見えますが、時間の経過とともに率は落ちていき、実際内服後に妊娠してしまうケースも見られます。そのためなるべく早く内服することが大切です」

Q.一方、「経口中絶薬」はどのような薬ですか。

尾西さん「経口中絶薬は、希望せず妊娠してしまった場合に中絶するための薬です。2種類の薬を組み合わせて使用します。日本では現在、承認が急がれていますが、2022年9月現在は未承認のため、国内で使用することはできません。

海外では正式な承認を得て、治療薬として使用されていますが、内服後の腹痛や出血、細菌感染などのリスクも大きいため、“医療機関での治療”という位置付けです。また内服後、妊娠が中断できなかった場合に、赤ちゃんの先天異常のリスクも上昇します。個人輸入なども禁止されている上、『堕胎罪』という刑法に触れる行為なので、自己判断での内服は絶対にやめましょう。一方で、いろいろな事情で出産できず、悩まれることもあると思います。まずは一人で悩まずに、医療機関や『妊娠SOS相談』などの機関に相談してみましょう。

ここまでをまとめると、緊急避妊薬は性交渉後の『妊娠を阻止する薬』、経口中絶薬は望まない妊娠をしてしまった場合に『胎児をおろす薬』という違いがあります」

Q.緊急避妊薬の内服時の注意点とは。

尾西さん「緊急避妊薬を内服する際の注意点は、(1)性交渉後なるべく早く内服する(2)飲んだ後の出血はいつ来るか分からず、いつもの生理からずれる(3)内服後の出血が来るまでは必ず避妊が必要(排卵がずれるため一時的に妊娠しやすくなる)―です。特に(3)はあまり知られていないので、内服後、再び性交渉をして妊娠してしまうというケースが多くみられます」

Q.緊急避妊薬に関しては「薬局で、処方せんなしで買えるようにしてほしい」との声も聞かれます。また、経口中絶薬は現状、日本国内では未承認です。産婦人科医としてどう思われますか。

尾西さん「近年、SRHR(sexual reproductive health/rights)という『性と生殖に関する健康と権利』が取り沙汰されていますが、この分野において日本は、世界から見ても非常に遅れています。

例えば、緊急避妊薬は2000年ごろから世界で使用されており、90カ国以上で医師の処方箋なしで、薬局で購入できます。フランスでは学校の保健室にも置いてあるほどです。日本国内でも、薬局で自由に購入できる『OTC(over the counter)』化の動きがあり、近い将来、可能になると思います。

経口中絶薬についても、日本ではまだ承認が下りていない『ミフェプリストン』が世界の80カ国以上で使用され、世界保健機関(WHO)は広く使用されるべき“必須医薬品”として2005年に指定しています。こちらも、厚生労働省は1年以内に有効性や安全性を審査する見通しとなっています。

ただ、どちらも、個人の性に関する知識と自己責任が必要になる薬です。現在、認可がなかなか下りないのは、薬に関する安全性以外に、こうした薬が簡単に手に入ることで危険な性交渉が増加したり、望まない妊娠率が上がったりするのではという懸念があるためです。

日本が海外と比較して遅れているのは、薬の承認だけではなく、性教育についても同じです。これらの薬が安全かつ適正に使用されるためには、きちんとした性に関する教育の整備が早急に必要だと思います」

オトナンサー編集部

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