「札幌の圏央道」15日延伸！ 新千歳‐旭川の無料新ルート「道央圏連絡道路」がますます便利に 環状完成も目前！

道央圏連絡道路を構成する「中樹林道路」が、2025年3月15日16時に開通します。

中樹林道路が開通

　北海道で、道央圏連絡道路を構成する「中樹林道路」7.3kmが2025年3月15日（土）16時に開通します。「札幌の圏央道」ともいえる高規格道路の延伸です。

2025年3月15日に開通する道央圏連絡道路「中樹林道路」。2024年8月（乗りものニュース編集部撮影）

　道央圏連絡道路は、千歳市から小樽市に至る計画延長約80kmの高規格道路です。札幌の東側を大きく環状に結んでいきます。道東道や道央道といった有料の高速道路とも接続しますが、道央圏連絡道路は全線無料で整備されます。

　今回は、未開通部として残る長沼町・南幌町・江別市の2区間21.9kmのうち、北側（中樹林道路）区間が開通します。南幌町内の国道337号から、道央道の江別東ICまでを結びます。

　一方の南側（長沼南幌道路）区間は整備が続きますが、現状は国道274号と337号を介して通行が可能です。道央圏連絡道路は新千歳空港に直結しているため、新千歳空港から空知地方や旭川方面に向かう際の新たな選択肢になります。

　また、北海道開発局によると、苫小牧港から札幌の北側の石狩新港まで、全線未整備の状態では夏期139分、冬期156分かかっていたところ、中樹林道路の開通後はそれぞれ113分（26分短縮）、124分（32分短縮）となるそうです。

　なお、最後の未開通区間「長沼南幌道路」14.6kmについては、開通見込みが示されていませんが、すでに跨線橋や切土などの具体的な構造物が姿を現してきています。

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