『セフレと恋人の境界線』⁉︎ 目に焼き付く番組タイトルとは裏腹な「恋愛教育番組」で学べること
- マイナビウーマン |

男女の“曖昧な関係”には、不安を覚える人も多いでしょう。だけど私たちの人間関係は、ほぼ全てが曖昧であるとも思いませんか?
血の繋がった家族や、婚姻関係で結ばれた夫婦には、切っても切れない縁があるかもしれません。だけど“ただ付き合っているだけの2人”にだって、いつどんなタイミングで別れがやってくるか分かりませんし“時々寝るだけの2人”の関係が、いつどんなふうに発展するかも分かりません。
“セフレと恋人の境界線”は、いつでも誰でも行き来しうるもの。恋人以上の関係もそうかもしれません。人によって意見が180度割れる可能性もある問題作を、豪華なMC陣と一緒に「学びながら鑑賞する」新感覚の恋愛考察バラエティが、Amazon Prime Videoで配信中です。
■豪華すぎるMC陣の恋愛トークで恋の「多様さ」を知る
Amazon Prime Videoで9月3日(水)より配信された恋愛考察バラエティ『セフレと恋人の境界線』は、MCのYOUさん、髙比良くるまさん(令和ロマン)、サーヤさん(ラランド)、千葉雄大さんと一緒に、3本の短編映画を鑑賞できる新感覚な番組。
3本の映画では、それぞれ新進気鋭の映画監督がメガホンを握っており、現代らしい曖昧な人間関係がリアルに描かれています。恋バナ的にはツッコミどころ満載の映画を鑑賞しながら、MCたちがその場でズバリと感想を語り合っていきます。“恋愛リアリティオタク”を公言するくるまさんや、恋愛界のご意見版YOUさんを始めとするMCの鋭い視点を切り口に、視聴者も一緒に人間関係の曖昧さについて思考することができます。
しかも毎回、作品の鑑賞後にはなんと、今泉力哉監督が雛壇に登壇。MC陣と一緒に登場人物の心情や、脚本の意図をトークしてくれるというスペシャルなパートも。客観的な視点を持つMCたちと、登場人物のことをよりよく知る人物である監督の話、どちらも聞くことで作品の人間関係をよりリアルに捉えることができるのです。
映画に出てくる登場人物たちの男女関係は、自分自身は体験していなかったとしても、周囲の友人からは聞いたことがあるようなリアルさがあるものばかり。出会いの瞬間やセリフ、細かな演出も現実的で、まるで居酒屋で友達の恋バナを聞いている時のような親近感があります。
例えば、1作目の『恋人になれたら』(監督:山中瑶子氏/脚本:今泉かおり氏、今泉力哉氏)では、主人公の女性が夜の街でひょんなことから知り合った男性を好きになり“友達以上恋人未満”の関係に陥ってしまいます。その出会いの様子や、LINEの入手の仕方、相手のSNSを見つける様子はまさにリアル。
デート中の彼は、互いの心の距離を縮めるような“凄技会話テク”も連発。「そんなこと言われたら、好きになっちゃうじゃん」と思わざるをえないセリフの裏で、彼は何を考えているのでしょうか。そんな彼の“モテテク”ともいえる行動に対して、果たして女性は食いついていいのか、彼は“クズ男”とジャッジすべきなのか……そもそも、付き合う前に身体の関係を持ってもいいのかなどを考えながら、映画を鑑賞していくことになります。
人が恋に落ちていく、ロマンに溺れる瞬間を観察することができる一方で、関係に名前をつけてもらえない、自分からも言い出せない“モヤモヤ”にも共感が溢れる一作。だけど、作品の終盤には、関係に名前をつけてもらえなかった女性からの“反逆”とも取れるような駆け引きも。うまくいかなかった恋も一緒に見てきた、同じ青春時代を過ごした友人と一緒に見たくなる作品です。
■関係性は違えど……曖昧さに悩んだり、甘えたりする登場人物たち
2作目の『結婚学入門』(監督:今泉力哉氏/脚本:今泉かおり氏、今泉力哉氏)の主人公は、自身のキャリアや生活を大切にしている独身編集者。そんな彼女が、付き合っていないからこそ適切な距離を保ってくれるセフレと、圧倒的なスペックを持っているけれど、自身の生活に土足で踏み込んでくる新しい彼氏との関係に悩んでいきます。
主人公の女性の周囲には結婚している友人が多く、結婚適齢期を過ぎても独身でいることの葛藤がリアルに描かれます。その上、自立した暮らしを送る彼女にはさまざまなマイルールがあります。1人で生きる女性のたくましさと、その奥に隠している寂しさの間で揺れ動く感情はリアルで「もしも自分だったら?」という想像も掻き立てられます。
1作目からは打って変わり、結婚という曖昧さのない関係に進む難しさについても考えさせられます。毎日をやり過ごすだけであれば、1人の暮らしというのはあまりにも身軽で、気楽です。誰かと付き合うということは、生活の中では時に、妥協や我慢をする必要があるということなのか……ライフステージの異なる友人と一緒に見ても、新しい発見がありそうな作品です。
3作目の「特別な人」(監督・脚本:今泉力哉氏)は「別れたい」と言われてしまっている彼女がいる男性が主人公。そんな時に、大学時代の先輩と再会して「彼女との別れ話を一緒に聞いてもらう」という、ありそうでなさそうな場面を一緒に過ごすことになります。
彼氏がいる女性と、ほんの少し前まで他に好きな人がいた男性。だけど、どちらの恋愛も“一筋縄な関係”ではなかったが故に、2人の間にはただの先輩後輩とは呼べないような、絶妙な空気が流れています。修羅場を一緒にくぐってしまったからこそ生まれてしまった、オープンな関係性。
付き合ってはいない、曖昧な関係だからこそ生まれる信頼感もあると気がついた時、その「特別感」には名前をつけるべきなのでしょうか。彼氏か夫か、異性友達か……どこにも当てはまらない2人の関係にもやもやする人もいれば、安心感を覚える人もいるのかもしれません。
■「YESかNO」かだけではない。多様な選択肢を示してくれる
好きだからこそ関係に名前をつけたくなる人もいれば、相手への好意さえあれば曖昧な関係でもいい、と考える人もいます。3作の映画は登場人物も、それぞれが抱える悩みも違いますが、曖昧な関係の中でこそ、色々な感情が生まれていくことも分かります。
付き合うことはゴールではない……どころか、結婚さえも、2人の関係性のゴールではないのかもしれません。どんな約束をしたとしても、関係性は常に変わっていきます。2人が向き合うことができなければ、婚姻関係すらも終わりに向かっていく可能性もあります。だからこそ人間関係はいつだって曖昧で、セフレか恋人かだけがグレーさではないということも教えてくれる本作。
同時に曖昧であることが悪いわけではないということに、気づく人もいるかもしれません。恋人ができたら、他の異性と会ってはいけない、結婚をすればなおさらそう……世間ではほとんどの人がそう考えているでしょうし、実際に結婚すれば、法規に縛られる場合もあります。しかし少なくとも、3つの映画の中では、曖昧な関係の中で感情が生まれ、登場人物たちは自分や、相手と向き合おうとしていくのです。明確な答えを出した人物もいれば、そうではない人物もいました。どちらが正解かを決めなくていい、ゆるい空気感があるのも本作の特徴です。
恋愛や人間関係に疲れている人、白か黒か以外の選択肢に触れてみたい人、気になる彼と一緒に鑑賞して、どんな価値観を持っているか知りたい人……それぞれ、楽しみ方は無限大。秋の夜長にぜひ、あなたなりの“セフレと恋人の境界線”について考えてみては?
(ミクニシオリ)
『セフレと恋人の境界線』
配信日:9月3日(水)
出演:YOU 髙比良くるま(令和ロマン) サーヤ(ラランド) 千葉雄大
中田青渚 金子大地 (「恋人になれたら」)
中村ゆり 永岡佑 前原滉 (「結婚学入門」)
山下美月 芳村宗治郎 (「特別な人」)
監督:今泉力哉 山中瑶子
脚本:今泉かおり 今泉力哉
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