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東京⇔大阪「最高設備のJR夜行高速バス」とは? カーテン閉めれば“ほぼ個室” まるでベッド!?な豪華座席で熟睡

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JRバスで最高の設備を持つ「ドリームルリエ」

 東京~大阪間の移動手段は東海道新幹線が定番ですが、夜になると夜行高速バスが多数運行されています。JRバス関東と西日本JRバスは、この区間に1日最大22本の「ドリーム」の名を冠する夜行バスを走らせており、東京駅八重洲南口や大阪駅JR高速バスターミナルでは10分に1本発車する時間帯もあります。昨今の宿泊費の高騰から、夜行バスの需要は高まるばかりです。JRバスで最高の設備を持つ「ドリームルリエ」に乗車し、車内設備を確かめてみました。

Large figure1 gallery9JR夜行高速バス「ドリームルリエ」(水野二千翔撮影)

 ドリームは座席のグレードによって「青春エコドリーム」「グランドリーム」「ドリームルリエ」の3種類に分けられます。青春エコドリームには4列シート車が使用されますが、その分リーズナブルに乗車可能です。グランドリームに使用される車両は独立3列シートを採用。近年では、シートと通路の間にカーテンが設けられるようになり、プライバシーに配慮しつつ居住性を高める工夫が施されています。

 今回の記事で取り上げるドリームルリエは、最上位クラスに当たります。定員は16名でグランドリームの約半分、青春エコドリームの約1/3しかありません。定員を減らし車内やシートにゆとりをもたせた構造が最大の特徴です。

 ドリームルリエには「プレシャスクラス」と「アドバンスクラス」という2種類のシートタイプが設定されています。運賃はプレシャスクラスで1万5000円~1万9000円、アドバンスクラスで1万1000円~1万5000円と、グランドリームや青春エコドリームよりは値が張りますし、場合によっては東海道新幹線よりも高額になることもあります。

 しかし、近頃筆者は大阪出張の機会があれば、片道はグランドリームを選択するほど頻繁に利用しています。その理由は、やはりシートの快適性にあります。

カーテンを閉めれば「ほぼ個室」のできあがり

 定員は「プレシャスクラス」が6名、「アドバンスクラス」が10名。車両前部にはプレシャスクラスが配置され、座席ごとに身を隠せるほどの大きな仕切り板が通路側に取り付けられています。カーテンを閉めれば「ほぼ個室」のできあがり。アドバンスクラスのそれぞれの座席にも顔が隠れる大きさの仕切り板とカーテンがあり、どの座席でもプライベート感はかなり高いと感じます。

 プレシャスクラスの座面幅は約60cmで、かつてブルートレインとよばれて活躍した国鉄20系客車の寝台幅52cmよりも広いというのも驚きです。リクライニング角度も156°あり、よりベッドの構造に近づいています。これなら寝返りを打つこともできるでしょう。

 筆者が利用するアドバンスクラスの座面の幅は約46.5cmとなっています。これはグランドリームのシートと一緒なのですが、筆者はアドバンスクラスのほうが寝心地がいいと感じています。というのも、リクライニング角度は約148°とグランドリームのシートより13°ほど大きく、実際に使用してみると、横になって寝ているような心地を感じられます。また前の座席との間隔が1m以上あるので、足を伸ばして寝ることもできます。実際、乗車してすぐに寝落ちし、気がついたら大阪府内に入っていたこともしばしばです。

 車内設備やアメニティが豊富なのも魅力です。座席にはAC電源コンセントが取り付けられており、スマートフォンやタブレットの充電に対応。読書灯も設置しています。また、ブランケットが座席ごとに置かれていて、空調の効き具合によって活用できます。蒸気で温まるアイマスクや汗ふきシートといったアメニティも各座席に配布されており、爽やかな気持ちになって睡眠の態勢に入れる点がメリットです。

「移動」と「睡眠」を同時に済ませて時間を有効活用

 平日に大阪へ出張した際、利用したときの模様を紹介します。

Large figure2 gallery3グランドリームや青春エコドリームの車両にはダブルデッカータイプが使用されるが、ドリームルリエにはハイデッカータイプが使用される。(水野二千翔撮影)

 ドリームルリエは東京駅八重洲南口・バスタ新宿から乗車します。バスタ新宿の発車時刻は23時40分。夜の遅い時間まで東京に滞在でき、便利です。大阪駅JR高速バスターミナルには7時31分着となり、睡眠時間がしっかり確保できます。

 この日はバスタ新宿から乗車してみました。プレシャスクラスが4名、アドバンスクラスも筆者を含めて4名の乗車率50%で大阪へ向かいます。「愛知県の新城で乗務員交代がある」「窓側の座席はカーテンを閉めてほしい」といったアナウンスが運転手の肉声であり、日付が変わるころには消灯されました。

 1時頃、東名高速の鮎沢パーキングエリアで休憩となります。といっても車内ではすっかり眠っている人も多く、外へ出た人はまばら。朝5時頃には新名神高速の御在所パーキングエリアでも休憩がありましたが、筆者はぐっすり眠っていて気づきませんでした。

 翌朝目が覚めると、車窓右手には北大阪急行電鉄の列車が並走する姿が見えました。国道423号線を南下していくと、やがて終点の大阪駅JR高速バスターミナルに到着。日によっては朝の渋滞に巻き込まれて遅延することもありますが、この日はほぼ定刻着でした。

 朝9時に大阪入りが必要な出張の場合、東海道新幹線の6時台の列車でも間に合います。しかし、筆者は翌朝の様々なトラブルを避けるため、夜行バスを選択しています。また、東海道新幹線の車中でPC作業などをしていると、車酔いのような症状になることもあります。

 2時間30分、何も作業ができないのはもったいないと考えて、夜行バスを選択している次第です。新幹線とあまり変わらない金額で夜行バスに乗るという選択肢に抵抗がある方もいるかもしれませんが、時間の有効活用やリスク管理という点で、選択肢に入れてもよいと思います。

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