お互いがお互いを思ってついた切なすぎる嘘。殺傷沙汰に暴力沙汰、きな臭くなってきたホスト界隈【愛の、がっこう#7】
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※このコラムは『愛の、がっこう』7話までのネタバレを含んでいます。
◼️暴君すぎるモンペ母による横暴すぎる要望
ホストであるカヲル(ラウール)の関わりが生徒にバレ、保護者から説明を求められることとなった愛実(木村文乃)。夏希(早坂美海)の母は、官僚か政治家のようなのですが、いつも何かあると、秒速で来校しますけど、激務そうな仕事の割にあまりにフッ軽すぎる。暇なんですか? 働いてください。
さらには「教育者として、社会通念上悪とされるホストクラブに従事している人間とは2度と関わりを持たないと念書を書け!」と、どの角度から見ても横暴すぎる要望を愛実に強いてきます。
職業に貴賎はないと言われる現代で、ここまで職業に対しての差別を明言するなど、国を動かす仕事をしている人間の言葉だとは思えません。しかも、時間外のホスト遊びなんて個人の自由であり、趣味趣向の範疇では。学校の前で会っていたのは指摘されてもおかしくないですが、ホス狂いで借金まみれになっているわけでもない、イチ個人の時間の使い方について、教師というだけで生徒の親がここまで縛る権利があるものなのか。厳格な女子校といえども、教師は聖職とか夢見すぎです。
しかし、もうカヲルとは関わりを持たないと自分でも決意していた愛実はこの誓約書について快諾します。
◼️あまりに小物すぎる川原
一方、カヲルを階段から突き落としてしまった川原(中島歩)は気が気じゃありません。下手したら逮捕なんてことにもなりかねないわけですから、川原如きのメンタルじゃ耐えられません。救急車も呼ばずにその場から逃げたため、カヲルがその後どうなったのかネットニュースを検索したり、愛実から様子を聞き出そうと呼び出したり必死のよう。
カヲルの現状は分からなかったものの、愛実がカヲルと縁を切ったことを確認して嬉しそうな川原。本当に分かりやすく単純な男です。
単純ゆえに、今度は百々子(田中みな実)からの、「引いたら愛実も追っかけてくるのでは?」というアドバイスも即実行。
しかし予想外にあっさり愛実が引いてしまったことに驚き、「なんだよあいつのことうっとり見てたくせに!」と、三浦海岸まで愛実を追っていたことを簡単にゲロってしまいます。
「僕は小心者なんだ」と言ってましたけど、あまりに小物すぎる! 「僕はホストなんかに嫉妬しないんだから!」というプライドの高いセリフも、まるで自分に言い聞かせるかのよう。今まで彼女がいなかったのも納得ですが、愛実の父・誠治(酒向芳)もこの川原の性質をまだ見抜けないのでしょうか? ここに気づいたら、「こんなに出世しなそうで情けない男に娘はやれん!」となりそうですが。
感情の乗り物すぎて理性0な彼ですが、愛実も川原が突き落としたことに気がついた様子でした。愛実も気持ちを無理やり切り替えて、彼と結婚の歩みを進めようとしていますが、真相を知れば心変わりのトリガーになりそうです。
◼️関わるたびにお金も心もすり減る毒親
カヲルの意識はすぐに戻ったものの、入院することに。見舞いに来る母(りょう)がまたもやカヲルの心を抉ります。
子どもの頃の母との苦い思い出について、カヲルがぼやくと「アイスを奢ってあげたじゃない」と、子どもに「奢る」という謎の表現。
本来なら「買ってあげた」になると思うのですが、母親の中で、自分の思い通りに成長しないカヲルは自分の子どもではないという気持ちが見え隠れしているようです。彼女にとって自分の子どもは、きちんと文字が読めて普通に育っている2人目の子どもだけなのでしょう。
さらには、「私のことを酷い母親だと思っているみたいだけど、私も傷ついた。カヲルには大学まで行ってほしかったのに、思い通りに育たなかったから、夢を壊されてショックだった」と、おおよそ母親が子どもにかける言葉とは思えないとんでも発言。
一番傷ついていたのは、当事者であり、文字が書けないことに誰も寄り添ってくれなかったカヲルのはずなのに、カヲルへの配慮など一ミリもなく、自分の気持ちしか見えていない様子。関わるたびに、お金も心もすり減るので早くカヲルには母親と絶縁してほしいのですが、悪態をつきながらお金を渡して縁を切らないのには何か理由があるのでしょうか。
あの中でカヲルが唯一心からかわいがっているのは弟のみ。母がお金に困って、そのせいで弟が金銭面で自分と同じような辛い目にあうことを危惧してのこと……?
◼️ホストとのつながりが反社レベルの大ごとなのなんで?
誠治も愛実のホストとの関わりを責め、「下手をしたらクビでは済まない。週刊誌ネタになるぞ」と釘をさします。保護者にしろ、誠治にしろ、ホストに対して反社かテロリストかのような扱いじゃないです? もはや関わったら人生終了レベルな過剰さ。これも上級国民ゆえに、水商売と無関係の世界で生きてきたがゆえなのでしょうか。
しかし、誠治がしばらく会社に出社していない様子なのが気になります。「愛実が心配でという立て付けでしたが、これ会社でもパワハラか何かかまして謹慎させられてたりします? 絶対に自分の手は汚さないタイプなので、殺人などの事件とは無関係な気がしますが。
あまりに独善的な父から独立すべく、愛実は一人暮らしをすることを決意します。カヲルの帽子と一緒に、部屋に大量に飾ってあった幼い頃から飾っている様子のぬいぐるみも全てクローゼットにしまい込んでいました。
これはきっと、親のいいなりで生きてきた自分の幼児性と決別するという暗喩なのでしょう。愛実にとってベストな選択だと思うので、父の呪縛から逃れて自由に生きてほしいものです。
◼️お互いがお互いを思ってついた切なすぎる嘘
カヲルの入院を知った愛実は驚き、その足でカヲルの入院する病院まで駆けつけます。電話をかけるものの、カヲルは出ません。一方でカヲルは着信を無視した後、思いついたような顔をして折り返すのです。
「俺さ、今店なんだよね。何件も指名入ってて……タワー入れてくれたら会ってやるよ」まるで店にいるかのような嘘をつきます。入院していることを愛実に悟られないように、そして、もう2度と愛実が自分の元に来ないように。
しかし、カヲルは病院の外に愛実がいることに気がつきます。
愛実は愛実でカヲルの嘘に気がつきながら、嘘に気づいていないかのようにカヲルの話題に乗っかるのです。お互いがお互いを思ってついた、切なすぎる嘘。
嘘だらけの会話を終え、愛実は「前を向かなくては」とその場を後にします。
愛実との関係を終えても、文字の勉強を続けているカヲルにもグッとくる場面でした。
◼️殺傷沙汰に殺人事件ときな臭くなってきたホスト界隈
明菜社長(吉瀬美智子)のご乱心により、つばさ(荒井啓志)を庇った竹千代(坂口涼太郎)が刺されるという事件も勃発。警察は別のホストクラブのナンバーワンが刺された話をしていましたが、この事件も明菜なのか。それともこれはミスリードで、実は違う犯人がいるのかも気になるところ。
社長がカヲルへホストの現役引退を促した真の意図もまだ読めません。「甘い人間はナンバーワンにはなれない」と言っていましたが、純粋にカヲルが突き落とした相手を隠して庇っている甘さを咎めているのか。
はたまた、警察が追っている他のホストクラブの殺人事件の犯人が、カヲルを狙うことが考えられる人物のため、カヲルの身を守るためにプレイヤー引退を促している?
それともガチ恋をしていることや、文字を勉強していることなどを知り、カヲルの人生を考え、水商売から足を洗わせようとしているのか……。
恋愛以外に不穏な出来事がどんどんと降りかかってきましたが、カヲルからホストを取ってしまったら、何もなくなってしまいます……。不安しかない展開ですが、カヲルと愛実の人生はどう動いていくのでしょうか。また次回。
(やまとなでし子)
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