胃腸の負担、軽減? 体質に合った食材を食べる「食養生」とは
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お盆が過ぎても、猛暑が続き夏バテしていませんか? 食欲がわかない、消化不良を感じている人もいるのではないでしょうか。そこで、自身の体質に合った食材を食べることで、体と心を健康な状態に整える「食養生」というものがあります。効果や実践方法について、匡正堂齋藤整骨院 永福で院長を務める柔道整復師の齋藤洋一郎先生に聞いてみました。
腸内細菌のバランス、免疫力アップにも期待
Q.「食養生」を実践することによって、得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
齋藤さん「一番のメリットは胃腸への負担が減ることです。そもそも疲労を感じる一因に胃腸へ過度な負担を与えることが挙げられます。消化しやすく、自分の体質に合ったものを中心に摂取する『食養生』を実践することで、消化にかかるエネルギーが節約されるため、体への負担が軽減されます。また、腸内細菌のバランスもよくなり、免疫力が上がる効果も期待できます」
Q.「食養生」を実践するにあたって、必要なポイントを教えてください。
齋藤さん「東洋医学では『陰陽思想』に基づき、人間の体質は大きく『隠』と『陽』に分類され、それぞれの傾向を意識した食事をすることで健康の維持や不調改善を目指すという考え方があります。
まずは、『陰』『陽』のどちらのタイプなのかを知ることが、よりよい『食養生』につながります。
◆簡単な陰陽タイプの見分け方
・陰タイプ
体質:冷えやすい体質
傾向:冷たいものや体を冷やす食材を摂取すると不調を感じやすい
・陽タイプ
体質:ほてりやすい体質
傾向:塩分や肉類などをとり過ぎると不調を感じやすい
陰陽のタイプ別の他にも、体に耐性がない食材も避けるべきです。気づかずに耐性のない食材をとることが習慣化している場合もあります。食べると体が重く感じたり、倦怠(けんたい)感やメンタルの落ち込みなどの不調を感じていれば、体に耐性がない食材なのかもしれません。例えば、毎朝パンを食べることが習慣になっているけれど、本当に耐性があるのか……。一度、自身の食生活を振り返ってみることが必要です」
Q.それぞれのタイプに合う食材と、適さない食材を教えてください。
齋藤さん「陰陽それぞれのタイプに適している食材を説明したいと思います。『陰』タイプは、体を温める薬味や根菜、鶏肉をメインとした食事などがおすすめです。反対に『陽』タイプは、火照りをとる葉物野菜を副菜に取り入れるとよいでしょう。
・陰タイプ
適さない食材:カフェインを含んだ飲みもの、ビール、砂糖、果物
食べるとよい食材:肉類、根菜類、薬味類(ショウガやミョウガ、ネギなど)
おすすめの料理:ショウガとネギの鶏白湯スープ、ダイコンと鶏のスープ、大葉と梅の豚しゃぶサラダ(雑炊にしてもOKです)。
・陽タイプ
適さない食材:肉類、塩分、揚げ物、香辛料
食べるとよい食材:夏野菜、葉物野菜、果物、海藻類
おすすめの料理:夏野菜カレー(辛すぎないもの)、ゴーヤとレタスのサラダ、豆腐とワカメのみそ汁。
実は共通して避けるべき食材もあります。それが、砂糖、乳製品、植物油、小麦粉の『四毒』と言われている食材です。これは、その土地や地域に合った食材を取り入れることで、健康を維持できる『身土不二』という考え方が影響していて、原料が外国由来の食材は日本人には耐性がないとされるものです。できるだけ四毒も意識しながら、日本古来の和食を中心とした食事で『食養生』を実践してみることをおすすめします」
「食養生」と聞くと特別なものと思うかもしれませんが、自分の体質に合う食材を取り入れるという至ってシンプルなものです。残暑の不調を予防、改善するために実践してみるのもよいかもしれません。
オトナンサー編集部
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