連日連夜のTV出演 多様化する「女性芸人」たちは今後も活躍し続けられるのか
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芸能界と女性芸人
数々の在京メディアが立地する東京や、お笑いの本場・大阪などを中心に、さまざまな芸能人が活躍する芸能界。入れ替わりが激しいとも言われる業界です。
そんな芸能界の中でも、目新しさやインパクトなどでもてはやされ、また一方でときにはフェミニズムの視点で議論されることもあるのが女性芸人です。
女性芸人は、現代社会でしばしば議論される女性活躍や多様性、コンプライアンスの波しぶきを受け止めているとも言えるかもしれません。そのため最近では、「お笑いと言う男性社会の中で“女扱い”されず見た目の美醜も武器にして笑いを取る」という従来型の笑いからの脱却にも挑戦しているようです。
一体どういうことでしょうか?
たとえば2020年9月10日に放送された「アメトーーク!」(テレビ朝日系)では、「若手女性芸人」と題して、若手女性芸人たちが今後の方向性や悩みなどを話し合いました。
東京出身のラランド・サーヤ
出演したのはコンビやトリオの「ガンバレルーヤ」や、「3時のヒロイン」、「ラランド」のサーヤなどでした。この日の放送もやはり話題に上がったのはフェミニズム的な内容で、放送後もネット上などでも多くの人がコメントしていました。

ラランドのサーヤがガンバレルーヤのよしこに「ブスで笑いを取っているけど、本当は傷ついているのではないか。かわいと思われたいのではないか?」と聞きました。そしてサーヤは「男芸人に女性芸人が告白してフラれるくだり、あと何回見たらいいの?」と自分の考えを話していました。
サーヤは、東京都出身でさらに上智大学外国語学部(千代田区紀尾井町)卒業です。現在は東京都内の広告代理店で社員として働きながら、その一方でお笑い芸人としてコンビを組んで活動しています。
有名大学から広告代理店へ就職
東京都内の高学歴の私立大学から広告代理店に就職するという、「ザ・東京バリキャリ女子」の一例とも言えそうな道を歩いているサーヤが、こうした視点から女性芸人界を変えていこうとしているのかもしれません。

これはお笑いの世界に限らず一般社会でも、大学や会社でもしばしば男性は女性をふたつの区分に分けて考えていることがあるかもしれません。
たとえば芸能界における女優やアイドルと女性芸人などのように、「かわいい、イケていない、チヤホヤしたい」と思う女性と、または「かわいくない、イケていない、いじって笑いたい」と思う女性という風にです。
男芸人が女性芸人に見る視線のように、一般社会でも多くの場合に女性は男性からこういったような視線にさらされているということがあるのではないでしょうか。そして「普通の容姿で面白い女性」の難しさがそこにあるのかもしれません。
ガンバレルーヤ好きは多い
先ほど取り上げた「アメトーーク!」の放送の中では、ガンバレルーヤのよしこが、「森三中さんやモリマンさんの継承者」などと自分たちを評していましたが、ネット上などでも「自分はガンバレルーヤのような笑いの方が好き」という意見を語る人は多かったようです。

笑いも多様性があってしかるべきです。しかし、見た目の美醜や体を張ることに対する笑いには、実は限界もあるのかもしれません。
特に女性芸人は、男芸人とは違って見た目にある程度気を使っている一般的な女性との違いが大きいためにインパクトも大。そのため見た目インパクトは、メディアと視聴者が求める女性芸人の武器として機能し続けてはきました。
年を重ねて落ち着く芸人も
しかしその一方で、それだけでは長続きしないことも先人たちが示しています。たとえば森三中は、年齢を重ね、3人のうちのふたりが妊娠、出産をへて、以前と比べれば落ち着いた印象を受けるようになりました。
また、コロナ禍の自粛期間中にダイエットをしてぽっちゃり体型ではなくなった、ゆりやんレトリィバァなど、さまざまな女性芸人がそれまでと違った道を探しているようです。

2020年3月に芸人自体を引退した藤原史織(元ブルゾンちえみ)もしかりです(もちろん、男性芸人でも芸歴の途中で芸風やイメージなどを変えたり、落ち着いたりする人はいます)。
アイドルも女性芸能人も多様化
それは、見た目の美しさや体型、若さだけが男性からの評価軸であることに、女性たち自身が離れ始めているということもあるのかもしれません。
女性より男性から多くの支持を集めているアイドルもいますが、恋愛を公言しても歌とダンスの練習を重ねて懸命に自己鍛錬しているアイドルもいて、同じように人気を得ています。
また今、芸能界では女性芸人と女性タレントの差はどんどん小さくなっていっているのではないでしょうか。
朝日奈央やファーストサマーウイカ、みちょばなどがその一例です。
このように元アイドルやモデルなどで見た目がキレイで、楽しくトークができたり思い切って体を張ったり男芸人との絡みも面白く行ったりできる女性タレントたちが登場し、バラエティー番組などにも毎日のように出演しているからです。
たとえば恋愛ぶっちゃけトークも、どうせ聞くなら女性芸人ではなく元アイドルやモデルのほうが聞きたいという視聴者はもしかしたらいるかもしれません。
女性芸人たちのこれから
また、もしも視聴者のコンプライアンス意識がさらに厳しくなれば、それによって「見た目だけで勝負する女性芸人は見たくない」と思う視聴者が増えていくこともあるかもしれません。
サーヤが再三言っていたように、見た目の美醜だけではない女性芸人の必要性があるのではないでしょうか。
たとえば森三中の「ぽっちゃりした女性が複数人いるトリオ」という、女性芸人のスタイルのひとつをなぞっていると言えなくもない3時のヒロインは、ファンだという人ももちろんいますが、視聴者の一部にはもしかしたら少しずつ飽きられているということもあるかもしれません。
今後、女性芸人たちはどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。引き続き見守っていきたいと思います。
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