しない家事で楽になる!暮らしのプロが実践した「やめて正解だった」3つのこと
- マイナビウーマン |
家族がここちよい空間で過ごすために行う家事。日々、時短を意識していても、細かな名もなき家事も多く、積み重ねると意外と時間を取られてしまったりするんですよね。負担に感じるその家事、やめてみませんか? 我が家でやめてみて、家事が楽になった事例をご紹介します。
こんにちは、ライフオーガナイザーの門傳(もんでん)奈々です。
毎日の暮らしに欠かせない家事。仕事や育児もあり、効率や時短を意識している人も多いのではないでしょうか? ただ、意外と細かな名もなき家事も多く、予想以上に時間が取られてしまうことも。
家事にかける労力や時間、減らしたいと思ったことはありませんか?
我が家でも同じような悩みを抱え、思い切ってやめたことが3つあります。今回は我が家を例にあげ、しない家事を見つけるポイントと、しない家事でどう暮らしが変化したのか、お伝えします。家事にかける時間が減ると、その分自分の好きなことに時間を使うことができるようになりますよ。
家事の中から不要なものを見つけよう
Xeno / PIXTA
家事のやり方は人それぞれ。それだけに100人いれば、家事のやり方も100通りあると言えるでしょう。
まずは自分の家事を振り返り、ノートなどに自分ができる家事、できない家事、好きな家事、嫌いな家事……というような分け方で家事を分類してみましょう。すると、自分が「嫌だな」「苦手だな」「時間がかるな」と感じている家事がわかってきます。
その家事、本当にやらなくてはいけないものですか?
ノートに書き出してみると、家事の得意、不得意を見つめられます。
「嫌な家事」の中には今まで当たり前にやっていた、すでに習慣になっている家事もあるかもしれません。「手放すのは難しい」と思ってしまうかもしれませんが、その考えはひとまず置いてみましょう。大切なことは一度「この家事はやらない」もしくは「この家事にかけていた時間、労力を減らす」と決めることです。
一度やめてみれば、本当に必要な家事だったのかどうかがわかりますし、必要であればまた再開すればいいだけ。自分ができない家事や嫌いな家事は、外注することも視野に入れてもよいでしょう。
家事をスリム化するために私が自分の家事を棚卸しした結果、以下3つのことをやめることにしました。
【実例】私が「しない」と決めてよかった家事
1. マット類を使うことをやめる
トイレマットも使うのをやめてからトイレがスッキリしました。
キッチンマットをやめてからマットにつまずく不安がなくなりました。
私がマット類を使うのをやめたのは、7〜8年前に遡ります。
それまでは、台所のキッチンマット(シンクの前に敷く長いタイプ)とトイレマットを使っていました。
まず、トイレマットを使うのをやめました。きっかけは、片づいた家に住む友人のひとことです。
その友人のお宅のトイレにはスリッパだけが置いてあり、とてもすっきりとした印象でした。マットを置かない理由を尋ねると「洗濯が面倒だから」「なくても何も困らない」ということでした。
その後、我が家もトイレマットを使うのをやめてみました。いざトイレマットの使用をやめてみると、友人の言う通り! 洗濯をする手間がなくなりますし、掃除もぐっと楽になったのです。
その後、たまにつまずくことが気になっていたキッチンマットも使うのをやめ、何ら問題なく過ごしています。
マット類をやめて得られたメリット
・洗濯の回数が減る
・買い替えする手間と時間が不要になる
・トイレやキッチンを綺麗に使おうとする意識が芽生える
・マットにつまずく心配がなくなる
2. シンクの排水口の蓋を使うことをやめる
排水口の蓋をやめてみたら……いいことしかありませんでした。
使うのをやめた排水口の蓋は、一応とってあります。
私が嫌いな家事のベスト3に入るのが、排水口掃除です。キッチンとお風呂場、洗面所などいくつかありますが、キッチンの排水口のぬめり掃除をするのが一番嫌いでした。特に、キッチンの排水溝の蓋はぬめりも付着やすく、毎回掃除するのが負担になっていたんです。
そこで、思い切って蓋をやめることにしました。
そうなると、ゴミ受けが丸見えになってしまいますよね。でも、これがよかったんです。さっとゴミを捨てれるようになりましたし、蓋を取って再度はめるという作業もなくなりました。しかも、家族の目にもつきやすいので、気がついた人がすぐにゴミを捨ててくれるようにもなったのです。
さらにぬめりも発生しづらくなり、排水溝掃除の頻度も減ったんです。私にとっては、これが本当にありがたかったです。
排水口の蓋の使用をやめて得られたメリット
・こまめな掃除でぬめりの発生が減る
・生ゴミを出さないように心がけるようになる
・家族も排水口のゴミを捨ててくれるようになる
3. 水切りカゴを使うのをやめる
水切りカゴを使うのをやめたら、洗い終わった食器が溜まりにくくなりました。
おそらく、多くのご家庭にあるであろう「水切りカゴ」。実は私はこれもやめて、ストレスが減りました。
水切りカゴは便利ですが、こまめに洗わないと水あかやぬめりが発生しますし、一定期間使うと劣化してくるので買い替えも必要です。
我が家は食洗機があり、手洗いするものは少量ということもあり、穴が空いているシンクの蓋の上に洗ったものはのせています。食洗機があるからこそできる選択かもしれませんが、水切りカゴのメンテナンスがなくなるだけで、だいぶ楽になりました。
水まわりの掃除が嫌いで苦手な私は、その後の水まわりのグッズをちょっとずつやめています。
水切りカゴを使うのをやめて得られたメリット
・カゴを掃除する手間がなくなる
・買い替えのたびにカゴのデザインや大きさで迷うことがなくなる
・食器を洗ったらすぐに拭いてしまう習慣がつく
まとめ
日々の暮らしで流れができている家事。暮らしの中に組み込まれているだけに、改めて見直す機会は意識しなければなかなかありません。
「家事をスリム化したい!」そう思ったら、まずはやらなくても問題なさそうな家事や時間と労力がかかる家事をリストアップすることからはじめましょう。しない家事が増えれば、その分余暇にかけられる時間が増えます。
「やらなくちゃいけない」という気持ちを手放して、楽しいと感じる時間を手に入れることができたらいいですね。
今回の記事が、家事のスリム化に悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
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