浮気、サークルクラッシュ!?　ドロドロすぎる男女共同生活で爆モテする“女王”の魅力【隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO- 第1話・第2話】

※このコラムでは『隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-』第2話までのネタバレを含みます。

ABEMAの人気結恋愛番組『隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-』が、11月9日から放送中。『隣の恋は青く見える』、略して“隣恋”では、それぞれに事情を抱えて破局の危機を迎えつつある6組のカップルが、シーズン最長となる20日間の「浮気公認共同生活」を送る。

シーズン5となる今回の生活の中では、仕事を優先した結果、すれ違い生活を送っているカップルや、結婚観の違いにより破局寸前となっているカップルなどが登場。恋人ではない異性と「浮気OK」の共同生活を送ることで、自分の気持ちを確かめていくことになる。

元恋人との関係をどうするか、新しい恋に向かって邁進するかは、それぞれの自由という、前向きかつ残酷なリアルを検証していく本番組。ジャグジー付きのホテル滞在で、もちろん水着デートもアリ。恋の難しさ、儚さ、そしてドキドキ感……参加者だけでなく、視聴者の恋愛観も試されていくことになる。

■元恋人への未練があるのに……「結婚願望ナシ男」とキス寸前のエロがりフェイス

隣恋では毎回の恒例行事として、1話の序盤には「カップルの仮破局の瞬間」がやってくる。交際期間1年8カ月のダイシロウ（30）とサヤカ（34）は、結婚の話が何度も流れていることを告白。交際期間2年のケント（26）とリオナ（21）は、つい先日2年記念日を迎えたばかりだというのに、最近はケンカばかりで「（交際当初の）あの頃のときめきはもうない」と話す。

毎回、この別れの瞬間を見ていると、どのカップルも「どう見てももう終わりだろ」とツッコミたくなるくらいのドライさ、冷静さを感じさせられる。好きだった人に対して、積もり積もった不満。どのメンバーの表情も、決して明るいとは言えない。

“恋人解消”が終了すると、カップルはバラバラに。男女がシャッフルされた状態で、2組に別れて共同生活がスタートすることになる。メンバーはそれぞれが待ち合わせ場所で落ち合って「男女3：3」に分かれるのだが……待ち合わせの瞬間から共同生活の始まりは、別れの瞬間からは想像がつかないほどの“合コンノリ”が出来上がっているのも、見ていておもしろい。

ここに来ているのは、恋人に不満を抱えていても、情だったり、それでも好きな気持ちは残っているという、いわゆる宙ぶらりんな状態の男女ばかりだ。日頃のストレスから解消されて「浮気OK」という特許を取得した瞬間のテンションの上がりっぷりには、見ているこちらも思わず笑ってしまう。

初回の食事から、ディープな恋愛トークも炸裂。ジュンナに「嫉妬とかする？」と聞かれたアキヨシ（28）が「嫉妬する方」と答えたのに対して、ダイシロウは「（元恋人が他の異性と）手を繋いでいる時の顔が見たい」と、若干サディスティックにも聞こえる回答。サヤカの結婚への気持ちを知っていながらこの回答……完全にこの状況を楽しんでいるように見える。

一方、別チームでのサヤカは、食事会の際に「（元恋人の過ごし方が）気になってしまう」と素直に吐露。ジュンナ（27）の元恋人であるミチル（29）も同意したが、タカマサ（31）は「不安はない」と話した。サッパリしているように見えた別れの瞬間とは裏腹に、それぞれ“元恋人への思いが強いタイプ”と“新しい恋を楽しみたいタイプ”に、すでに分かれていることが分かる。

ちなみに、別チームの動向はSNSにアップされる写真でのみ知ることができるため、リアルなカップル間でも行われていそうな「匂わせ投稿」を見てしまうこともある。この写真が、元カップルたちの心をかき乱していくことになるのだ。

普通のカップルなら、目にしただけで大ゲンカになりそうな匂わせが連発。2日目の朝には早速、実は隣の部屋に宿泊していた別チームが、バルコニーの水着デートに鉢合わせ。

MCの前田敦子さんにムキムキすぎる水着姿を「イヤだ」と突っ込まれたタカマサが、写真撮影中にサヤカにガッツリボディタッチを求めた矢先……元恋人のレイナ（27）を含む別チームが、その様子を目撃。

レイナによれば、二人の仮破局の理由は「タカマサの浮気癖」。しかし、そんなタカマサはすでに、結婚願望の強いサヤカをロックオン。しかし……一期一会の出会いだからこそ、内面や価値観のカップリングも、上手くいくとは限らない。

タカマサ自身、結婚願望がないことをその後の会話の中で吐露しているにもかかわらず、サヤカとタカマサは、その後のサウナデートですでに“キス寸前”の関係になってしまう。

しかし、ダイシロウかタカマサかの二択で考えると、サヤカの結婚への道のりはさらに長くなることにもなり兼ねない。タカマサの押しの強さに流されかけているサヤカ、そのクズっぷりを見切って、自分が幸せになる未来の形を見出すことができるのか。

しかも今回、5日目以降は隣のチームとの交流……しかも今回、5日目以降は元恋人を除く隣のチームとの交流が可能に。その上、生活の途中でも「告白」が可能。ただし、成立しなかった場合は、一人で帰ることになる。成立すれば二人で帰ることになるので、メンバーの入れ替えがあることが予想される。先に誰かに告白されれば、復縁や新しい恋の可能性が断たれる可能性もあり、まさに自身の決断を迫られる生活となっていきそうだ。

■6人中4人の男性からアプローチを受ける「お色気女王」爆誕

この日からは、隣の部屋のメンバーとも交流が可能になり、いきなり全員でお昼ご飯会が開かれることになる。元恋人の動向が見れる貴重な機会だが、未練が漏れ出てしまったメンバーとそうでないメンバーで、明暗が分かれていく。

まずは、初日からチーム内で、男性からの第一印象からの好意を一斉に集めたレイナ。1話ではアキヨシとツーショット、今回はダイシロウ、シュウトと、チーム内の男性全員とデートに行った上に、デートのはしごまでする女王っぷりだ。

シュウトとのデートでは、シュウトに「好きならもっとアピールして」と伝え、その足で向かったダイシロウとのデートでは「3人の男性の中で唯一ドキドキするのはダイシロウ」と伝える。バーの経営者だけあって、話をするのも、聞くのも上手いレイナ……これはモテるのも仕方ない。アキヨシ、ダイシロウ、シュウトは完全に、レイナに対して「激押し」の形でアプローチしている。

しかし誰に対しても、答えを出し切っていないように話すのも、絶妙なテクニックである。アキヨシとの会話の中では「元彼も、アキヨシもダイシロウも、全員気になっている」とも取れる発言も。レイナの戦略なのだろうか、これでは手に入った感もなく、アキヨシもレイナへのアプローチを強めるしかなさそうだ。

「見た目もタイプ」と言われ、強めのアプローチを受けているアキヨシ、ダイシロウ、シュウトとは受け身で交流しつつも、昼食会で色っぽい会話を交わしていた別チームのミチルまでもが、レイナのゾーンにイン。レイナがこのまま多くの男性の好意を集めていった場合、残った女性陣はどうすればいいのだろうか……（笑）。

元恋人同士が久々に顔をあわせた昼食会では、別チームだったダイシロウを呼び出したアイラを、苦しそうな目でサヤカが見つめる。アイラはダイシロウにメロメロの様子だが……こうなると同じ部屋の女子同士の絆すら怪しくなってくる。

別チームだったからこそ、元彼とイチャイチャする女性には嫉妬の目が行かなかったわけだが……同部屋のよく知る女性となれば、話も別だろう。とはいえ公認浮気はルールなので、ここからの対応にはそれぞれの器の大きさも出そうだ。

不安な気持ちを、好意を向けてくれているタカマサとの会話で打ち消そうとするサヤカは、完全に「重い女」のポーズを取ってしまっている。

結婚願望ナシ、あのレイナと付き合っていても浮気をするタカマサは、こういったサヤカの重さを許せるのか。気になっている女性から、切羽詰まった様子で元彼への未練の気持ちを聞かされる様子はまさにカオス。リアルの生活なら、かなり危険なサークルクラッシュ要素まで含む共同生活……完全に情報過多である。

■レイナ無双の共同生活、誰が打破できる!?

レイナがモテるのは仕方ないとして、モテているレイナに吸い込まれていく元カレを見て、女性陣は何を思うのだろうか。分かりやすくモテる女性にアプローチする男性は、元恋人目線からは浅はかにも見える。その一方で、これだけ多くの男性がレイナに好意を寄せているとなると、残りの女性は男性に対して、自分から積極的なアプローチをしていく必要がありそうだ。

今のところ、レイナ以外の女性で元恋人以外への好意の矢印が見えているのは、タカマサからアプローチを受けるサヤカと、ダイシロウにメロメロのアイラだけだ。残りの4人はこの後、自ら行動しなければ元恋人への匂わせすら敵わない可能性すらあるという、甘くない状況だ。

誰かがレイナに告白するのが先か、女性陣の中で大きく行動できる人が現れるのが先か……。次週もまだ、レイナに注目するしかなさそうだ。

隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-
https://abema.tv/video/title/90-1512
2025年11月9日から毎週日曜夜21:00より配信中

（ミクニシオリ）

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