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食堂車120年の歴史、かつては新幹線にも 「走るレストラン」の変遷、鉄道博物館で

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  • 乗りものニュース
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鉄道博物館の企画展「走るレストラン~食堂車の物語~」がスタート。明治時代から現在の豪華寝台列車に至るまで、世相を反映してメニューやサービスを変えてきた食堂車の変遷が紹介されています。

館内食堂では再現料理が食べられます

 かつて東海道・山陽新幹線や長距離を走る特急列車などに連結されていた食堂車。その企画展が2020年1月19日(日)まで、「走るレストラン~食堂車の物語~」と題し、鉄道博物館(さいたま市)で開催されています。

Large 190913 plapaku 01寝台特急「北斗星」の食堂車「グランシャリオ」では、フランス料理のフルコースも提供された(2014年10月、恵 知仁撮影)。

 日本における最初の食堂車は、1899(明治32)年に山陽鉄道(現在のJR山陽本線にあたる路線などを運営していた私鉄)が京都~三田尻(現・防府)間を走る列車に連結したものです。企画展では現在の豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)」に至るまで、120年にわたる食堂車の変遷が紹介されています。

 鉄道博物館は、特に以下を展示の見どころとしています。

・時代ごとの食堂車の様子や、調理器具の変遷などが一目で分かるオリジナルのイラストキャプション。
・食堂車が廃止されていた時代、連合軍とその家族らに限り利用された食堂車の写真。
・食堂車のPRとして配布された約100枚のチラシの実物。
・1950年代の食堂車で使用されていた「石炭レンジ」の実物。

 ほかにも終戦から5年後、東京~大阪間を結んだ特急「はと」に乗務し「はとガール」と呼ばれた女性の帽子、0系新幹線のビュフェで使用されたナイフやスプーンなどの食器類、寝台特急「あさかぜ」の食堂車の模型などが展示されています。

 企画展「走るレストラン~食堂車の物語~」は、同館の入館料(一般1300円、小中高生600円、3歳以上の未就学児300円)で見学できます。また、館内の「トレインレストラン日本食堂」では、1938(昭和13)年当時の食堂車で提供された「洋食定食」を一部再現したメニューが登場。価格は3000円(税別)です。

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