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ギャンブル依存症が疑われる人は日本にどのくらいいるのか?ある推計では女性0.7%の一方、男性は果たして…

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  • マイナビウーマン
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一口にギャンブルと言っても違法賭博ばかりでなく、法的に認められた競馬や競輪といった公営競技や宝くじなどもあるため、経験したことがある人も意外と少なくないでしょう。しかし、ギャンブルには依存症の危険があることも広く知られています。今回は、ある態調査をもとに、実際にギャンブル依存の可能性のある人たちの傾向を見ていきます。

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ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査

ギャンブル依存症は、法律上は「ギャンブル等依存症」と呼ばれ、「ギャンブル等にのめりこむことにより日常生活又は社会生活に支障が生じている状態」と定義されています(※)。政府は法律に基づき、3年ごとにギャンブル等依存症問題の実態を明らかにするために必要な調査を行っており、最新の令和2年度調査では、全国の18歳以上75歳未満の男女、17,955人を対象に実施されました。

今回はこの調査をもとに、ギャンブルへの依存が疑われる人の実態の一部をお伝えします。

なお、調査における具体的なギャンブルの種類は、以下の通りです。

パチンコ、パチスロ、競馬、競輪、競艇、オートレース、宝くじ(ロト・ナンバーズ等も含む)、サッカーくじ、証券の信用取引、先物取引市場への投資、FX、インターネットを使ったギャンブル(競馬、競輪、競艇、オートレースを除く)、海外のカジノ、その他のギャンブル

(※)医療的に定義された疾病とは異なる。医療上の疾病としては、世界保健機関による「病的賭博」や米国精神医学会による「ギャンブル障害」がある。本調査では「ギャンブル等依存症」と医学的疾病概念である「病的賭博(ICD10)」、「ギャンブル障害(DSM-5)」を同義として扱うこととする。

ギャンブル依存症が疑われる人は、男性では3.7%

調査ではスクリーニングテストによって、「ギャンブル等依存が疑われる人」の割合を推計しています。その結果、ギャンブル等依存が疑われる人(※)は、全体で2.2%(男性3.7%/女性0.7%)でした。

なお、この推計値は過去1年間にギャンブル経験がある人を対象にしたものであるため、今回の推計はあくまで「過去1年間におけるギャンブル等依存が疑われる人の割合」を指すという点には留意が必要です。

(※)今回の調査ではSOGSで5点以上を「ギャンブル等依存が疑われる」とした。SOGSとは、SOUTH OAKS GAMBLING SCREENの略で、アメリカのサウスオークス財団が開発した、病的ギャンブラーを検出するためのスクリーニングテスト。ギャンブル障害に関する国内外の疫学調査で数多く採用されている。

ギャンブル依存症が疑われる人に人気のギャンブルは?

SOGSが5点以上だった人に、過去1年間に経験したギャンブルの種類を聞いたところ、最も多かったのが「パチンコ」であり、70.3%を占めました。次いで「パチスロ」(52.7%)、「宝くじ」(41.2%)の順になっています。

男女別でみると、ともに「パチンコ」が約7割を占める点は同じですが、「パチスロ」に関しては男女差が見られ、男性は56.9%、女性は32.1%でした。

Fig01

SOGS5点以上-過去1年間で経験したギャンブルの種類
―久里浜医療センター「『ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査』報告書」より

ギャンブル依存症が疑われる人が1ヶ月にかけたお金は?

さらに、SOGSが5点以上だった人に、過去1年間、1カ月あたりギャンブルにいくらお金を使ったか(勝ったお金は含めない)を聞いた結果も見てみましょう。

男女ともに最も多かったのは「1万円以上~5万円未満」で、39.2%(男37.90%/女性46.2%)でした。次いで、男性では「10万円以上~50万円未満」(25.0%)、「5万円以上~10万円未満」(22.7%)、女性は「5万円以上~10万円未満」(23.1%)、「10万円以上~50万円未満」(11.5%)となっています。

また、月に1円以上ギャンブルにかける場合の金額の中央値は、男性が5万円、女性が2万7,500円であることがわかりました。

年間で考えると高額になってしまうおそれは否定できません。

Fig02

SOGS5点以上-ギャンブルにかけているお金(1か月あたり、勝ったお金は含めず)
―久里浜医療センター「『ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査』報告書」より

ギャンブル依存症が疑われる人が最もお金を使ったのは?

では、最もお金を使ったギャンブルの種類は何でしょうか? SOGSが5点以上だった人に「過去1年間で最もお金を使ったギャンブルの種類」を聞いた結果、が「パチンコ」(38.7%)「パチスロ」(32.3%)が上位にあがることがわかりました。「競馬」が11.0%で続いています。

女性の場合は、「パチンコ」が60.0%と圧倒的に多く、「パチスロ」(16.0%)と「宝くじ」(16.0%)は同率という結果でした。

パチンコは「過去1年間で経験したギャンブル」の中でもトップでしたが、パチンコ台の画像や音響の刺激によって高揚し、ついお金をつぎ込んでしまう人が多いのかもしれません。

Fig03

SOGS5点以上ー最もお金を使ったギャンブルの種類
――久里浜医療センター「『ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査』報告書」より

まとめ

誰でも依存症になる可能性を忘れずに

今回の調査では、全体の2.2%の人が「ギャンブル依存症の疑いがある」ことがわかりました。この数値が多いのか少ないと感じるのかは、それぞれで違うでしょう。しかし、ランダムに抽出した18歳から75歳未満を対象にしたものだと考えると、気になる結果です。

ギャンブルで勝った経験のある人はわかるかもしれませんが、ギャンブルで勝つことは強い高揚感や多幸感をもたらします。そして、それを味わうために勝ちを追い求め、やめられなくなってしまうのです。ギャンブルをやる人は誰でも、依存症になる可能性があります。娯楽のひとつとしてギャンブルをする場合は、「自分は大丈夫」と過信せず、頻度や掛金が増えないよう、十分に節度を保ちながら行うことが大切です。

(マイナビ子育て編集部)

調査概要

■「ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査」報告書/久里浜医療センター
調査対象:日本全国日本国籍を有するの18歳以上75歳未満の男女
調査時期:令和2年10月22日~12月16日
有効回答数:8,223

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