今年「夏バテ」感じた? 「日光浴をする人=夏バテを感じにくい」傾向、男女1000人超調査で明らかに
- オトナンサー |
日光浴の目安時間を提案するデバイスとアプリを提供する日本ゼオン(東京都千代田区)が、「夏バテ」に関する調査を実施。その結果を発表しました。
今夏の睡眠時間「春頃と比べて短くなった」約半数
調査は2024年7月25日から同月30日、20〜69歳の男女を対象にインターネットリサーチで実施。1028人から有効回答を得ています。
連日、猛暑日が続いた今年の夏。全回答者に「今年、夏バテを感じたか」について聞いたところ、「感じた」と答えた人は69.0%に上りました。年代別で見ると、最も夏バテを実感したのは20代女性で、81.0%が夏バテを感じると回答しています。
「今年経験した夏バテ症状」については、1位「体がだるい」(65.6%)、2位「疲れやすい」(47.7%)に続き、3位に「睡眠の質の低下」(36.5%)が上がり、3人に1人以上が、夏バテ症状として「睡眠の質の低下」を感じていたことが明らかに。その他には「寝つきが悪い」(34.4%)、「夜中に目が覚める」(31.0%)などが上位となり、睡眠に影響が出ている傾向がみられたということです。
今夏の睡眠時間の変化についても聞くと、春頃と比べて「短くなった」と回答する人が約半数(45.9%)を占める結果に。年代別では、睡眠時間が「短くなった」人は40代女性が最も多く、61.3%が回答しています。
普段の日焼け対策状況については、日焼け対策をしている人が7割以上(71.7%)に上りました。一方で、日焼け対策をしていない人で夏バテを感じる人は55.7%だったのに対し、日焼け対策をしている人で夏バテを感じる人は74.2%という結果に。日焼け対策をしている人ほど、夏バテを感じる傾向が高いことが分かりました。
また、日光浴を積極的に取り入れない人で「夏バテを経験した」と回答した人が70.9%に上ったのに対し、積極的に日光浴を取り入れている人で「夏バテを経験した」人は63.8%にとどまったことから、同社は「日光浴を積極的に取り入れている人ほど、夏バテを感じにくい傾向が明らかとなりました」と分析しています。
調査結果を受け、睡眠評価研究機構の代表を務める睡眠科学の専門家・白川修一郎さんは「日光浴には、生体リズムのメリハリを強化したり、夜間メラトニン分泌を増加させたりする効果があるため、睡眠の質を改善する効果がある」とコメント。
また、機能性医学とビタミンDの専門家・斎藤糧三さんは「ビタミンDは、幸せホルモンと称される『セロトニン』の生成を活性化する。これにより自律神経の安定、ひいては睡眠の質を安定にすることが期待できる。日光浴による『セロトニン』の生成が、睡眠の質向上、ストレス軽減などの相乗効果を生み、夏バテを感じにくくさせていることが推察される」とコメントを寄せています。
今年の夏、あなたは「夏バテ」を感じましたか?
オトナンサー編集部
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