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ブラジル生まれの輸送機 ついに米空軍給油機に名乗り!“直接指すタイプ”開発の背景に「本命機」の苦戦が追い風に?

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直接接続する「フライングブーム」方式の給油機

 アメリカの航空宇宙企業であるノースロップ・グラマンは2026年2月19日、ブラジルの航空機メーカーであるエンブラエルと共同でアメリカおよび同盟国向けの、多用途空中給油機の開発を推進すると発表しました。

Large figure1 gallery2新たな空中給油機にへ改修される予定KC-390「ミレニアム」(画像:ノースロップ・グラマン)

 本計画は、エンブラエル製で空中給油能力を有する輸送機 KC-390「ミレニアム」 をベースに、アメリカ空軍および同盟国空軍に高度な空中給油能力を提供することを目的とするものです。両社は、次世代空中給油システムの配備に必要な取り組みを推進するため、それぞれの専門知識を結集するとしています。

 KC-390はすでに実働部隊で空中給油機としての運用実績があり、ブラジル空軍やポルトガル空軍で運用されています。ただし、現在採用されている給油方式は「プローブ&ドローグ方式」で、ホースとドローグ(袋状の安定装置)を使用して給油を行う方式です。

 今回、開発が検討されているのは、F-15やF-22、F-35などアメリカ製戦闘機で主流となっている「フライングブーム方式」です。これは、給油機から伸びる硬質のブームを受油機に直接接続する方式であり、KC-390向けに先進的な自律型ブーム式空中給油システムの開発が想定されています。

 現在、空中給油機については、アメリカ空軍や日本の航空自衛隊を含む同盟国がKC-46「ペガサス」を導入しています。しかし、空中給油用カメラシステムの不具合などの問題により、当初想定していた稼働率を十分に確保できていない状況も指摘されています。そのため、KC-390はKC-46を補完する中型・低コストで前線分散展開が可能な給油機として、大きな注目を集める可能性があります。

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