【婚活】お見合いで話が弾み…「あ〜楽しかった」と思っていた37歳男性に「交際辞退」が来た決定的理由
- オトナンサー |

「とても気持ちよく話ができて、楽しいお見合いができた」とご本人は思っていても、お相手からは「お断り」のお返事が来ることがあります。これは、おしゃべり好きな人がやりがちな過ちです。なぜ自分では「うまくいった」と思っていたのに、お断りが来るのでしょうか?
結婚相談所を運営している仲人である筆者が、お見合いで失敗しがちな会話の間違いについて、今回は記していきます。
「あ〜、楽しかった」と思っているのは本人だけ
ようこさん(33歳、仮名)が、しんじさん(37歳、仮名)とのお見合いを終えて、「本日のお見合いは、お断りでお願いします」とメール連絡を入れてきました。
しんじさんの相談室に「交際辞退」を出そうとサイトに行ってみると、しんじさんからは「交際希望」が来ており、このようなメッセージが添えられていました。
「とてもお話が弾んだようです。こちらの話を笑顔でうなずきながら聞いてくださり、充実したお時間だったと申しております」
女性側は即座に「お断り」、男性側は迷わず「交際希望」。この違いは何なのでしょうか?
ようこさんに、「お相手からは『お話が弾んで楽しいお見合いだった』とご連絡が来ているけれど、お断りの理由は何だったのですか?」と、連絡を入れてみました。
すると、ようこさんが言いました。
「とにかくおしゃべり好きな男性で、話が止まらなかった。それも自分のことばかり話すんです。こちらも大人の対応でニコニコしながら相づちを打っていましたが、1時間がとても長く感じられました。途中から、『これは仕事だ』と思うことにしました。さすがに疲れました」
ようこさんは、あるメーカー勤務で、顧客の要望やクレームなどに対応する部署にいます。仕事柄、対峙(たいじ)したお相手の話を聞くのがとても上手です。聞き上手のようこさんに乗せられて、自分の話ばかりしていたしんじさんは、「あ〜、楽しかった」とお見合いを終えたのですが、楽しかったのは自分だけだったという結末でした。
自分がインタビュアーになると失敗する
みなみさん(37歳、仮名)は学生時代からクラスのまとめ役で、とてもリーダーシップがある女性です。学生時代は生徒会の役員などをやった経験もあり、ご本人も「初対面の人でも、緊張せずに話せます」と言っていました。
そんな物おじしないみなみさんなのですが、お見合いをしたときの結果は、五分五分。自分が「いいな」と思って交際希望を出す男性には、なぜか断られてしまうことが多かったのです。
そこで、面談をし、お見合いでどんな話をしているのか聞いてみました。みなみさんは言いました。
「プロフィールをしっかり読み込んでいって、お相手の仕事の話、趣味の話、休日の過ごし方などを質問しています。沈黙するとしらけた空気が漂ってしまうので、常に頭の中で、次の質問を考えながら、話を途切れないように心がけています」
この話を聞いて、なぜお見合い結果が五分五分なのか、分かった気がしました。
みなみさんは、インタビュアーになっていたのです。それが気に入ったお相手だったとすると、インタビューにますます熱が入ります。お相手にしてみたら“楽しい会話”というよりも、次々に来る質問に答える“ビジネストーク”に近い感覚。ご自身のことは開示せずに、矢継ぎ早に質問してくるみなみさんに、人としての魅力を感じなかったのでしょう。
逆パターンで、女性がお見合いした男性をお断りするときに、よく言う理由があります。
「今日の方は、まるで会社の上司と話をしているようで、結婚をイメージすることができませんでした」
この場合も、男性が自分のことは話さずに、女性にばかり質問をしていたのでしょう。
相手に寄り添える会話が大事
会話上手な人は、どんな会話をしているのでしょうか?
こんな例が分かりやすいと思います。テレビのアナウンサーやレポーターが、映画の制作発表の席や番組宣伝にやってきたタレントさんに、用意してあった質問を次々に投げかけるシーンを見たことがあると思います。アナウンサーやレポーターは、質問をして相手の答えを引き出すのが役割ですから、自分のことは話さず、次から次へと質問を繰り出します。
この関係の場合、流ちょうに会話は流れていきますが、お互いに心を通わせた楽しい会話ではありません。一方が伝えたいことだけを伝えるトークです。
同じ会話の進行役でも、人気のお笑い芸人や人気タレントがトークバラエティー番組のMCになったときには、やり方が違います。その名手は、“お笑い怪獣”の異名をとる明石家さんまさんです。
さんまさんは、ひな壇にいるタレントや芸人に質問を振るのですが、このとき、「ほんまか?」「そんなんあるんか?」「ほんで、ほんで」と、まずは相手の話をいったん受けます。
その後、ウイットの聞いた返しで、相手を持ち上げたり、落としたりして笑いを取ります。次に、それにまつわる自分の話を盛り込んで、さらに笑いを取り、話を広げていくのです。ゲストたちは、さんまさんが自分の話に大笑いしながら共感してくれるので、安心して話を続けられ、もっとさんまさんに笑ってもらおうと、さらに話をしてしまいます。
つまり、相手の気持ちをつかむ会話ができるのは、「傾聴力」と「共感力」に優れていて、その中に「自己開示」も織り込める人なのです。
「傾聴力」とは、相手の話をしっかりと聞き、理解しようとする姿勢です。ただ聞くだけでなく、「うなずく」「適切な相づちを打つ」「おうむ返しをする」など、相手が話しやすい雰囲気をつくることが重要。また、相手の言葉を途中で遮らず、最後まで聞くのも大切なポイントです。
また、「共感力」で相手の気持ちや考えに寄り添い、「あなたの気持ちを理解していますよ」と示すことで、「この人は自分の話を聞いてくれる、私の味方」だと、相手は思います。
さらに、「私も同じ経験をしたことがあります」と自己開示をすることによって、相手はさらに安心して、心を開いていくのです。
前出の例でいうなら、顧客の要望やクレーム対応の仕事をしているようこさんは、共感力と傾聴力があるので、お相手は気持ちよく自分の話をしてしまい、「楽しい時間を過ごせた」と思ったのでしょう。ただ一方的に話すばかりで、ようこさんのことを聞こうとしないお相手との会話に、疲れてしまったのです。
一方、会話を閉ざさないように、頭の中で次の質問を考えながらお見合いしているみなみさんは、インタビュアーのように次々に質問を繰り出すだけなので、お相手は共感を得られず、会話を楽しめなかったのでしょう。
どうしたらお見合いをしたときに「交際希望」をもらえる会話ができるのか。それには、「傾聴力」と「共感力」、そして、会話の中に盛り込む「自己開示」を意識することが大切なのです。
仲人・ライター 鎌田れい
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