【リンゴの皮】あなたは食べる? 食べない? 実は“果実より豊富”な栄養素も! 管理栄養士に聞いてみた
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秋から冬にかけて旬を迎える「リンゴ」。独特のシャキシャキとした食感や、品種ごとに異なる風味が楽しめる果物です。リンゴといえば、表面にある「皮」も食べることができますが、皆さんはこの皮を食べますか。それとも食べませんか。ネット上では「皮もおいしいから食べる」「食感が好き」「栄養ありそう」という“食べる派”と、「食感がちょっと…」「口の中に残る感じが好きじゃない」「きれいにむいて食べてる」という“食べない派”に分かれるようです。
食べるのか、残すのか……リンゴの皮はどうするのがよいのでしょうか。管理栄養士の岸百合恵さんに聞きました。
皮や、皮に近い部分の方が「栄養価が高い」
Q.そもそも、「リンゴ」とはどんな果物ですか。
岸さん「リンゴは、バラ科リンゴ属に分類される食材で、日本で栽培されるようになったのは明治時代からです。品種によって多少の違いはありますが、おおむね10~12月ごろが旬といえます。
リンゴは甘みが強いもの、酸味があるもの、少しやわらかめのものなど、品種によってさまざまな特徴があります。国内では『ふじ』が最も生産量が多く、果汁もたっぷり含まれる品種です。
『1日1個のリンゴで医者いらず』という言葉もあるほど、リンゴはカルシウムやカリウム、食物繊維、鉄分、ビタミンCを豊富に含む、栄養価の高い果物です。品種によって味や食感が異なるので、食べ比べをしてみるのもよいでしょう」
Q.リンゴの「皮」には、どんな栄養素が含まれているのですか。
岸さん「リンゴの皮には、実の部分と同じようにカリウム、カルシウム、ビタミンC、食物繊維などが含まれています。しかし実は、リンゴの皮や、皮に近い部分の方が果肉よりも栄養価が高く、比較すると、食物繊維は約1.6倍、ビタミンCは約1.5倍も多く含まれます(日本食品標準成分表2020年版)。
また、リンゴは『プロシアニジン』『アントシアニン』といった多くのポリフェノールを含み、これらを総称して『リンゴポリフェノール』と呼びますが、これに関しても実の部分より、皮や、皮の近くの方が多く含まれています」
Q.リンゴの皮について、「食べる」人と「食べない」という人に分かれるようですが、この部分はどうするのがよいのでしょうか。
岸さん「皮はかみ切りにくかったり、口の中に残りやすかったりする面もあるので、苦手な場合は無理に食べる必要はありませんが、先述したように、リンゴに含まれるビタミンCや食物繊維、ポリフェノールは、リンゴの皮や皮に近い部分に多く含まれています。そのため、これらの栄養素を効率的に摂取したい人は、皮ごと食べるのがお勧めです」
Q.リンゴの皮をおいしく食べるためのポイントや、注意点とは。
岸さん「リンゴの皮は『硬くて食べるのが苦手』という人もいると思います。そんなときは、煮詰めてリンゴジャムに、皮ごと『焼きリンゴ』やコンポートに、皮ごとすりおろしてゼリーや料理のソース、たれにすると食べやすくなります。リンゴポリフェノールは熱に強いため、加熱しても栄養が失われることはなく、むしろ加熱によって抗酸化作用がアップするという実験結果もあるほどです。
ちなみに、表面のベタつきのある物質は、キュウリやブドウの表面につく『ブルーム』と同じで、リンゴが新鮮さを保つために自ら分泌したものです。ブルームは雨などの水分をはじき、病気を予防したり、水分の蒸発から身を守ったりする働きがあります。リンゴの場合、熟度が進むと皮にリノール酸やオレイン酸が分泌され、それが果皮のろう物質を溶かしてベタベタした状態になります。このベタつきが農薬やワックスと勘違いされがちですが、食べても問題ありません」
オトナンサー編集部
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