「安曇野道路」事業化めざす 長野県知事が国に要望へ 「松本糸魚川連絡道」の起点
- 乗りものニュース |
予算が下りるのを待つ段階に近づいています。
事業化に向け着実に前進
松本糸魚川連絡道路の概要(画像:長野県)。
長野県知事は2022年2月3日(木)、高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の一部となる「安曇野道路」について、新規事業化を求め国土交通省あて要望を行います。
「松本糸魚川連絡道路」は長野県松本市の長野自動車道と新潟県糸魚川市の北陸自動車道を直結する全長約100kmの高規格道路です。JR大糸線と全線にわたって並行しています。工区ごとにルートの概略検討などが行われており、新道建設ではなく現道の国道147号・148号などを改良することが決定している区間もいくつかあります。
この道路により、大町・白馬方面の長野道からのアクセスが向上。さらに、富山方面から松本市や中央道方面へ、長野市をバイパスしてショートカットするルートにもなります。
この松本糸魚川連絡道路の長野県側の起点となるのが安曇野道路です。長野道の明科トンネル西側付近に設置予定の安曇野北IC(仮)から分岐し、高瀬川合流点付近までを結ぶ約4kmの道路です。その先は「北アルプスパノラマロード」と呼ばれる県道有明大町線を拡幅する整備計画となっています。
安曇野道路は2020年8月に幅50mのルート帯が決定。2021年9月に都市計画決定されています。その後事業化が実現すれば、いよいよ工事に向けて測量や用地調査などに着手という段取りとなります。
松本糸魚川連絡道路のうち、現在事業化しているのは、長野県白馬市~小谷村の現道改築区間4工区と、新潟県側の起点となる糸魚川IC~山本橋間の「松糸・今井道路」約5kmです。
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