暮らしのプロに聞いた!エアコンの電気代を節約しながら冬を快適に過ごすコツ
- michill (ミチル) |
1.効果的なエアコンの運転のしかた
エアコンは運転機能や温度設定の活用で、快適さを保ちながら電気代を抑えられます。
本格的な冬が来る前に設定を確認してみましょう。
自動運転機能の活用
冬のエアコンは自動運転機能を使用すると最も効率的です。
自動運転機能を利用すると、室温が設定温度に達するまでは強風運転を行い、その後は微風運転に切り替わるので、電気代を最小限に抑えます。
暖房時の温度設定は20度で
暖房時の推奨設定温度は20°Cです。これは環境省が推奨する「WARM BIZ」の一環でもあり、エネルギー使用量とCO2排出量の削減にも貢献します。
(WARM BIZとは冬期の地球温暖化対策の一環として実施されている取り組みです。暖房運転に必要なエネルギー使用量を減らすことで、発電時に排出されるCO2の削減を目指しています。)
フィルターの定期的なお手入れ
エアコンのフィルターを清掃することで、エアコンの性能を維持し、余分な電気代を抑えることができます。2週間を目安にお手入れをしましょう。
2.エアコン以外の暖房器具と併用する
エアコンが届きにくい足元が一番冷えるので、筆者は電気ブランケットや厚手の靴下を併用しています。
電気ブランケットの消費電力は、一般的に弱で33W、強で56W程度です。計算すると、1時間あたりの電気代は約1.02円から1.73円となります(※)。
これに対し、エアコンを使用した場合は1時間あたりの電気代は約3円から40.2円です(※)。
電気ブランケットの3倍から40倍も差が出るので、併用して電気代を上手に抑えましょう。
※筆者の家庭の場合
3.室内外の環境を最適化する
窓やドアからのすきま風を防ぐことで、部屋の温度が下がるのを防ぐことができます。
以下の方法で断熱効果を高める工夫をしましょう。
断熱シート
部屋のすきま風が気になっていたので、リビングの出入り口の扉に断熱シートを貼りました。
これを使うことで、足元のすきま風が気にならなくなりました。
室外機の周囲管理
室外機の周りに物を置かないようにし、風通しを良くすることが重要です。雪が多い地域では、室外機への雪の積もりや吸い込みを防ぐ対策も必要です。
これらの方法を組み合わせることで、冬のエアコン代を効果的に抑えることができます。中でも電気ブランケットは節電効果があるのはもちろん、足元も十分あたたかくて便利なので、筆者にとって欠かせない冬のアイテムになっています。
電気代が上がる…と極端な節電で体調を崩しては本末転倒。
いくつかの方法を組み合わせて、快適さを保ちながら賢く電気代を削減しましょう。
※記事中の情報は、筆者執筆時の情報です。
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