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「キュウリ栄養ゼロ説」を信じる人多数…本当に栄養ないの?→管理栄養士に《本当のところ》を聞いてみた結果

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キュウリには「栄養がない」!?
キュウリには「栄養がない」!?

 夏野菜と聞いて思い浮かべる人も多いであろう「キュウリ」は、みずみずしい果肉と食感が楽しめる、夏は冷やして食べるとおいしさが引き立つ野菜です。夏の食卓に欠かせない野菜ですが、SNSでは「キュウリおいしいけど、栄養ないしな……」「確かキュウリって栄養ないんだっけ」「キュウリは栄養ゼロって聞いたよ」「キュウリなんて栄養ないじゃん、水分だけじゃん」「キュウリは栄養ないですし食べなくて大丈夫です」といった声が少なくなく、「栄養がない野菜」と認識している人が一定数いることがうかがえます。

 実は信じている人が多い「キュウリ栄養ゼロ説」……実際はどうなのでしょうか。キュウリには本当に栄養がないのか、管理栄養士の岸百合恵さんに教えていただきました。

栄養が「ないわけではない」

 キュウリは「黄瓜(きうり)」が語源といわれており、完熟すると黄色くなるところを、実が成熟しないうちに収穫したウリ科の野菜です。日本での代表的な品種は、皮が薄く濃い緑色をしていて、果肉が柔らかい「白いぼキュウリ。旬は6~8月の夏場ですが、冬も温室で栽培されているため、一年中流通しています。

 食卓に並ぶ機会も多く、なじみ深いキュウリですが、「栄養がない野菜」といううわさがまことしやかに流れているようです。キュウリには本当に栄養がないのか――。結論から言いますと、「キュウリには栄養がない」というのは事実ではありません。

 確かにキュウリは、ギネスブックに「Least calorific fruit」と掲載されています。ただ、これは直訳すると、「最も熱量(カロリー)が低い果実」という意味です。この話が誤解され、「最も栄養が少ない野菜」と広まってしまったといわれています。そのため、「栄養がない」というのは誤解なのです。

 誤解だったとはいえ、「栄養がない」という話がここまで広まってしまったのは、カロリーが低いことに加え、実の中身の色が白いこと、味が薄いといったことも要因かもしれません。また、野菜には「トマト=リコピン」「ゴボウ=食物繊維」といったようにイメージしやすい栄養素があるものですが、キュウリについてはそれが思いつきにくいことも、「栄養がない」というイメージにつながっているのではないでしょうか。

「じゃあ実際のところ、キュウリにはどんな栄養素が含まれているの?」と気になる人もいると思います。

 先述したように、キュウリは「栄養がないわけではない」のですが、約95%が水分で構成されているため、実際のところ「豊富に栄養がある」とも言えません。しかしその中でも、ナトリウム(塩分)を排出する役割や利尿作用があり、むくみの解消にも効果的な「カリウム」と、体の酸化を防いだり、コラーゲン生成を助けたりする働きにより免疫力アップに貢献する「ビタミンC」が比較的多く含まれています。Bカロテンや食物繊維も含んでいます。

 キュウリを食べる最大のメリットとしては、ほとんどが水分であるがゆえに、熱中症対策に重要な水分摂取ができること、そしてカリウムも含まれているため、失われやすい「ミネラル」が同時に摂取できることでしょう。最近では、脂肪を分解する酵素「ホスホリパーゼ」がキュウリに含まれていることから、ダイエット効果も期待できると注目されています。

 そんなキュウリの栄養を効率よく摂取できる、おすすめの食べ方をご紹介しましょう。

 キュウリの栄養成分は、「加熱をしない」ことで効率よく摂取できます。ビタミンCやホスホリパーゼは加熱に弱いため、生で食べるのがおすすめです。ただし、ビタミンCは水溶性なので、さっと水洗いする程度にしましょう。

 キュウリの皮に含まれるβカロテンは、油と合わせることで吸収されやすくなります。カロリーは増えますが、生食の際は油入りのドレッシングを使うとよいでしょう。

 ちなみに、キュウリを食べるときに「塩もみ」をする人も多いと思いますが、塩もみをしても栄養価は大きく変わることはありません。そのため、味を染み込みやすくしたり、水っぽくなるのを防いだりするために、料理によっては塩もみをしておくとよいでしょう。

 また、ぬか漬けにすると塩分が少し多くなってしまいますが、ぬかに含まれる栄養素が浸透し、ビタミンB1やB6、カリウム、ビタミンKといった栄養価アップが期待できるほか、ぬか床の乳酸菌やキュウリに含まれる食物繊維の効果で、腸内環境の改善に役立つという面もあります。

 摂取したい栄養素に合わせて、キュウリのおいしい食べ方のレパートリーを増やしていけるとよいですね。

オトナンサー編集部

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