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JR東日本「異例の指定席」ダイヤ改正で消滅!「重宝されている」のに…急行時代から36年の車両、交代で“フツーの席”に

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「快速」に指定席 乗車時間は「のぞみ」並み

 JR東日本が2026年3月14日のダイヤ改正を機に、快速の定期列車で異例の指定席を廃止。岩手県内の釜石線と東北本線を走る快速「はまゆり」の指定席です。

Large figure1 gallery152026年3月14日のダイヤ改正前、JR釜石線遠野駅に停車中の快速「はまゆり」キハ110系(大塚圭一郎撮影)

「はまゆり」は釜石(釜石市)―盛岡間を1日に3往復しており、うち花巻(花巻市)と盛岡の間は東北本線に乗り入れます。3両編成で、盛岡側の先頭となる1号車と中間の2号車が自由席、3号車が指定席となっています。指定席は通路を挟んで左右2列ずつあり、背もたれが倒れるリクライニング座席です。背もたれの後ろ側には折りたたみ式のテーブルも付いています。

「はまゆり」に全区間乗ると所要時間が2時間10分―2時間半程度と、東海道新幹線「のぞみ」の品川―新大阪間に匹敵します。指定席券は通常期で530円(最繁忙期は400円増し、繁忙期は200円増し、閑散期は200円引き)と手ごろなため、地元住民は「指定席は確実に座りたい利用者から重宝されており、乗車する時にはかなり埋まっていた」と証言します。

 それでは、なぜ指定席は廃止されたのでしょうか。釜石線で現在主力となっているディーゼル車両キハ100・110系が老朽化しているのに伴い、3月14日のダイヤ改正で新型車両HB-E220系に統一するためです。

 HB-E220系はディーゼルエンジンで発電した電気と、蓄電池(バッテリー)に充電された電気を組み合わせてモーターを回して走り、省エネルギー化できるのが特色です。ただ、全ての座席が壁を背にしたロングシートです。

「はまゆり」は指定席を含めてキハ110系のため置き換え対象となり、前身の急行「陸中」時代から続いてきた指定席は消滅。「はまゆり」はHB-E220系で引き続き1日3往復するものの、自由席だけの2両編成となります。

あのキハ110系に踊る「指定席」の電光表示

 筆者(大塚圭一郎:共同通信社経済部次長)がダイヤ改正の数日前に乗った盛岡発釜石行き「はまゆり」53号は、指定席がキハ110-1でした。これは急行「陸中」用として1990年に製造され、急行列車の用途で新造された車両としては最後の部類だとされます。

 面白いのは、当初の方向幕から改造された側面の電光表示に「指定席」と記すことで、自由席利用者が誤って乗るのを防いでいることです。車内の壁にも、緑色に白抜きで「指定席 RESERVED」と書いたプレートが取り付けられていました。

 一方、1・2号車の車体側面の電光表示には「自由席」の文字が躍り、車内の壁には青色に白抜きで「自由席 NON-RESERVED」と書いたプレートが差し込まれていました。中央部には通路を挟んで1列と2列のクロスシートが並び、端はロングシートでした。

 貴重な快速の指定席、それもリクライニング座席が幕を下ろす直前だけに、指定席の利用者には葬式鉄を含めて“鉄分”高めの人が一部いることは想定内でした。指定券を買って乗り込むと、実際には鉄道旅行を楽しむツアーの参加者を含めて“鉄分”がまん延しており、行き着いたのはぴったりの光景でした。

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」のモチーフになった路線

「はまゆり」は花巻から満を持して釜石線へ。全長90.2kmの全線が単線の非電化路線で、宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」のモチーフとなった岩手軽便鉄道を前身としているため「銀河ドリームライン」の愛称を持ちます。

Large figure2 gallery162026年3月14日のダイヤ改正前、キハ100系の普通列車(大塚圭一郎撮影)

 釜石線では蒸気機関車(SL)「C58形239号機」を動態復元して客車を牽く「SL銀河」が2014年4月から週末を中心に運行されましたが、客車の老朽化を理由として2023年6月に運行を終えました。23年12月以降は、ハイブリッド気動車HB-E300系を使った観光列車「ひなび(陽旅)」が一部の日程に乗り入れています。

「はまゆり」の釜石線に入って最初の停車駅は新花巻(花巻市)。平面にある1面1線のプラットホームだけの簡素な駅ですが、東京から新幹線で訪れる旅行者の多くはここで乗り換えます。指定席は窓際が全て埋まり、通路側もかなり埋まりました。

 土沢(花巻市)に続いて止まった宮守(遠野市)は、1面2線の島式ホーム。ここで釜石発盛岡行き「はまゆり」54号との行き違いです。

右側の窓側が満席だった理由

 続く遠野(遠野市)は4分停車し、釜石発花巻行き普通のキハ100系が到着した後に出発しました。途中の上有住(住田町)を通過した後、筆者は釜石線の車窓のヤマ場をしかと眺めるために進行方向左側の席を立ちました。

Large figure3 gallery17JR釜石線の陸中大橋駅付近。これから進む線路を見下ろせる(大塚圭一郎撮影)

 この眺望は進行方向の右側に現れます。ところが右側の窓際座席が満席だったため、右側の扉の窓から眺めることにしました。

 釜石線の最大の見せ場と言っても過言ではないヤマ場は、仙人峠を越えるための「オメガループ」です。上有住―陸中大橋(釜石市)間にある全長1280m、半径250mのヘアピンカーブで、「Ω(オメガ)」字状なのでそう呼ばれます。高低差が大きく、鉄道が苦手な急勾配を避けて距離を稼ぐために採用された線形を、右側の窓から“味わう”ことができます。

 第一大橋トンネル(長さ116m)を抜けると、中仙人沢に架かる鬼ケ沢橋梁を渡ります。右手の眼下には線路が延びており、特徴的な陸中大橋駅舎が見えました。すると、曲線を描きながら下る第二大橋トンネル(長さ1280m)の暗闇に吸い込まれました。

 トンネルを抜けて現れたのは、陸中大橋の1面2線の島式ホームでした。右手には赤いトラス橋があり、それが先ほど列車で通過した鬼ケ沢橋梁でした。HB-E220系は全席がロングシートの上、窓も決して大きくはないため、花巻などから釜石へ向かう場合には進行方向右側のロングシートで体をよじりながら窓外を眺めることになりそうです。

「はまゆり」は甲子川を渡ると、三陸鉄道との接続駅でもある終着の釜石へ定刻の13時57分に滑り込みました。利用者たちは下車後も、引退を惜しむようにキハ110系の姿をしきりと撮影していました。

 しきりとシャッターを切られる列車の奥には、煙突から白煙を立ち上らせる日本製鉄の北日本製鉄所釜石地区がそびえています。“鉄分”がたっぷりの乗客たちを歓迎してくれた終点は、正真正銘の「鉄のまち」でした。

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