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「歩行者優先の意識が低いです」大使館も注意喚起する国、その危険な実態とは? 日本と同じ左側通行 でも全然違う!

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  • 乗りものニュース
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日本と同じ左側通行のタイですが、じつは歩行者優先の意識が希薄で、信号を無視するクルマや歩道を走るバイクが日常的に存在。日本国大使館も注意喚起している危険な交通事情があります。

日本とは大きく異なる歩行者への意識

「歩行者優先の意識が低いため、道路を横断する際には、たとえ青信号であっても左右の安全を十分に確認する」
「歩道であっても、バイクが走行してくることがあるため、いわゆる歩きスマホ等は避け、周囲への注意を怠らない」

Large figure1 gallery6バンコク市街の渋滞。ここまで車道が詰まると、歩道を走り出すバイクは増えてくる(植村祐介撮影)

 海外では、現地の日本大使館が旅行者向けに、こうした注意喚起を発信している場合があります。上記は在タイ日本国大使館の「安全の手引き 令和6(2024)年版」にある「歩行者の留意事項」の一節です。「歩行者優先の意識が低い」国の交通ルールの実態とは、どのようなものなのでしょうか。

 こうした現地の交通の“慣習的なルール”は、たとえば車道でのクルマの右側/左側通行といった法律に定められたルール以上に、海外旅行では気を付けなければならない場面が多々あります。慣習的なルールを知らないと、とくに交通弱者である歩行者にとって、事故に遭うリスクを大きく高めます。

 日本にも近く、人気の渡航先の上位でもあるタイは、日本と同じくクルマは左側通行で、かつ日本車も数多く走っていることから、街を歩いていても、交通の流れにそれほど違和感はありません。ただ、そうした見た目とは大きく異なる交通の実態が、タイにはあります。それは「ドライバーに“歩行者優先の意識”が希薄なこと」です。

 こう聞くと、「日本でも、信号のない横断歩道で待っていても無視して通過するクルマは少なくないから、大差ないじゃない?」と思われるかもしれませんが、しかし、人々の意識のレベルに大きな差があります。

 そのレベルの違いがはっきりわかるのが、首都バンコクで最近増えてきた、ボタン操作によって作動する歩行者用信号が設置された横断歩道です。

 日本人の感覚では、ボタンを押して歩行者用の信号が青になれば、車道側の信号は赤なので、安心して渡れると思いがちです。しかし実際には、すべてのクルマやバイクが、車道側の赤信号を守ってくれるわけではありません。歩行者用の信号だけを見て車道に足を踏み出すと、最悪の場合、クルマやバイクなどに突っ込まれます。

 こうした思わぬクルマやバイクとの衝突事故は、十字路や三叉路でも、別の形で起こり得ます。

 バンコク市街では、ルール上もしくは慣習上、たとえ車道側の信号が赤でもクルマの左折が認められているところが少なくありません。そうした交差点のうち、とくに歩行者用の信号が設置されていないところで、歩行者が自分の進行する方向の車道側の青信号だけを見て歩き出すと、赤信号を進んできた左折車との接触の可能性が高くなるのです。

そもそも横断歩道が少ない! 改善もしない?

 じつはタイでは、交差点に歩行者用の信号の設置が進んだのは近年になってのことで、それまで歩行者は大きな交差点であっても、車道側の信号を頼りに、クルマの流れを見ながら横断歩道を渡る例が少なくありませんでした。大通りを渡る横断歩道が数百メートルにわたって無く、流れるクルマの切れ目を縫うように車道を横切らなければならないケースも多々ありました。

Large figure2 gallery7この交差点には「常時左折可(レオサーイファントロウ)」というタイ語の標識があるが、そうした標識がなくても赤信号で多くのクルマやバイクが左折する交差点もある(植村祐介撮影)

 そのため、地元の歩行者は「クルマに対しての十分以上の注意」があり、またドライバーには「歩行者がクルマをしっかり見ている」という意識が根付いていたことは否めないでしょう。そんな交通環境を持つ街で、日本と同様に信号だけを見て、「クルマが止まるだろう」と信じて行動してしまうことはあまりにも危険なのです。

 また、バンコク市街では、渋滞する車道を避けるバイクが歩道に上がってきて走る例が珍しくありません。しかもこのとき、徐行することなく、スラロームのように人を縫うように進むことさえあります。逆走で歩道を走行することもあります。

 そのため、歩きスマホやヘッドホンで周囲の音を遮断しての歩行は、ふとした方向転換で走ってくるバイクと衝突する可能性があります。

 ではこうした「クルマやバイクによる信号無視」や「歩道を走るバイク」という、日本では考えられない状況は、今後、改善する方向に進んでいくのでしょうか。

 残念ながら、すぐに改善する見込みは薄いと考えられます。タイの警察は飲酒運転についての検問(ならびに薬物犯罪の摘発)には積極的に取り組む姿勢が見られますが、クルマによる横断歩行者の妨害、バイクの歩道走行については、警官がすぐそばにいても、多くの場合、アクションを起こす様子はありません。

 こうした慣習的なルールについては、不合理であってもある部分「仕方ないもの」ととらえ、観光客である私たちが”郷に従う”と考えるべきでしょう。

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