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タイムマシンにプラレール!? カメラ展「CP+ 2026」に登場したユニークな被写体たち 性能を見せる“仕掛け”が進化

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タムロンブースにはタイムマシンが…!

 パシフィコ横浜(横浜市西区)で2026年2月26日~3月1日に開催された写真・映像の総合展示会「CP+ 2026」では、国内外のカメラ・レンズメーカーが、自慢の各種製品を展示していました。

Large figure1 gallery7タムロンブースに展示されたタイムマシンのレプリカ(布留川 司撮影)

 しかし近年のCP+は、ただ実物を展示するだけでなく、実際に撮影体験を楽しんでもらうための、ユニークな被写体が用意されています。今年はどのような内容だったのでしょうか。

 レンズメーカーのタムロンは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場するタイムマシンを展示し、試写の被写体として活用していました。このタイムマシンは映画の配給会社が所有する複数あるレプリカのうちの1台で、展示場所の背景には、1作目で登場する裁判所の書き割りまで用意されていました。

 タムロンのスタッフに今回のコラボレーションの理由を聞くと、同社が2025年で創業75周年を迎え、そのテーマとして「Focus on the future(未来に目を向ける)」を打ち出しており、フューチャーの部分を映画タイトルやタイムマシンに掛けたためだそうです。

 いずれにしても、タイムスリップ映画の金字塔である『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の存在は、カメラの被写体としてはもちろん、多くの来場者を引きつける目玉となったのは間違いないようです。

プラレールにミニカー おもちゃを被写体にする理由とは

 おもちゃメーカーのタカラトミーが展示した、プラレールの巨大ジオラマも注目を浴びていました。

Large figure2 gallery8ソニーブースに展示されたミニコース。2台のミニカーが走行し、カメラのAFや連写性能を試す格好の被写体となっていた(布留川 司撮影)

 昨年は11m×5mの展示台の上に、7000個以上のレールや橋脚パーツを使って組み上げられていたジオラマですが、今年はその1.3倍の大きさに拡張され、特に子どもや家族連れからは大好評でした。走るプラレール車両を実際の鉄道撮影に見立てて撮る技巧派な人もおり、それぞれのスタイルでこの展示を楽しんでいました。

 おもちゃを被写体にする展示はソニーでも行われており、同社のブースではミニサーキットを走る模型自動車が展示されていました。コースはアップダウンやバンクコーナーのあるオーバルコースで、そこを2台のミニカーが走っており、これをデジタルカメラで撮影することで、オートフォーカス性能や連写性能を試せます。

 ミニカーは20~30km/h程度とされていますが、手のひらサイズの車体をカメラで追いかけるのは簡単なことではなく、カメラ性能を試すにはお手軽で効果的な被写体といえるかもしれません。

 展示会といえば、展示された製品をスタッフが解説するというのがこれまでのスタイルでした。しかし、スマートフォンの普及によって撮影という行為を誰もが日常的に行えるようになり、機材へのこだわりや撮影への思い入れが希薄になったともいえるでしょう。これらのユニークな被写体は、来場者にとっては撮影の面白さを実感するきっかけとなったはずです。

 また、CP+のような展示会において、カメラ業界も製品の性能で競い合うのではなく、撮影すること自体を楽しむ体験を提案するようになったのは、業界全体の方向性に変化が出てきた証しではないでしょうか。

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